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公開番号2024018659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022122115
出願日2022-07-29
発明の名称光脱毛器
出願人個人
代理人個人,個人
主分類A61N 5/06 20060101AFI20240201BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】光脱毛器の照射部位を視認することなく、また、使用する際の姿勢に関係なく要脱毛対象皮膚部に皮膚障害や熱傷が生起される虞の低い光脱毛器を提供する。
【解決手段】キセノンランプからの照射光を要脱毛皮膚部に照射して毛根蛋白質部の熱変性を生起し、毛の成長を阻害することにより脱毛するように構成した光照射脱毛機能部1と、照射光の照射口に張設してキセノンランプ光を透過照射するサファイアガラス体と、サファイアガラス体の裏面側の左右側面に当接してサファイアガラス体を冷却する冷却ユニット6と、冷却ユニットに連設した排熱伝導体65と、排熱伝導体の後方自由端に連設して冷却ユニットからの伝導熱を放熱するためのラジエータ部66と、より構成したことを特徴とする光脱毛器M。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
キセノンランプからの照射光を要脱毛皮膚部に照射して毛根蛋白質部の熱変性を生起し、毛の成長を阻害することにより脱毛するように構成した光照射脱毛機能部と、
照射光の照射口に張設してキセノンランプ光を透過照射するサファイアガラス体と、
前記サファイアガラス体の裏面側の左右側面に当接してサファイアガラス体を冷却する冷却ユニットと、
前記冷却ユニットに連設した排熱伝導体と、
前記排熱伝導体の後方自由端に連設して冷却ユニットからの伝導熱を放熱するためのラジエータ部と、
より構成したことを特徴とする光脱毛器。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記冷却ユニットは、前記サファイアガラス体を冷却するための冷却機能性のペルチェ素子プレートと、冷却機能性の前記ペルチェ素子プレートの対側に位置する加熱機能性のペルチェ素子体と、を有し、前記ペルチェ素子体に生起される熱を前記排熱伝導体を通じて前記ラジエータ部に伝熱する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の光脱毛器。
【請求項3】
前記サファイアガラス体を前記光照射脱毛機能部の前端部に突設したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光脱毛器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光を照射して脱毛処理を行う光脱毛器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、毛根のメラニン色素に反応する光を照射して脱毛を促す光脱毛(フラッシュ脱毛)が行われている。
【0003】
光脱毛(フラッシュ脱毛)は、皮膚に照射された光エネルギーが毛根及び毛根周辺のメラニン色素に吸収されて熱エネルギーに変換され、その熱エネルギーが毛根を昇温し、毛根を構成するたんぱく質を熱変性させることで毛の再生を抑制するというものである。
【0004】
光脱毛に使用される光脱毛器は、脱毛用の光源が内蔵されており、光脱毛器に設けた照射窓を介して脱毛器本体の外部に脱毛に必要な光が放射されるように構成されている。施術者は、脱毛器本体を把持し、照射窓を脱毛対象領域に接触させた状態で脱毛器本体の把持部に設けた照射ボタンを押下することにより脱毛器本体に内蔵した光源を発光し、毛根の基部に位置する毛球(毛乳頭および毛母細胞、等)に熱ダメージを与え、弱らせることで脱毛を促す。
【0005】
このようなことから、光脱毛(フラッシュ脱毛)では、毛根部分の発熱により生じる脱毛対象領域の皮膚障害(痛み、腫れ、炎症、発疹等)や熱傷が問題となる。光脱毛時における脱毛対象領域の皮膚障害や熱傷を防止するためには、脱毛対象領域を冷却することが効果的であり、このような冷却機構としては、特許文献1に記載のものが知られている。
【0006】
特許文献1には、略中央部に光源の光を透過させる開口部を有する上側基板を備えたペルチェモジュールを脱毛対象領域である肌との接触面として設け、この開口部を通じて脱毛対象領域に光源からのレーザー光を照射することで脱毛可能な皮膚治療装置が開示されている。この開口部の下部には、透明な下側基板を配設しており、開口部を有する上側基板と透明な下側基板を熱電変換素子で連結し、両基板間に直流電流を流すことにより、下側基板をペルチェモジュールの冷却側として機能させる。この光脱毛器は、ペルチェモジュールの冷却側である下側基板を脱毛対象領域に接触させ、脱毛対象領域を冷却しつつ光脱毛を実施する。これにより、特許文献1の光脱毛器は、脱毛対象領域に皮膚障害や熱傷等が生起される虞を可及的に低減しつつ脱毛できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2004-215837号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の光脱毛器では、下側基板を冷却するため、常にペルチェユニットに通電されている。そのため、ペルチェユニットの上側基板側は、常に加熱状態となる。加熱された上側基板からは常に熱が放出されており、上側基板周辺の暖められた空気の対流や上側基板からの熱放射により上側基板の上方が暖められる。
従来の光脱毛器は、脱毛対象領域を視認しつつ光脱毛を実施するため、上側基板の開口部の上方にレーザー光の照射部を配設している。そのため、従来の光脱毛器は、連続して長時間使用すると上側基板の上方に位置する照射部が常時加熱状態となる。特に、照射部には脱毛対象領域に焦点が合うようにレーザー光の光路を調節する集光用のレンズが配設されており、光脱毛器を使用する度に光学部品が熱収縮すると光路が乱れて所望の脱毛効果を生起できない虞があった。
また、従来の光脱毛器は、光の照射方向を上向きとした場合、上側基板の熱放射により皮膚を冷却する下側基板があたためられ、脱毛対象領域を効率的に冷却することができなかった。このように、従来の光脱毛器は、使用する際の姿勢によって、脱毛対象領域に対する冷却性能に影響を及ぼす虞があった。
【0009】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、光脱毛器の照射部位を視認することなく、また、使用する際の姿勢に関係なく要脱毛対象皮膚部に皮膚障害や熱傷が生起される虞の低い光脱毛器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の態様は、キセノンランプからの照射光を要脱毛皮膚部に照射して毛根蛋白質部の熱変性を生起し、毛の成長を阻害することにより脱毛するように構成した光照射脱毛機能部と、照射光の照射口に張設してキセノンランプ光を透過照射するサファイアガラス体と、前記サファイアガラス体の裏面側の左右側面に当接してサファイアガラス体を冷却可能な冷却ユニットと、前記冷却ユニットに連設した排熱伝導体と、前記排熱伝導体の後方自由端に連設して冷却ユニットからの伝導熱を放熱するためのラジエータ部と、を有する光脱毛器である。
(【0011】以降は省略されています)

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