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公開番号2024055779
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023149277
出願日2023-09-14
発明の名称レジスト材料及びパターン形成方法
出願人信越化学工業株式会社
代理人弁理士法人英明国際特許事務所
主分類G03F 7/004 20060101AFI20240411BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】高感度であり、LWR及びCDUが改善されたレジスト材料、並びにこれを用いるパターン形成方法を提供する。
【解決手段】ヨウ素原子が結合した炭素原子を有するスルホン酸アニオンと下記式(1)で表されるスルホニウムカチオンとからなるスルホニウム塩を含むレジスト材料。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024055779000150.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">38</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">94</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ヨウ素原子が結合した炭素原子を有するスルホン酸アニオンと下記式(1)で表されるスルホニウムカチオンとからなるスルホニウム塩を含む酸発生剤を含むレジスト材料。
TIFF
2024055779000146.tif
38
94
(式中、p、q及びrは、それぞれ独立に、0~3の整数であり、sは1又は2である。ただし、1≦r+s≦3である。

1
及びR
2
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、ニトロ基、シアノ基、-C(=O)-R
4
、-O-C(=O)-R
5
又は-O-R
5
である。

3
は、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、ニトロ基、シアノ基、-O-C(=O)-R
5
又は-O-R
5
である。

4
は、炭素数1~10のヒドロカルビル基、炭素数1~10のヒドロカルビルオキシ基又は-O-R
4A
であり、該ヒドロカルビル基及びヒドロカルビルオキシ基は、フッ素原子又はヒドロキシ基で置換されていてもよい。R
4A
は、酸不安定基である。

5
は、炭素数1~10のヒドロカルビル基である。
Lは、単結合、エーテル結合、カルボニル基、-N(R)-、スルフィド結合又はスルホニル基である。Rは、水素原子又は炭素数1~6の飽和ヒドロカルビル基である。)
続きを表示(約 3,200 文字)【請求項2】
前記ヨウ素原子が結合した炭素原子を有するスルホン酸アニオンが、下記式(2)-1で表されるものである請求項1記載のレジスト材料。
TIFF
2024055779000147.tif
26
92
(式中、p1は、1~3の整数である。q1は、1~5の整数であり、r1は、0~4の整数である。ただし、1≦q1+r1≦5である。

6
は、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ヨウ素原子以外のハロゲン原子若しくはアミノ基、若しくはハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ基若しくはエーテル結合を含んでいてもよい、炭素数1~20のヒドロカルビル基、炭素数1~20のヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~20のヒドロカルビルカルボニル基、炭素数2~10のヒドロカルビルオキシカルボニル基、炭素数2~20のヒドロカルビルカルボニルオキシ基若しくは炭素数1~20のヒドロカルビルスルホニルオキシ基、又は-N(R
6A
)(R
6B
)、-N(R
6C
)-C(=O)-R
6D
若しくは-N(R
6C
)-C(=O)-O-R
6D
である。R
6A
及びR
6B
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~6の飽和ヒドロカルビル基である。R
6C
は、水素原子又は炭素数1~6の飽和ヒドロカルビル基であり、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~6の飽和ヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニル基又は炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基を含んでいてもよい。R
6D
は、炭素数1~16の脂肪族ヒドロカルビル基、炭素数6~12のアリール基又は炭素数7~15のアラルキル基であり、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~6の飽和ヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニル基又は炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基を含んでいてもよい。

1
は、単結合、エーテル結合、アミド結合、ウレタン結合、エステル結合、又はエーテル結合若しくはエステル結合を含んでいてもよい炭素数1~6の飽和ヒドロカルビレン基である。

2
は、p1が1のときは単結合又は炭素数1~22の2価の連結基であり、p1が2又は3のときは炭素数1~22の(p1+1)価の連結基であり、該連結基は、酸素原子、硫黄原子、窒素原子又はハロゲン原子を含んでいてもよい。)
【請求項3】
前記ヨウ素原子が結合した炭素原子を有するスルホン酸アニオンが、下記式(2)-2で表されるものである請求項1記載のレジスト材料。
TIFF
2024055779000148.tif
27
92
(式中、p2は、1~3の整数である。q2は、1~5の整数であり、r2は、0~4の整数である。ただし、1≦q2+r2≦5である。

7
は、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ヨウ素原子以外のハロゲン原子若しくはアミノ基、若しくはハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ基若しくはエーテル結合を含んでいてもよい、炭素数1~20のヒドロカルビル基、炭素数1~20のヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~20のヒドロカルビルカルボニル基、炭素数2~10のヒドロカルビルオキシカルボニル基、炭素数2~20のヒドロカルビルカルボニルオキシ基若しくは炭素数1~20のヒドロカルビルスルホニルオキシ基、又は-N(R
7A
)(R
7B
)、-N(R
7C
)-C(=O)-R
7D
若しくは-N(R
7C
)-C(=O)-O-R
7D
である。R
7A
及びR
7B
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~6の飽和ヒドロカルビル基である。R
7C
は、水素原子又は炭素数1~6の飽和ヒドロカルビル基であり、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~6の飽和ヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニル基又は炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基を含んでいてもよい。R
7D
は、炭素数1~16の脂肪族ヒドロカルビル基、炭素数6~12のアリール基又は炭素数7~15のアラルキル基であり、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~6の飽和ヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニル基又は炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基を含んでいてもよい。

3
は、単結合、エーテル結合、アミド結合、ウレタン結合、エステル結合、又はエーテル結合若しくはエステル結合を含んでいてもよい炭素数1~6の飽和ヒドロカルビレン基である。

