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公開番号2024053989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160545
出願日2022-10-04
発明の名称サンダ
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類B24B 55/10 20060101AFI20240409BHJP(研削;研磨)
要約【課題】研磨作業によって発生する粉塵がサンダから外部へ飛散することによる、作業環境の悪化を抑制する。
【解決手段】サンダは、モータと、出力シャフトと、研磨部と、研磨部の上側に配置された集塵ファンと、集塵ファンの上側に配置されたモータ冷却ファンと、ハウジングと、カバー部とを備える。ハウジングは、モータ冷却ファンの排気風をハウジング内からハウジング外へ排出する、少なくとも1つの通気孔を有する。カバー部は、ハウジングの外側に配置され、少なくとも1つの通気孔から離間した状態で少なくとも1つの通気孔を覆うように構成されている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
サンダであって、
モータと、
上下方向に延在し前記モータによって回転可能な出力シャフトと、
前記出力シャフトに動作可能に連結され前記モータによって駆動されるように構成された研磨部と、
前記出力シャフトを周方向に取り囲むように前記出力シャフトに対して固定された集塵ファンと、
前記上下方向において前記集塵ファンに対して前記研磨部の配置された側を前記サンダの下側、前記下側の反対側を前記サンダの上側と定義したとき、前記上下方向において前記集塵ファンに対し前記上側に配置されたモータ冷却ファンと、
前記研磨部の前記上側に配置されて前記モータと前記モータ冷却ファンと前記集塵ファンと前記出力シャフトの少なくとも一部とを収容するハウジングであって、前記モータ冷却ファンの排気風を前記ハウジング内から前記ハウジング外へ排出する、少なくとも1つの通気孔を有する、ハウジングと、
前記ハウジングの外側に配置され、前記少なくとも1つの通気孔から離間した状態で前記少なくとも1つの通気孔を覆う、カバー部と、を備える、サンダ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載のサンダであって、
前記カバー部は、
前記少なくとも1つの通気孔よりも前記上側で前記ハウジングと接続する、第1部分と、
前記ハウジングから離間し、前記第1部分よりも前記下側で前記上下方向に延在する、第2部分と、を有する、サンダ。
【請求項3】
請求項2に記載のサンダであって、
前記研磨部は、前記上下方向に貫通する吸塵孔を有し、
前記ハウジングは、前記研磨部の上面と対向する下壁であって、前記ハウジングの内部と前記吸塵孔とを連通する下部開口を有する、下壁を備え、
前記第2部分の下端は、前記上下方向において、前記ハウジングの前記下壁と前記研磨部の前記上面との間に位置し、
前記サンダは、更に、前記第2部分と前記ハウジングの外表面とで規定される第1流路と、前記ハウジングの前記下壁と前記研磨部の前記上面とで規定される第2流路とを有し、
前記第1流路は、前記第2流路を介して、前記吸塵孔と連通する、サンダ。
【請求項4】
請求項3に記載のサンダであって更に、
前記第2部分の前記下端は、前記上下方向において前記研磨部の前記上面と離間している、サンダ。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のサンダであって、
前記少なくとも1つの通気孔は、前記上下方向における前記モータ冷却ファンと略同じ位置であって、前記モータ冷却ファンの径方向外側の位置に、設けられている、サンダ。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のサンダであって、
前記少なくとも1つの通気孔は、複数の通気孔であり、
前記カバー部は、前記ハウジングの外形状に沿って形成されている、サンダ。
【請求項7】
請求項6に記載のサンダであって、
前記ハウジングに接続され前記上下方向に交差する方向へ延在する粉塵排出部を更に備え、
前記ハウジングにおける、前記粉塵排出部との接続部分を除いた部分は、前記上下方向に直交する断面において、前記出力シャフトの軸を中心とした円弧状に形成され、
前記複数の通気孔は、前記ハウジングに円弧状に並んで配置されており、
前記カバー部は、前記ハウジングを覆う、ドーム形状である、サンダ。
【請求項8】
請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のサンダであって、
前記モータ冷却ファンと前記集塵ファンとは、一体に形成されている、サンダ。
【請求項9】
請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載のサンダであって、
前記カバー部は、前記ハウジングと別部材として形成されている、サンダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、サンダに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
