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公開番号2024057207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163781
出願日2022-10-12
発明の名称プロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 21/14 20060101AFI20240417BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】プロジェクターの照明光学系の省スペース化を図る。
【解決手段】本開示のプロジェクターは、第1光を射出する光源と、第1光の一部を第2光に変換し、第1光及び第2光を射出する波長変換装置と、第1光及び第2光が入射し、第2光を、第3光と第4光とに分離する色分離素子と、色分離素子から射出された第1光及び第3光を変調する第1光変調装置と、色分離素子から射出された第4光を変調する第2光変調装置と、第1光変調装置及び第2光変調装置の各々によって変調された画像光を合成する色合成素子と、を備える。波長変換装置の回転基板の第1面及び第2面のうち少なくとも一方の面において、円周方向に沿って、所定の領域に第1光を第2光に変換する波長変換層が設けられ、波長変換層と重ならない領域に第1光を拡散させる拡散層が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1波長の第1光を射出する光源と、
前記第1光の一部を前記第1波長とは異なる第2波長の第2光に変換し、前記第1光及び前記第2光を射出する波長変換装置と、
前記第1光及び前記第2光が入射し、前記第2光を、前記第1波長及び前記第2波長とは異なる第3波長の第3光と、前記第1波長、前記第2波長及び前記第3波長とは異なる第4波長の第4光とに分離する色分離素子と、
前記色分離素子から射出された前記第1光及び前記第3光を変調する第1光変調装置と、
前記色分離素子から射出された前記第4光を変調する第2光変調装置と、
前記第1光変調装置及び前記第2光変調装置の各々によって変調された画像光を合成する色合成素子と、
を備え、
前記波長変換装置は、
第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有する回転基板と、
前記第1面及び前記第2面のうち少なくとも一方の面において円周方向に沿って設けられ、前記第1光を前記第2光に変換する波長変換層と、
前記回転基板の回転軸に沿って見て前記波長変換層と重ならない領域に設けられ、前記第1光を拡散させる拡散層と、
を有し、
前記波長変換装置は、前記第1面及び前記第2面のうち一方の面側から前記第1光を受光し、前記第1面及び前記第2面のうち他方の面側から前記第1光及び前記第2光を射出する、
プロジェクター。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記第1光変調装置が前記第1光を変調する第1タイミングは、前記第1光変調装置が前記第3光を変調するとともに前記第2光変調装置が前記第4光を変調する第2タイミングとは異なる、
請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項3】
前記第1光は青色光であり、前記第3光は緑色光であり、前記第4光は赤色光であり、
前記色分離素子は、前記第1光及び前記第3光を前記第1光変調装置に射出し、前記第4光を前記第2光変調装置に射出する、
請求項1又は2に記載のプロジェクター。
【請求項4】
前記第1光は青色光であり、前記第3光は緑色光であり、前記第4光は赤色光であり、
前記色分離素子は、前記第1光及び前記第4光を前記第1光変調装置に射出し、前記第3光を前記第2光変調装置に射出する、
請求項1又は2に記載のプロジェクター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクターに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
プロジェクターは、光源から射出された互いに異なる色の光を光変調装置で画像情報に応じて変調し、変調後の複数の色の光を合成して投射レンズによってスクリーンに投射し、スクリーン上に画像を表示する。
【0003】
