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公開番号2024049489
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155733
出願日2022-09-29
発明の名称液滴吐出制御装置
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240403BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インクジェットヘッド間のつなぎ目部分の画像性の低下を抑制することができる液滴吐出制御装置を提供する。
【解決手段】所定の吐出対象に液滴を吐出するノズルが鉛直方向に複数配列されたインクジェットヘッド16を鉛直方向に複数配列したラインヘッドと、ノズルからの液滴の吐出を制御する制御部50とを備え、制御部50が、鉛直方向に隣接するインクジェットヘッド16について、鉛直方向上側のインクジェットヘッド16のつなぎ目部分の少なくとも1つのノズルの吐出量を減少させ、鉛直方向下側のインクジェットヘッド16のつなぎ目部分の少なくとも1つのノズルの吐出量を増加させるよう制御する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
所定の吐出対象に液滴を吐出するノズルが鉛直方向に複数配列されたノズル群を鉛直方向に複数配列したヘッド部と、
前記ノズルからの液滴の吐出を制御する制御部とを備え、
前記制御部が、鉛直方向に隣接する前記ノズル群について、鉛直方向上側の前記ノズル群の前記つなぎ目部分の少なくとも1つのノズルの吐出量を減少させ、鉛直方向下側の前記ノズル群の前記つなぎ目部分の少なくとも1つのノズルの吐出量を増加させるよう制御する液滴吐出制御装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記制御部が、前記吐出媒体と前記ヘッド部との間隔に基づいて、前記鉛直方向上側の前記ノズル群の前記つなぎ目部分の少なくとも1つのノズルの吐出量の減少量と、鉛直方向下側の前記ノズル群の前記つなぎ目部分の少なくとも1つのノズルの吐出量の増加量とを変更する請求項1記載の液滴吐出制御装置。
【請求項3】
前記制御部が、前記鉛直方向上側のノズル群を制御するためのドットデータを前記鉛直方向下側のノズル群を制御するためのドットデータ側にシフトさせるまたは前記鉛直方向下側のノズル群を制御するためのドットデータを前記鉛直方向上側のノズル群を制御するためのドットデータ側にシフトさせる請求項1記載の液滴吐出制御装置。
【請求項4】
液滴を吐出するノズルが鉛直方向に複数配列されたノズル群を鉛直方向に複数配列したヘッド部と、
ドットデータに基づいて、前記ノズルからの液滴の吐出を制御する制御部とを備え、
前記制御部が、鉛直方向に隣接する前記ノズル群について、鉛直方向上側のノズル群を制御するためのドットデータを鉛直方向下側のノズル群を制御するためのドットデータ側にシフトさせるまたは前記鉛直方向下側のノズル群を制御するためのドットデータを前記鉛直方向上側のノズル群を制御するためのドットデータ側にシフトさせる液滴吐出制御装置。
【請求項5】
前記制御部が、前記吐出対象と前記ヘッド部との間隔に基づいて、前記鉛直方向上側または前記鉛直方向下側のノズル群を制御するためのドットデータのシフト量を変更する請求項4記載の液滴吐出制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉛直方向に配列された複数のノズルから液滴を吐出する液滴吐出制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、印刷媒体に対してインクを吐出して印刷を施すインクジェット印刷装置が提案されている。
【0003】
インクジェット印刷装置としては、印刷面が水平となるように配置された印刷媒体に対して、鉛直方向上方からインクを吐出するインクジェット印刷装置だけでなく、印刷面が水平以外の方向となるように配置された印刷媒体に対して、印刷面に垂直な方向からインクを吐出して印刷を行うインクジェット印刷装置が提案されている。
【0004】
たとえば特許文献1および特許文献2には、鉛直方向の印刷面に対して水平方向にインクを吐出することによって印刷を行うインクジェット印刷装置が提案されている。
【0005】
そして、特許文献1では、1つのインクジェットヘッド内の共通液室を長手方向に分割し、その分割された共通液室それぞれに連通するサブタンクを設けることで、1つのインクジェットヘッド内のノズルにかかる水頭圧を概ね均等になるようにして、吐出の安定化を図ることが提案されている。
【0006】
また、特許文献2では、垂直に配置された複数のインクジェットヘッドのそれぞれに連通するサブタンクを設けることで、各インクジェットヘッドにかかる水頭圧を均等になるようにし、吐出の安定化を図ることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-240022号公報
特許第3909443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1では、分割された共通液室間のつなぎ目部分のノズルからの吐出について考慮されておらず、特許文献2ではインクジェットヘッド間のつなぎ目部分のノズルからの吐出について考慮されていない。すなわち、特許文献1および特許文献2のどちらの方法であっても、1つのインクジェットヘッド内での水頭差によるノズル間の圧力差は残ってしまう。これにより、図9に示すように、1つのインクジェットヘッド内の鉛直方向上側のノズルから吐出されたインクの落下距離と鉛直方向下側のノズルから吐出されたインクの落下距離とが異なることになる。この落下距離の差は、インクジェットヘッドと印刷媒体との間隔(ヘッドギャップ)が大きくなるほど顕著になる。なお、図9に示すようにインクのドロップ数が多いほど、落下距離は小さくなる傾向にある。
【0009】
したがって、たとえばインクジェットヘッドを鉛直方向に複数配列したインクジェット印刷装置の場合、インクジェットヘッド間のつなぎ目部分では、図10に示すように、上側のインクジェットヘッド100の下端部のノズルと下側のインクジェットヘッド101の上端部のノズルが隣接することになり、隣接するノズル圧の差が大きい箇所が存在する。
【0010】
このような場合に、つなぎ目部分のノズルから水平方向にインクを吐出させた場合、ノズル圧の違いによって印刷媒体に着弾した際の落下距離に差が生じる。つなぎ目部分の隣接するノズルにかかる圧力の差が大きい場合、つなぎ目部分で白筋が発生し、画像性の低下を招く。
(【0011】以降は省略されています)

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