集塵用や冷却用のファンを備えたサンダが知られている。例えば、特許文献1には、パッドを駆動するモータと、モータの回転軸とは別に設けられてパッドが取り付けられる出力軸と、出力軸に設けられたファンとを備えるサンダが記載されている。作業者は、パッドに装着されたサンディングペーパーを加工材に押し付けることによって、研磨作業を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-129016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
研磨作業によって発生する粉塵がサンダから外部へ飛散すると、作業環境が悪化する虞がある。そのため、作業環境を良好に維持する技術が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、サンダが提供される。前記サンダは、モータと、出力シャフトと、研磨部と、集塵ファンと、モータ冷却ファンと、ハウジングと、カバー部とを備える。前記出力シャフトは、上下方向に延在し、前記モータによって回転可能に構成されている。前記研磨部は、前記出力シャフトに動作可能に連結され、前記モータによって駆動されるように構成されている。前記集塵ファンは、前記出力シャフトを周方向に取り囲むように、前記出力シャフトに対して固定されている。前記上下方向において前記集塵ファンに対して前記研磨部の配置された側を前記サンダの下側、前記下側の反対側を前記サンダの上側と定義したとき、前記モータ冷却ファンは、前記上下方向において、前記集塵ファンに対し前記上側に配置されている。前記ハウジングは、前記研磨部の前記上側に配置されている。前記ハウジングは、前記モータと、前記モータ冷却ファンと、前記集塵ファンと、前記出力シャフトの少なくとも一部と、を収容可能に構成されている。前記ハウジングは、更に、前記モータ冷却ファンの排気風を、前記ハウジング内から前記ハウジング外へ排出する、少なくとも1つの通気孔を有する。前記カバーは、前記ハウジングの外側に配置されている。前記カバーは、前記少なくとも1つの通気孔から離間した状態で、前記少なくとも1つの通気孔を覆うように構成されている。
【0006】
この態様によれば、通気孔から排出されるモータ冷却風(モータ冷却ファンの排気風)に粉塵が混入していても、該粉塵が作業環境へ飛散することを抑制できる。そのため、作業環境を良好に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
サンダ1の外観斜視図である。
サンダ1の側面図である。
サンダ1の上面図である。
サンダ1の下面図である。
カバー90が装着されていないサンダ1の外観斜視図である。
カバー90が装着されていないサンダ1の側面図である。
カバー90が装着されていないサンダ1の上面図である。
図3におけるVIII-VIII断面図である。
図3におけるIX-IX断面図である。
図9の部分断面図であり、ファン収容部23、研磨部50及びカバー90によって生成される気流を説明するための図である。
図3におけるXI-XI断面図である。
図2におけるXII-XII断面図である。
舌部80周辺を平面P1に向けて投影した場合のイメージ図である。
比較例における舌部80N周辺を平面P1に向けて投影した場合のイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の非限定的な一実施形態において、前記カバー部は、第1部分と第2部分とを有していてもよい。前記第1部分は、前記少なくとも1つの通気孔よりも前記上側で、前記ハウジングと接続(接触)するように形成されていてもよい。前記第2部分は、前記ハウジングから離間し、前記第1部分よりも前記下側で前記上下方向に延在するように形成されていてもよい。
この形態によれば、通気孔から排出された粉塵を、通気孔から下側へ導くことができる。そのため、粉塵が作業者側へ飛散することを抑制できる。
【0009】
上記実施形態に加え、あるいは上記実施形態に代えて、前記研磨部は、前記上下方向に貫通する吸塵孔を有していてもよい。前記ハウジングは、前記研磨部の上面と対向する下壁を備えていてもよい。前記下壁は、前記ハウジングの内部と前記吸塵孔とを連通する下部開口を有していてもよい。前記第2部分の下端は、前記上下方向において、前記ハウジングの前記下壁と前記研磨部の前記上面との間に位置していてもよい。前記サンダは、更に、第1流路と、第2流路とを有していてもよい。前記第1流路は、前記第2部分と前記ハウジングの外表面とで規定されてもよい。前記第2流路は、前記ハウジングの前記下壁と前記研磨部の前記上面とで規定されてもよい。前記第1流路は、前記第2流路を介して、前記吸塵孔と連通してもよい。
この形態によれば、第1流路は、第2流路を介して吸塵孔及びハウジングの下部開口に連通している。そのため、少なくとも1つの通気孔から排出された粉塵は、集塵ファンによって生成される、吸塵孔からハウジングの下部開口へ向かう気流に引き寄せられる。したがって、モータ冷却風に混入した粉塵が、作業者側へ飛散することをより抑制できる。更に、集塵ファンによって生成される気流に、少なくとも1つの通気孔から排出されたモータ冷却風が加わるので、集塵のための気流を大きくすることができる。その結果、集塵効率を向上できる。
【0010】
上記実施形態に加え、あるいは上記実施形態に代えて、前記第2部分の前記下端は、前記上下方向において前記研磨部の前記上面と離間していてもよい。
この形態によれば、吸塵孔からハウジングの下部開口へ向かう気流が弱くなった場合には、少なくとも1つの通気孔から排出されるモータ冷却風は、カバー部(第2部分)の下端と研磨部の上面とが離間した部分から、カバー部の外側へ排出され得る。そのため、モータの冷却効率を維持できる。
(【0011】以降は省略されています)

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