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公開番号2024043556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-01
出願番号2022148659
出願日2022-09-19
発明の名称切削方法
出願人株式会社ディスコ
代理人個人
主分類B24B 49/12 20060101AFI20240325BHJP(研削;研磨)
要約【課題】切削ブレードの破損に伴って生じ得る保持テーブルの保持面の傷や異物の存在といった異常を検出し、さらなる不具合の発生を回避するための新規な技術を提案する。
【解決手段】切削ブレードの破損を検出するブレード破損検出器を有した切削ユニットと、保持テーブルの保持面を撮像可能な撮像カメラと、を備えた切削装置で被加工物を切削する切削方法であって、保持テーブルで保持された被加工物を切削ブレードで切削する切削ステップと、ブレード破損検出器で切削ブレードの破損を検出した際に保持テーブルから被加工物を搬出する搬出ステップと、搬出ステップの後、破損した切削ブレードを他の切削ブレードと交換するブレード交換ステップと、搬出ステップを実施した後、ブレード交換ステップを実施する前または後に、保持テーブルの保持面を撮像カメラで撮像し、保持面の異常の有無を確認する保持面確認ステップと、を備えた切削方法とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
被加工物を保持する保持面を有した保持テーブルと、該保持テーブルで保持された被加工物を切削する切削ブレードが装着されるスピンドルと該スピンドルに装着された切削ブレードの破損を検出するブレード破損検出器とを有した切削ユニットと、該保持テーブルの該保持面を撮像可能な撮像カメラと、を備えた切削装置で被加工物を切削する切削方法であって、
該保持テーブルで保持された被加工物を該切削ブレードで切削する切削ステップと、
該ブレード破損検出器で該切削ブレードの破損を検出した際に該保持テーブルから被加工物を搬出する搬出ステップと、
該搬出ステップを実施した後、該スピンドルに装着された破損した切削ブレードを他の切削ブレードと交換するブレード交換ステップと、
該搬出ステップを実施した後、該ブレード交換ステップを実施する前または後に、該保持テーブルの該保持面を該撮像カメラで撮像し、該保持面の異常の有無を確認する保持面確認ステップと、を備えた切削方法。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
該ブレード破損検出器で該切削ブレードの破損を検出した際に、該切削ブレードの該保持面内における位置を破損位置として記憶する破損位置記憶ステップと、
該切削ステップを実施する前に、該保持面確認ステップで該撮像カメラにて撮像する撮像範囲を設定する撮像範囲設定ステップと、を備え、
該保持面確認ステップでは、該破損位置と該撮像範囲をもとに撮像を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の切削方法。
【請求項3】
該保持面確認ステップにおいて該保持面に異常が有る場合に、警告を発信する警告発信ステップ、を更に備えた、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の切削方法。
【請求項4】
該保持面確認ステップで該保持面に異常が無い場合に、該保持テーブルに被加工物を搬入する搬入ステップと、
該搬入ステップを実施した後に該保持テーブルで保持された該被加工物を該ブレード交換ステップによって新たに装着された切削ブレードで切削する切削再開ステップと、を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の切削方法。
【請求項5】
該切削装置は、該スピンドルに装着される切削ブレードを交換するブレード交換装置を備え、
該ブレード交換ステップでは該ブレード交換装置が切削ブレードを交換する、
備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の切削方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切削ブレードを備えた切削装置で被加工物を切削する切削方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に開示される切削装置のように、切削ブレードは被加工物の切削に伴い摩耗するため、定期的に交換する必要がある。また、切削ブレードが被加工物の切削中に破損した場合も切削ブレードを交換する必要がある。
【0003】
特許文献1では、自動で切削ブレードを交換するためのブレード交換装置が開示されている。このようなブレード交換装置によれば、作業者の手作業による切削ブレードの交換によって、切削ブレードを破損させてしまう不具合をなくすことができる。
【0004】
他方、例えば、特許文献2に開示されるように、被加工物の切削中に切削ブレードが破損したことを検出できるブレード破損検出器が知られている。
【0005】
ブレード破損検出器とブレード交換装置が搭載された切削装置では、ブレード破損検出器で切削ブレードの破損を検出すると、ブレード交換装置が破損したブレードを新品の切削ブレードに交換して被加工物の切削を再開する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-030669号公報
特開2016-007673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
切削装置において、被加工物の切削中に切削ブレードが破損した場合には、切削ブレードの破片が保持テーブルに突き刺さり、傷をつけることがある。また、切削ブレードの破片が保持テーブルに突き刺さったままとなることもある。
【0008】
そして、保持テーブルの保持面に傷やブレード破片の突き刺さりのような異物がある状態で、ブレード交換装置が自動で切削ブレードを交換し、被加工物の加工を再開してしまうと、傷や異物を介して被加工物を保持テーブルで保持したまま加工が開始されてしまう。
【0009】
保持テーブルの保持面に傷(凹部)があると、凹部では被加工物が局所的に支持されていないため、局所的に支持されていない領域で切削による欠けやクラックが生じるおそれがある。
【0010】
また、保持テーブルの保持面にブレード片などの異物がある状態では、被加工物と保持テーブルの間に異物を挟み込んだ状態で被加工物が保持されるため、被加工物が保持される際に被加工物が撓みや押圧によって破損したり、切削ブレードで異物を切削してブレード破損が生じるおそれもある。
(【0011】以降は省略されています)

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