例えば、特許文献1には、3つの液晶パネルを備えたプロジェクターが開示されている。特許文献1のプロジェクターの3つの液晶パネルは、光の3原色に対応する光変調装置である。特許文献1のプロジェクターでは、レーザー光源から射出された青色光の一部は、第1のダイクロイックミラー及び蛍光ホイールを通り、2枚の反射ミラーによって反射され、青色用の液晶パネルに入射し、青色の画像光に変調される。レーザー光源から射出された青色光の残りの少なくとも一部は、蛍光ホイールに配置された蛍光体に励起光として入射する。蛍光体から蛍光として発せられた黄色光は、第1のダイクロイックミラーによって反射され、第2のダイクロイックミラーによって赤色光と緑色光とに分かれる。第2のダイクロイックミラーで反射された緑色光は、青色光を反射する2枚の反射ミラーとは別の1枚の反射ミラーによって反射され、緑色用の液晶パネルに入射し、緑色の画像光に変調される。ダイクロイックミラーを透過した赤色光は、緑色光を反射する1枚の反射ミラーとはさらに別の1枚の反射ミラーによって反射され、赤色用の液晶パネルに入射し、赤色の画像光に変調される。3つの液晶パネルで生成された3色の画像光は、互いに異なる側面からクロスダイクロイックミラーに入射し、合成され、投射レンズによって拡大投射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/025351号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1に開示されているプロジェクターでは、蛍光ホイールから青色用の液晶パネルまでの青色光の経路の距離と、蛍光ホイールから緑色用の液晶パネルまでの緑色光の経路の距離と、蛍光ホイールから赤色用の液晶パネルまでの赤色光の経路の距離とは、互いに等しい。このように蛍光ホイールからクロスダイクロイックミラーまでの照明光学系において、ダイクロイックミラーや反射ミラーを含む多数の光学部品を配置するためのスペースが必要である。そのため、特許文献1に開示されているプロジェクターを含む従来のプロジェクターでは、照明光学系の省スペース化及びプロジェクター全体の小型化が難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様のプロジェクターは、第1波長の第1光を射出する光源と、第1光の一部を第1波長とは異なる第2波長の第2光に変換し、第1光及び第2光を射出する波長変換装置と、第1光及び第2光が入射し、第2光を、第1波長及び第2波長とは異なる第3波長の第3光と、第1波長、第2波長及び第3波長とは異なる第4波長の第4光とに分離する色分離素子と、色分離素子から射出された第1光及び第3光を変調する第1光変調装置と、色分離素子から射出された第4光を変調する第2光変調装置と、第1光変調装置及び第2光変調装置の各々によって変調された画像光を合成する色合成素子と、を備える。波長変換装置は、第1面及び第1面とは反対側の第2面を有する回転基板と、第1面及び第2面のうち少なくとも一方の面において円周方向に沿って設けられ、第1光を第2光に変換する波長変換層と、回転基板の回転軸に沿って見て波長変換層と重ならない領域に設けられ、第1光を拡散させる拡散層と、を有する。波長変換装置は、第1面及び第2面のうち一方の面側から第1光を受光し、第1面及び第2面のうち他方の面側から第1光及び第2光を射出する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態のプロジェクターの概略図である。
図1のプロジェクターが備える光源装置の波長変換装置の平面図である。
図1のプロジェクターの波長変換装置から射出される黄色光及び青色光の光強度の時間変化を表す模式図である。
図2の波長変換装置の平面図である。
図2の波長変換装置の平面図である。
本発明の一実施形態の第1変形例のプロジェクターの波長変換装置の平面図である。
図6の波長変換装置をC2-C2線で矢視した断面図である。
本発明の一実施形態の第2変形例のプロジェクターの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の各図面では、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺が変更されている場合がある。
【0009】
以下、本発明の一実施形態について、図1から図4を参照して説明する。
【0010】
(プロジェクター)
図1は、本実施形態のプロジェクター601の構成を示す概略図である。プロジェクター601は、光変調装置として液晶パネルが用いられている画像表示装置である。図1に示すように、プロジェクター601は、光源装置10と、画像光生成装置100Aと、制御装置200と、を備える。光源装置10と、画像光生成装置100Aは、プロジェクター601の不図示の外装体の内部空間に配置されている。プロジェクター601は、外部の不図示の画像入力装置から入力される画像信号に応じた画像光をスクリーンSCRに向けて投射し、スクリーンSCR上に拡大した画像を表示する装置である。不図示の画像入力装置は、例えばパーソナルコンピューターである。
(【0011】以降は省略されています)

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