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公開番号2024055351
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162196
出願日2022-10-07
発明の名称ロータリーダンパ
出願人株式会社ソミックマネージメントホールディングス
代理人弁理士法人センダ国際特許事務所
主分類F16F 9/14 20060101AFI20240411BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ロータリーダンパの性能を安定させる。
【解決手段】本発明は、オイルが注入される油室(30)と、軸部(21)から突出し、油室(30)に設置されるベーン(22)を備え、ベーン(22)が、ベーン(22)に作用するオイルの圧力を利用して、ベーン(22)を油室(30)の端壁の一方に当接させる手段(40)を有することを特徴とするロータリーダンパを提供する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
オイルが注入される油室と、軸部から突出し、前記油室に設置されるベーンを備え、前記ベーンが、前記ベーンに作用する前記オイルの圧力を利用して、前記ベーンを前記油室の端壁の一方に当接させる手段を有することを特徴とするロータリーダンパ。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記手段が、前記ベーンの前記オイルを加圧する面の一部又は全部に形成される斜面であることを特徴とする請求項1に記載のロータリーダンパ。
【請求項3】
前記軸部が、大径部と、前記大径部よりも小さい外径を有する小径部を有し、前記ベーンが、前記大径部と前記小径部の両方から突出していることを特徴とする請求項1に記載のロータリーダンパ。
【請求項4】
前記軸部が、大径部と、前記大径部よりも小さい外径を有する小径部を有し、前記ベーンが、前記大径部と前記小径部の両方から突出し、前記手段が、前記大径部又は前記小径部から突出する前記ベーンの前記オイルを加圧する面に形成される斜面であることを特徴とする請求項1に記載のロータリーダンパ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリーダンパに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、オイルが注入される油室と、軸部から突出し、前記油室に設置されるベーンを備えるロータリーダンパが知られている。
【0003】
例えば、下記特許文献1に開示されたロータリーダンパは、油室の中にオイルが注入されると共に、軸部から突出するベーンが設置されている。前記軸部の一端側には、第1Oリングが設置され、前記軸部の他端側には、第2Oリングが設置されている。しかしながら、前記ベーンの軸方向長さは、前記油室の軸方向長さよりも短いため、前記油室の一端を閉塞する第1端壁と前記ベーンとの間及び/又は前記油室の他端を閉塞する第2端壁と前記ベーンとの間に隙間が形成される。一方、第1及び第2Oリングは外力によって変形するため、前記軸部が、前記隙間によって、軸方向にスライドし得る。したがって、従来のロータリーダンパでは、前記軸部が回転する毎に、前記ベーンの軸方向における位置が様々に変化し得る。
【0004】
図9を参照すると、油室の中には、ベーン(V)で仕切られた2つの室(C1,C2)が形成されている。ベーン(V)が第1室(C1)のオイルを加圧するときは、第1室(C1)の圧力が上昇し、第2室(C2)の圧力が低下する。第1端壁(W1)とベーン(V)との間に形成される隙間(H1)と、第2端壁(W2)とベーン(V)との間に形成される隙間(H2)の関係が、H1<H2又はH1>H2の場合は、H1=H2の場合よりも第1室(C1)の圧力と第2室(C2)の圧力の差が小さい。したがって、軸部が回転する毎に、ベーン(V)の軸方向における位置が様々に変化すると、前記圧力差が変化するため、ロータリーダンパの性能が安定しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-005883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、ロータリーダンパの性能を安定させることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は、オイルが注入される油室と、軸部から突出し、前記油室に設置されるベーンを備え、前記ベーンが、前記ベーンに作用する前記オイルの圧力を利用して、前記ベーンを前記油室の端壁の一方に当接させる手段を有することを特徴とするロータリーダンパを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ベーンが、前記ベーンに作用するオイルの圧力を利用して、前記ベーンを油室の端壁の一方に当接させる手段を有するため、軸部の回転時に、前記ベーンが前記端壁の一方に当接し、前記端壁の一方と前記ベーンとの間の隙間をなくすことが可能である。したがって、前記軸部が回転する毎に、前記ベーンの軸方向における位置が変化しない。よって、ロータリーダンパの性能を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施例1に係るロータリーダンパの断面図である。
図2は、図1のA-A部断面図である。
図3は、実施例1で採用したローターの斜視図である。
図4は、実施例1で採用した手段の作用を説明するための模式図である。
図5は、実施例2で採用したローターの斜視図である。
図6は、実施例2で採用した手段の作用を説明するための模式図である。
図7は、実施例3で採用したローターの斜視図である。
図8は、実施例4で採用したローターの斜視図である。
図9は、従来技術を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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