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公開番号2024056431
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163297
出願日2022-10-11
発明の名称音響制御装置
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04R 3/00 20060101AFI20240416BHJP(電気通信技術)
要約【課題】非対称R2Rスピーカにおいて、2つのスピーカの位相の差を小さくすること。
【解決手段】実施形態のオーディオアンプは、音源信号に基づき、第1のスピーカを駆動させる第1の駆動信号と、第1のスピーカと背面同士が対向するように設けられ、第1のスピーカより出力可能な音量が小さい第2のスピーカを駆動させる第2の駆動信号と、を生成する。オーディオアンプは、第2のスピーカが出力可能な音量に応じて、第1の駆動信号の生成に用いる音源信号の音量を閾値以下に制限する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
音源信号に基づき、第1のスピーカを駆動させる第1の駆動信号と、前記第1のスピーカと背面同士が対向するように設けられ、前記第1のスピーカより出力可能な音量が小さい第2のスピーカを駆動させる第2の駆動信号と、
を生成するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記第2のスピーカが出力可能な音量に応じて、前記第1の駆動信号の生成に用いる前記音源信号の音量を閾値以下に制限する、
音響制御装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記第2のスピーカは、前記第1のスピーカと形状、重量、物質特性の内、少なくとも1つが異なる
請求項1に記載の音響制御装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記制限する処理において、入力された音源信号の音量が閾値を超えているか否かを判定し、前記音量が前記閾値を超えている場合、前記音量を前記閾値に等しい値に制限する処理を行う
請求項1に記載の音響制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは
前記音源信号の制限された音量に応じて、前記第1のスピーカ及び前記第2のスピーカのいずれとも異なる第3のスピーカを駆動させる第3の駆動信号を生成する
請求項1に記載の音響制御装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記第3のスピーカを駆動させる第3の駆動信号を構成する周波数の基本周波数の整数倍の周波数の補強信号を生成し、前記補強信号を前記第3の駆動信号に重畳させて出力する
請求項4に記載の音響制御装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
車両の中央よりも後方に備えられたR2Rスピーカに対して、前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号を出力し、
前記車両の中央より後方の側面に備えられたスピーカ、及び前記車両の中央より前方の側面に備えられたスピーカを含む前記第3のスピーカに対して、前記第3の駆動信号を出力する
請求項4に記載の音響制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音響制御装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
スピーカは、振動板が前後に動くことによる空気振動によって音を発生させる構造を持つ。その際、動きの反作用により、磁器回路及びフレームが少なからず動くことから、正確な振動板振動に対し不要振動(歪み)が生じる。さらに、そのような不要振動がスピーカに固定された周囲の部材に伝わり、異音を発生させることがある。
【0003】
これに対し、磁気回路の背面側に装着した重りにより、磁気回路の振動を抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
さらに、対向する同形状のスピーカを同相信号で駆動し、振動を打ち消すR2R(Rear to Rear)方式が知られている(例えば、非特許文献1を参照)。また、R2R方式を構成するそれぞれのスピーカを、ユニットと呼ぶ場合がある。また、R2R方式によって構成された2つのスピーカを、R2Rスピーカと呼ぶ場合がある。
【0005】
R2R方式によれば、ユニットの駆動振動及び空気圧変動を互いにキャンセルでき、筐体からの異音の発生を防止できる。
【0006】
R2R方式には、他にも「背面対向構造」、「Dual Opposed」、「Force Cancelling」等の呼び名がある。また、R2R方式は、ホーム用のスピーカシステムで採用される場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2002-152884号公報
【非特許文献】
【0008】
デンソーテン、「TD316SWMK2」、[online]、[2022年7月11日検索]、インターネット(https://www.eclipse-td.com/products/td316swmk2/index.html)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
R2Rスピーカを小型化する目的で、スピーカ同士を異なる形状にすることが考えられる。この場合の2つのスピーカを、非対称R2Rスピーカと呼ぶ。
【0010】
しかしながら、非対称R2Rスピーカにおいては、スピーカの物理的な特性が互いに異なるため、精度良く振動をキャンセルできない場合がある。特に、音量が大きいほど、2つのスピーカの位相の差が大きくなることがある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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