4
は、p2が1のときは単結合又は炭素数1~20の2価の連結基であり、p2が2又は3のときは炭素数1~20の(p2+1)価の連結基であり、該連結基は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を含んでいてもよい。
Rf
1
~Rf
4
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又はトリフルオロメチル基であるが、少なくとも1つはフッ素原子又はトリフルオロメチル基である。また、Rf
1
とRf
2
とが合わさってカルボニル基を形成してもよい。)
【請求項4】
更に、ベースポリマーを含む請求項1記載のレジスト材料。
【請求項5】
前記ベースポリマーが、更に、下記式(a1)又は(a2)で表される繰り返し単位を含む請求項4記載のレジスト材料。
TIFF
2024055779000149.tif
52
75
(式中、R
A
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。

1
は、単結合、フェニレン基若しくはナフチレン基、又はエステル結合、エーテル結合及びラクトン環から選ばれる少なくとも1種を含む炭素数1~12の連結基である。

2
は、単結合又はエステル結合である。

3
は、単結合、エーテル結合又はエステル結合である。

11
及びR
12
は、それぞれ独立に、酸不安定基である。

13
は、炭素数1~4の飽和ヒドロカルビル基、ハロゲン原子、炭素数2~5の飽和ヒドロカルビルカルボニル基、シアノ基又は炭素数2~5の飽和ヒドロカルビルオキシカルボニル基である。

14
は、単結合又は炭素数1~6のアルカンジイル基であり、該アルカンジイル基は、エーテル結合又はエステル結合を含んでいてもよい。
aは、0~4の整数である。)
【請求項6】
化学増幅ポジ型レジスト材料である請求項5記載のレジスト材料。
【請求項7】
前記ベースポリマーが、酸不安定基を含まないものである請求項4記載のレジスト材料。
【請求項8】
化学増幅ネガ型レジスト材料である請求項7記載のレジスト材料。
【請求項9】
更に、有機溶剤を含む請求項1記載のレジスト材料。
【請求項10】
更に、クエンチャーを含む請求項1記載のレジスト材料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト材料及びパターン形成方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
LSIの高集積化と高速度化に伴い、パターンルールの微細化が急速に進んでいる。5Gの高速通信と人工知能(artificial intelligence、AI)の普及が進み、これを処理するための高性能デバイスが必要とされているためである。最先端の微細化技術としては、波長13.5nmの極端紫外線(EUV)リソグラフィーによる5nmノードのデバイスの量産が行われている。更には、次世代の3nmノード、次次世代の2nmノードデバイスにおいてもEUVリソグラフィーを用いた検討が進められており、ベルギーのIMECは1nmと0.7nmのデバイス開発を表明している。
【0003】
微細化の進行とともに酸の拡散による像のぼけが問題になっている。寸法サイズ45nm以降の微細パターンでの解像性を確保するためには、従来提案されている溶解コントラストの向上だけでなく、酸拡散の制御が重要であることが提案されている(非特許文献1)。しかしながら、化学増幅レジスト材料は、酸の拡散によって感度とコントラストを上げているため、ポストエクスポージャーベーク(PEB)温度を下げたり、時間を短くしたりして酸拡散を極限まで抑えようとすると、感度とコントラストが著しく低下する。
【0004】
感度、解像度及びエッジラフネス(LWR)のトライアングルトレードオフの関係が示されている。解像度を向上させるためには酸拡散を抑えることが必要であるが、酸拡散距離が短くなると感度が低下する。
【0005】
バルキーな酸が発生する酸発生剤を添加して酸拡散を抑えることは有効である。そこで、重合性不飽和結合を有するオニウム塩に由来する繰り返し単位をポリマーに含ませることが提案されている。このとき、ポリマーは、酸発生剤としても機能する(ポリマーバウンド型酸発生剤)。特許文献1には、特定のスルホン酸を発生する重合性不飽和結合を有するスルホニウム塩やヨードニウム塩が提案されている。特許文献2には、スルホン酸が主鎖に直結したスルホニウム塩が提案されている。
【0006】
特定のフルオロスルホン酸を発生するフェニルジベンゾチオフェニウムカチオンを有するスルホニウム塩が添加されたレジスト材料が提案されている(特許文献3~5)。フェニルジベンゾチオフェニウムカチオンは、環の歪みにより分解効率が高く、環構造により酸拡散制御能が高い。しかしながら、より一層の高感度かつ低酸拡散の特性を得るためには、更に高い分解効率と低酸拡散な特性が必要である。
【0007】
アニオンにヨウ素原子を有するオニウム塩を含むレジスト材料が提案されている(特許文献6~10)。ヨウ素原子はEUV光に強い吸収を有し、これによって酸発生の効率及びコントラストが向上する。酸発生の効率及びコントラストが向上すると、高感度、高解像度、かつ寸法均一性(CDU)が良好なレジストパターンを形成できる。この出願が嚆矢となり、ヨウ素原子を含む酸発生剤の提案が相次いでいる(特許文献11~16)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2006-45311号公報
特開2006-178317号公報
特開2020-75919号公報
特開2021-35935号公報
特開2021-35936号公報
特開2018-5224号公報
特開2018-25789号公報
特開2018-155902号公報
特開2018-155908号公報
特開2018-159744号公報
特開2019-94323号公報
特開2020-181064号公報
特開2021-187843号公報
特開2020-187844号公報
特開2022-75556号公報
特開2022-77892号公報
【非特許文献】
【0009】
SPIE Vol. 6520 65203L-1 (2007)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従来のレジスト材料よりも高感度で、かつラインパターンのLWR及びホールパターンのCDUを改善することが可能なレジスト材料の開発が望まれている。
(【0011】以降は省略されています)

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