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公開番号2024048845
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154970
出願日2022-09-28
発明の名称割付データ作成装置、割付データ作成方法、及びレーザ切断加工方法
出願人株式会社アマダ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B23K 26/38 20140101AFI20240402BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】外形線上にノッチ部を有する製品の加工において、加工後に製品を搬出する製品搬出装置との干渉を抑制する。
【解決手段】割付データ作成装置21は、レーザ切断加工を行う加工機50が材料200から製品100を切断する切断経路を割り付ける割付処理部21cを有する。割付処理部21cは、製品100の外形線110上にノッチ部111が含まれる場合に、ノッチ部111を外形線151に含む穴領域150を接続するためのジョイント170を、製品100及び残材210の一方に対して設定し、ジョイント170に応じて穴領域150の外形線151の一部が切り残されるように、穴領域150の外形線151と、ノッチ部111を除く製品100の外形線110とに切断経路を割り付ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
製品の形状を含む製品データに基づいて、レーザ切断加工を行う加工機が材料から前記製品を切断する切断経路を割り付ける割付処理部を有し、
前記割付処理部は、
前記製品の外形線上にノッチ部が含まれる場合に、前記ノッチ部を外形線に含む穴領域を接続するためのジョイントを、前記製品及び残材の一方に対して設定し、
前記ジョイントに応じて前記穴領域の外形線の一部が切り残されるように、前記穴領域の外形線と、前記ノッチ部を除く前記製品の外形線とに切断経路を割り付ける
割付データ作成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記割付処理部は、
前記ジョイントに応じて前記穴領域の外形線の一部が切り残されるように、前記穴領域の外形線に第1切断経路を割り付け、
前記ノッチ部を除く前記製品の外形線に、前記第1切断経路とは異なる第2切断経路を割り付ける
請求項1記載の割付データ作成装置。
【請求項3】
前記割付処理部は、
前記材料から切り離された前記製品を吸着して搬送する搬出アームの割り付けをさらに行い、
前記製品に対して前記ジョイントを設定した場合には、前記製品及び前記穴領域の両方を吸着対象として、前記搬出アームの割り付けを行う
請求項1記載の割付データ作成装置。
【請求項4】
前記割付処理部は、
前記材料から切り離された前記製品を吸着して搬送する搬出アームの割り付けをさらに行い、
前記残材に対して前記ジョイントを設定した場合、前記製品のみを吸着対象として、前記搬出アームの割り付けを行う
請求項1記載の割付データ作成装置。
【請求項5】
前記製品データに基づいて、前記製品の形状を認識する認識部をさらに有し、
前記割付処理部は、
前記認識部による認識結果に基づいて、前記製品の外形線上に前記ノッチ部が含まれると判断する
請求項1から4いずれか一項記載の割付データ作成装置。
【請求項6】
コンピュータが、
製品の形状を含む製品データに基づいて、レーザ切断加工を行う加工機が材料から前記製品を切断する切断経路を割り付ける割付処理を行い、
前記割付処理は、
前記製品の外形線上にノッチ部が含まれる場合に、前記ノッチ部を外形線に含む穴領域を接続するためのジョイントを、前記製品及び残材の一方に対して設定し、
前記ジョイントに応じて前記穴領域の外形線の一部が切り残されるように、前記穴領域の外形線と、前記ノッチ部を除く前記製品の外形線とに切断経路を割り付ける、ことを含む
割付データ作成方法。
【請求項7】
レーザ切断加工を行う加工機が、外形線上にノッチ部を有する製品を材料から切断する切断工程と、
製品搬出装置が、前記材料から切断された前記製品を搬出する搬出工程と、を含み、
前記切断工程は、
前記ノッチ部を外形線に含む穴領域の切断を含み、前記製品及び残材の一方に対して前記穴領域が接続するように、前記穴領域の外形線の一部を切り残す、ことを含む
レーザ切断加工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、割付データ作成装置、割付データ作成方法、及びレーザ切断加工方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、加工ヘッドから照射されるレーザビームを用いてレーザ切断加工を行う加工機を備えた加工システムが開示されている。加工機は、製品の外形線に割り付けられた切断経路に沿ってレーザビームを照射することで、材料から製品を切り出すことができる。
【0003】
特許文献2では、レーザ切断加工において、製品や切りかすが立ち上がることで、加工ヘッドと干渉することが指摘されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-192465号公報
特開2015-044231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
外形線上にノッチ部を有する製品の加工においては、製品搬出装置によって製品を搬出する際に、製品のノッチ部と残材とが干渉することで、製品の搬出に失敗することがある。このため、ノッチ部の内側の領域、すなわち、ノッチ部を外形線に含むような穴領域をスクラップとして切り落とす手法が採られる。しかしながら、材料から切り離されたスクラップが立ち上がってしまうリスクがあり、製品搬出装置の搬出アームとの干渉という問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の曲げ加工機は、製品の形状を含む製品データに基づいて、レーザ切断加工を行う加工機が材料から製品を切断する切断経路を割り付ける割付処理部を有し、割付処理部は、製品の外形線上にノッチ部が含まれる場合に、ノッチ部を外形線に含む穴領域を接続するためのジョイントを、製品及び残材の一方に対して設定し、ジョイントに応じて穴領域の外形線の一部が切り残されるように、穴領域の外形線と、ノッチ部を除く製品の外形線とに切断経路を割り付ける。
【0007】
本発明の一態様によれば、穴領域がジョイントによって接続されているので、穴領域の立ち上がりを規制することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、ノッチ部を有する製品を加工する際に、製品搬出装置との干渉を抑制することができる。これにより、製品の搬出率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る割付データ作成装置を含む全体システムの構成を示すブロック図である。
図2は、切断経路を割り付ける製品の形状を説明する図である。
図3Aは、ジョイントを説明する図である。
図3Bは、ジョイントを説明する図である。
図4Aは、操作画面の一例を示す図である。
図4Bは、操作画面の一例を示す図である。
図5は、切断経路の自動割付処理の流れを示すフローチャートである。
図6Aは、製品側に設定されたジョイントを模式的に示す図である。
図6Bは、残材側に設定されたジョイントを模式的に示す図である。
図7は、切断経路を模式的に示す図である。
図8は、切断経路を模式的に示す図である。
図9は、操作画面の一例を示す図である。
図10は、ノッチ部を穴領域とした割り付け状態を説明する図である。
図11は、製品側にジョイントを設定した状態を示す図である。
図12は、搬出アームの割付処理の流れを示すフローチャートである。
図13は、製品とアームとを吸着対象とする割付概念を示す説明図である。
図14は、製品のみを吸着対象とする割付概念を示す説明図である。
図15Aは、割り付けられた切断経路の一例を説明する図である。
図15Bは、割り付けられた切断経路の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本実施形態に係る割付データ作成装置を含む全体システムの構成を示すブロック図である。本実施形態に係る割付データ作成装置21は、製品100の形状を含む製品データに基づいて、レーザ切断加工を行う加工機50が材料200から製品100を切断する切断経路を割り付ける割付処理部21cを有し、割付処理部21cは、製品100の外形線110上にノッチ部111が含まれる場合に、ノッチ部111を外形線151に含む穴領域150を接続するためのジョイント170を、製品100及び残材210の一方に対して設定し、ジョイント170に応じて穴領域150の外形線151の一部が切り残されるように、穴領域150の外形線151と、ノッチ部111を除く製品100の外形線110とに切断経路を割り付ける。
(【0011】以降は省略されています)

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