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公開番号2024052057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158500
出願日2022-09-30
発明の名称燃料電池装置
出願人ダイニチ工業株式会社,京セラ株式会社
代理人個人
主分類H01M 8/04 20160101AFI20240404BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】簡易な方法で水抜き性能を向上する。
【解決手段】燃料電池装置10は、補機40(蓄熱タンク44、ラジエータ48、及び凝縮水タンク46)内の水をハウジング20の外部へ排水する排水機構70を有している。排水機構70は、ハウジング20に設けられたグロメット72と、一端部がハウジング20の外部に配置され且つ他端部が補機40に接続された第1ホース80A~第3ホース80Cを含んで構成され、第1ホース80A~第3ホース80Cは格納位置と引出位置との間で移動可能にグロメット72に支持されている。このため、水抜き作業時に、第1ホース80A~第3ホース80Cを引出位置に引出すことで、第1ホース80A~第3ホース80Cの一端部(水抜き栓84)をグロメット72よりも下側の位置に配置できる。したがって、第1ホース80A~第3ホース80C内の水を、効率よく流して、ハウジング20の外部へ排水できる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
酸素含有ガスと燃料ガスとで発電を行なう燃料電池と、
前記燃料電池において生成された排ガスと液体とで熱交換を行う熱交換器と、熱交換された液体を循環させる循環ラインと、を含んで構成された補機と、
前記燃料電池及び前記補機を収容するハウジングと、
前記補機に接続され、前記補機内の液体を前記ハウジングの外部へ排水する排水機構と、
を備え、
前記排水機構は、
前記ハウジングに設けられた支持部材と、
長尺状に形成され、一端部が前記ハウジングの外部に配置され且つ他端部が前記補機に接続され、長手方向に移動可能に前記支持部材に支持されると共に、操作されることで前記ハウジングの内部に格納された格納位置と前記格納位置から前記ハウジングの外側へ引出された引出位置との間で移動するホースと、
を備えた燃料電池装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記支持部材が、前記ハウジングにおける外周部の下端部に設けられている請求項1に記載の燃料電池装置。
【請求項3】
上下方向に直交する方向を第1方向とし、上下方向及び前記第1方向に直交する方向を第2方向として、
前記支持部材は、前記ハウジングの第1方向の一方側端部に設けられると共に、前記ホースが挿通される支持孔を有しており、
前記支持孔が、前記第2方向から見て、第1方向の一方側へ向かうに従い下側へ傾斜する方向に沿って貫通している請求項2に記載の燃料電池装置。
【請求項4】
前記第2方向から見て、水平方向に対する前記支持孔の軸線の角度が45度以下に設定されている請求項3に記載の燃料電池装置。
【請求項5】
前記ハウジングは、基礎部を介して設置部に設置されており、
前記引出位置において前記ホースの一端部が前記設置部に接しないように、前記引出位置における前記ホースの引出長さが設定されている請求項2~請求項4の何れか1項に記載の燃料電池装置。
【請求項6】
前記ホースは、
前記支持孔の軸方向に移動可能に挿入され、弾性及び可撓性を有するホース本体と、
前記ホース本体の一端部に設けられた水抜き栓と、
を含んで構成されており、
前記ホース本体の外径が、前記支持孔の内径よりも大きく設定されている請求項3に記載の燃料電池装置。
【請求項7】
前記水抜き栓は、前記格納位置において、前記支持孔に嵌入される被支持部を有しており、被支持部の外径が前記支持孔の内径よりも大きく設定されている請求項6に記載の燃料電池装置。
【請求項8】
前記ハウジングは、
前記ハウジングの下端部を構成すると共に、上下方向を板厚方向とするプレート状に形成され、外周部において上側へ屈曲されたフランジを有するベースと、
下端部が前記フランジに固定された外周壁と、
を含んで構成されており、
前記第1方向の一方側の前記フランジには、前記支持部材を取付けるための取付部が設けられており、前記取付部には、前記支持部材を取付ける取付孔が形成されている請求項3に記載の燃料電池装置。
【請求項9】
前記フランジは、
前記フランジの下部を構成し且つ前記第2方向から見て前記第1方向の一方側へ向かうに従い上側へ傾斜する傾斜フランジ部と、
前記フランジの上部を構成し、前記傾斜フランジ部の上端部から上側へ延出された上側フランジ部と、
を含んで構成されており、
前記取付部が前記傾斜フランジ部に設けられ、前記外周壁が前記上側フランジ部に固定されている請求項8に記載の燃料電池装置。
【請求項10】
前記ベースの前記第1方向の一端部には、前記取付部の前記第2方向の両側において、上側へ隆起された一対の絞り部が形成されている請求項8又は請求項9に記載の燃料電池装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の燃料電池装置では、ラジエータ(補機)の下流側に排水配管が接続されており、ラジエータの上流側には、気体導入部が接続されている。燃料電池装置の水抜き作業時には、気体導入部から空気を送り込むことで、ラジエータ内の水を排水配管のよって効率よく排水することができる。すなわち、燃料電池装置における水抜き性能を向上することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-68152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記燃料電池装置では、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、上記燃料電池装置では、気体導入部が、配管に接続される気体導入管及び止水栓を有しており、気体導入管の先端にポンプを接続する。そして、ポンプを作動させて、空気を気体導入管内に供給して、水抜き作業を行う。このため、上記燃料電池装置では、水抜き性能を向上できるものの、水抜き作業が煩雑になる可能性がある。したがって、燃料電池装置では、簡易な方法で水抜き性能を向上できる構造にすることが望ましい。
【0005】
本発明は、簡易な方法で水抜き性能を向上できる燃料電池装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1またはそれ以上の実施形態は、酸素含有ガスと燃料ガスとで発電を行なう燃料電池と、前記燃料電池において生成された排ガスと液体とで熱交換を行う熱交換器と、熱交換された液体を循環させる循環ラインと、を含んで構成された補機と、前記燃料電池及び前記補機を収容するハウジングと、前記補機に接続され、前記補機内の液体を前記ハウジングの外部へ排水する排水機構と、を備え、前記排水機構は、前記ハウジングに設けられた支持部材と、長尺状に形成され、一端部が前記ハウジングの外部に配置され且つ他端部が前記補機に接続され、長手方向に移動可能に前記支持部材に支持されると共に、操作されることで前記ハウジングの内部に格納された格納位置と前記格納位置から前記ハウジングの外側へ引出された引出位置との間で移動するホースと、を備えた燃料電池装置である。
【0007】
本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記支持部材が、前記ハウジングにおける外周部の下端部に設けられている燃料電池装置である。
【0008】
本発明の1またはそれ以上の実施形態は、上下方向に直交する方向を第1方向とし、上下方向及び前記第1方向に直交する方向を第2方向として、前記支持部材は、前記ハウジングの第1方向の一方側端部に設けられると共に、前記ホースが挿通される支持孔を有しており、前記支持孔が、前記第2方向から見て、第1方向の一方側へ向かうに従い下側へ傾斜する方向に沿って貫通している燃料電池装置である。
【0009】
本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記第2方向から見て、水平方向に対する前記支持孔の軸線の角度が45度以下に設定されている燃料電池装置である。
【0010】
本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記ハウジングは、基礎部を介して設置部に設置されており、前記引出位置において前記ホースの一端部が前記設置部に接しないように、前記引出位置における前記ホースの引出長さが設定されている燃料電池装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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