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公開番号2024052295
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158900
出願日2022-09-30
発明の名称オリフィス機構及びガス発生装置
出願人大陽日酸株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16L 55/00 20060101AFI20240404BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】簡便な構造で流路断面積を可変とするオリフィス機構を提供する。
【解決手段】配管接続用の継手60間に挟み入れて使用されるオリフィス機構10は、軸と、軸が延びる軸方向に沿って重ね合わせられ、それぞれが1つ以上の孔を有するとともに、それぞれの中心部に軸が貫通する軸穴を有する複数のオリフィス12とを備える。複数のオリフィス12は、少なくとも1つのオリフィス12が軸を中心に回転操作されて当該少なくとも1つのオリフィス12の回転角が変更されることにより、開口率が変化する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
配管接続用の継手間に挟み入れて使用されるオリフィス機構であって、
軸と、
前記軸が延びる軸方向に沿って重ね合わせられ、それぞれが1つ以上の孔を有するとともに、それぞれの中心部に前記軸が貫通する軸穴を有する複数のオリフィスであり、少なくとも1つのオリフィスが前記軸を中心に回転操作されて当該少なくとも1つのオリフィスの回転角が変更されることにより、開口率が変化する複数のオリフィスと
を備えるオリフィス機構。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記複数のオリフィスは、互いに形状及び大きさが共通する請求項1に記載のオリフィス機構。
【請求項3】
前記少なくとも1つのオリフィスの外周縁から前記軸方向に直交する径方向に延びる持ち手を更に備える請求項1に記載のオリフィス機構。
【請求項4】
前記少なくとも1つのオリフィスは、外周面に前記回転角を表す目盛を有する請求項1に記載のオリフィス機構。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のオリフィス機構を備えるガス発生装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、オリフィス機構及びガス発生装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
流路断面積を可変とするオリフィスの構造として、特許文献1に開示されているような、火力発電所の配管に使用されるシャッター式の構造、及び特許文献2に開示されているような、上下水道に使用される多孔式流量調節弁の構造が知られている。特許文献3に開示されているような、フランジ間に固定オリフィスと可動オリフィスとを配置し、可動オリフィスを回転させることにより、両オリフィスを貫通する孔の形状あるいは大きさを変えることができる構造も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-156414号公報
特開2003-207060号公報
特開2008-217278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
PSA式ガス発生装置においては、原料ガス又は製品ガスの流量変動時に最大流量を制限する目的、及び均圧時に流量を調整する目的でオリフィスが使用されている。「PSA」は、Pressure Swing Adsorption(圧力スイング吸着法)の略語である。オリフィスに開いている孔の径及び個数によって流量調整が行われ、それによって性能が左右されることが多いため、新規装置の製作の際には、様々な孔径及び孔個数の組合せを持つオリフィスの中から最適なものが選定される。しかしながら、どのようなオリフィスが最適かは、装置の設置環境によって変わってくる。そのため、工場における試運転時に最適なオリフィスを選定したとしても、それが装置納入場所の環境における最適なオリフィスとは異なる場合があり得る。装置納入場所で十分な性能が出ない場合には、オリフィスを交換して性能の向上を図る必要が生じ得る。
【0005】
一般的に、オリフィスは、金属板を溶断して切り出した後に孔を規定個数開け、更にその後に面取りをして製作される。オリフィスは、その構造の単純さに比して製作の工数がかかるので比較的高価である。そのため、各装置における最適なオリフィスを決定する場合、複数セットのオリフィスの製作が必要となり、費用がかさむことになる。
【0006】
オリフィスの交換時には、オリフィスを挟んでいるフランジのナットを緩めた後にオリフィスを外し、別のオリフィスを取り付けた後にフランジのナットを締めるが、オリフィスを外すときも、別のオリフィスを取り付けるときも、フランジを強く押し広げる必要がある。そのため、高所など、作業しにくい場所にあるオリフィスを交換する際は、交換の工数がかかる。
【0007】
上述の課題に対処するために、従来のような、流路断面積を可変とするオリフィスの構造を採用することが考えられる。しかしながら、特許文献1に開示されているようなシャッター式の構造、及び特許文献2に開示されているような流量調節弁の構造は、いずれも非常に複雑であり、製造コストが高い。しかも、大きさが大きいため、装置のコンパクトさを求められるPSA式ガス発生装置への採用は難しい。特許文献3に開示されているような構造でも、固定オリフィスをボルトで固定できるように加工し、大きさの異なる2つのオリフィスをフランジ間に嵌め込めるように加工し、またフランジと共通のボルトが通るように大きなオリフィスを作成する必要があるなど、製造上の手間及びコストがかかる。
【0008】
本開示の目的は、簡便な構造で流路断面積を可変とするオリフィス機構、又はそのオリフィス機構を備えるガス発生装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の幾つかの態様を以下に示す。
【0010】
[1]
配管接続用の継手間に挟み入れて使用されるオリフィス機構であって、
軸と、
前記軸が延びる軸方向に沿って重ね合わせられ、それぞれが1つ以上の孔を有するとともに、それぞれの中心部に前記軸が貫通する軸穴を有する複数のオリフィスであり、少なくとも1つのオリフィスが前記軸を中心に回転操作されて当該少なくとも1つのオリフィスの回転角が変更されることにより、開口率が変化する複数のオリフィスと
を備えるオリフィス機構。
(【0011】以降は省略されています)

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