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公開番号2024049919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156436
出願日2022-09-29
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/16 20060101AFI20240403BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】簡易な構成で、ファンの振動がファンユニットからフレームへ伝播するのを抑制可能な画像形成装置の提供。
【解決手段】ファンユニット300は、第一ダクト部301と、第一ダクト部301と接続された第二ダクト部302とにより風路が形成されている。第一ダクト部301と第二ダクト部302とは、一方に設けられた接続突起部と他方に設けられた接続孔との間に微小な隙間を空けて嵌合されている。そして、第一ダクト部301はビス203により第一筐体101aに固定され、第二ダクト部302は突出支持ピン303が支持部材401に形成された丸孔に隙間嵌めされることによって支持部材401に支持される。さらに、支持部材401は弾性部材402を介して第一筐体101aに支持されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
記録材に画像を形成する画像形成プロセスの一部を実行するためのプロセス部材が支持されるフレームと、
気流を生じさせるファンと、前記ファンにより生じる気流を通す風路を形成するダクトとを有するファンユニットと、
前記フレームに弾性部材を介して支持された支持部材と、を備え、
前記ダクトは、第一ダクト部と、前記第一ダクト部と別体で、前記第一ダクト部と接続されることで前記第一ダクト部と共に前記風路を形成し、且つ、前記ファンが取り付けられた第二ダクト部とを有し、
前記第一ダクト部は、前記フレームに対して固定される固定部を有し、
第二ダクト部は、第一支持部を介して前記第一ダクト部に支持され、且つ、第二支持部を介して前記支持部材に支持されており、
前記第一支持部は、前記第一ダクト部と前記第二ダクト部との一方に設けられた第一突部と、他方に設けられて前記第一突部が挿入される第一孔部とを有し、
前記第一突部が前記第一孔部に挿入されることで前記第二ダクト部が前記第一ダクト部に支持され、
前記第二支持部は、前記第二ダクト部と前記支持部材との一方に設けられた第二突部と、他方に設けられて前記第二突部が隙間嵌めされる第二孔部を有し、
前記第二突部が前記第二孔部に隙間嵌めされることで、前記第二ダクト部が前記支持部材に支持される、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記ファンは、第一ファンであり、
前記第一ファンと所定方向に並べて配置され、前記第二ダクト部に取り付けられた第二ファンを備え、
前記固定部は、前記第一ダクト部の前記所定方向の一端側を前記フレームに固定し、
前記支持部材は、前記第二ダクト部よりも前記所定方向の他端側に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第二突部は、前記第二ダクト部の前記所定方向の他端部から前記所定方向に突出するように設けられ、
前記第二孔部は、前記支持部材に設けられ、
前記支持部材は、前記フレームに前記弾性部材を介して固定される支持部材側固定部と、前記所定方向に交差する方向に延設されて前記第二孔部が形成された延設部とを有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第一ダクト部は、前記所定方向の他端部から前記所定方向に突出するように設けられた位置決め突部を有し、
前記延設部は、前記位置決め突部が挿入される挿入孔を有し、
前記位置決め突部が前記挿入孔に挿入されることで、前記第一ダクト部の前記他端部が前記所定方向及び鉛直方向に交差する方向に関して位置決めされる、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第一突部及び前記第一孔部は、それぞれ複数あり、
前記複数の前記第一突部の前記複数の第一孔部に対するそれぞれの嵌合方向は、互いに略平行である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記ファンは、シロッコファンである、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記プロセス部材は、帯電された感光ドラムの表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する露光装置である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置は、例えば排熱、冷却、換気、粉塵捕集、記録材の吸引搬送等を行うために、筐体内に空気を流すファンユニットが設けられている。ファンユニットは空気の流れを生じさせるファンと、ファンの動作に伴い発生する気流を通す風路を形成するダクトを有している(特許文献1)。ファンユニットは、画像形成装置において筐体を構成する一部のフレームなどに支持されている。
【0003】
ただし、ファンの振動がファンユニットからフレームを介して感光体や露光装置などの機器に伝播すると、実際の画像位置が所望の画像位置からずれて視覚的なムラとなる画像不良が生じる虞がある。例えば、感光体へ静電潜像を形成する露光装置において、ファンの回転周期にあわせてレーザ光の経路を調整する反射ミラー等に振動が伝播されると、感光体に形成される静電潜像は所望の位置から周期的にずれてしまい得る。これは、記録材に対し周期的な画像不良(所謂バンディング)が生じる原因となる。
【0004】
そこで、特許文献1に記載の装置では、ファンを取り付けたダクトの一端側がフレームに固定され、ダクトの他端側が弾性部材を介してフレームに対し自由度を有して支持されている。こうすることで、ファンユニットの振動がフレームを介して露光装置などに伝播するのを抑制するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-217149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、最近では、画像形成装置における印刷速度の高速化に応じてファンユニットにも高い性能が求められ、高出力のファンを有するファンユニットが用いられる。高出力のファンは振動が大きく、それに伴いファンユニットの振動もより大きくなるが、特許文献1に記載のような従来の装置では、固定された一端側においてファンユニットからフレームへ振動が伝播する虞があった。そこで、より厚みのある弾性部材を用いたり、弾性部材の数を増やしたりすることが考えられるが、そうすると弾性部材の配置のために構成が複雑になるので好ましくない。
【0007】
本発明は上記問題に鑑み、簡易な構成で、ファンの振動がファンユニットからフレームへ伝播するのを抑制可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、記録材に画像を形成する画像形成プロセスの一部を実行するためのプロセス部材が支持されるフレームと、気流を生じさせるファンと、前記ファンにより生じる気流を通す風路を形成するダクトとを有するファンユニットと、前記フレームに弾性部材を介して支持された支持部材と、を備え、前記ダクトは、第一ダクト部と、前記第一ダクト部と別体で、前記第一ダクト部と接続されることで前記第一ダクト部と共に前記風路を形成し、且つ、前記ファンが取り付けられた第二ダクト部とを有し、前記第一ダクト部は、前記フレームに対して固定される固定部を有し、第二ダクト部は、第一支持部を介して前記第一ダクト部に支持され、且つ、第二支持部を介して前記支持部材に支持されており、前記第一支持部は、前記第一ダクト部と前記第二ダクト部との一方に設けられた第一突部と、他方に設けられて前記第一突部が挿入される第一孔部とを有し、前記第一突部が前記第一孔部に挿入されることで前記第二ダクト部が前記第一ダクト部に支持され、前記第二支持部は、前記第二ダクト部と前記支持部材との一方に設けられた第二突部と、他方に設けられて前記第二突部が隙間嵌めされる第二孔部を有し、前記第二突部が前記第二孔部に隙間嵌めされることで、前記第二ダクト部が前記支持部材に支持される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、簡易な構成で、ファンの振動がファンユニットからフレームへ伝播するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の画像形成装置を備えた画像形成システムを示す概略図。
第一筐体とファンユニットと露光装置を示す斜視図。
ファンユニットの支持構成を示す側面図。
支持部材を拡大して示す斜視図。
第一ダクトと第二ダクトとの第一支持部を示す断面図。
第一筐体とファンユニットと露光装置の従来例を示す斜視図。
ファンユニットの支持構成の従来例を示す側面図。
従来例におけるファンユニットからフレームを介した露光装置への振動伝播を示す上面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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