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公開番号2024049748
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156169
出願日2022-09-29
発明の名称埋設管窓開け工具
出願人株式会社永木精機
代理人個人
主分類B23B 41/00 20060101AFI20240403BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】ケーブルを損傷することなく埋設管の側面に窓を開ける埋設管窓開け工具を提供する。
【解決手段】埋設管窓開け工具1は、一端に筒状部2、他端に引剥し部6を有している。筒状部2と引剥し部6との間には、作業時に把持する筒状の把持部4が形成されている。筒状部2の開口端から奥側に一定の深さとなる位置には、開口径よりも一回り小さくなるように段差部8が形成されている。この段差部8は、埋設管にホールソーによって形成された環状の切削溝100bに対して、筒状部2の先端が嵌入された際、切削溝の内側に形成されたコア部分100cが必要以上に入り込まないように進入を阻止するために設けられている。引剥し部6は、切削溝100bに亀裂を生じさせた後、コア部分100cを引き上げるための半円板部6aを有している。半円板部6aと把持部4との間には、コア部分100cを収容可能なスリット6bが形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
埋設管の側面に窓を開けるための埋設管窓開け工具であって、
前記側面の管厚の中途深さまで環状に切削形成された切削溝内に嵌入可能な筒状部と、
前記筒状部の嵌入側とは逆側に延設された把持部と
を備えたことを特徴とする埋設管窓開け工具。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記筒状部の開口端よりも奥側に、前記切削溝の内側のコア部分の進入を阻止する進入阻止構造を有していることを特徴とする請求項1に記載の埋設管窓開け工具。
【請求項3】
前記筒状部の径方向に切断した断面形状は、円形の内壁と、一部に切欠きが形成された外壁とにより形成されていることを特徴とする請求項2に記載の埋設管窓開け工具。
【請求項4】
前記内壁には、対向する2領域の少なくとも一方に、前記コア部分に対する滑り防止構造を有していることを特徴とする請求項3に記載の埋設管窓開け工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルを収容する埋設管の側面に内部確認用の窓を開けるための埋設管窓開け工具に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
景観がよく、また災害に強いことから、ケーブル類の地中設置化が進んでいる。地中配電設備では、金属管やビニル管などの配管にケーブルが通線される。管路を構築する段階では、電力供給の有無に関わらず、供給が見込まれる範囲も含めて予め配管が敷設され、後に、必要に応じて追加のケーブルが設置されるという方式が採用されている。
【0003】
そのため、新たに通線が必要となった場合には、埋設された配管の側面に窓を開けて、配管内部の状況を確認する作業が必要になる。
【0004】
図7は、従来の配管の内部を確認するための配管穴開け用治具200を示す図である。配管穴開け用治具200は、配管204を対極方向から挟んで固定するための一対のスライドアングル202を備えている。これらスライドアングル202は、アングル受け201に対してスライド可能に設けられる。対象となる配管204の大きさに応じてスライドアングル202の間隔が調節され、固定された状態で穿刺部材203によって配管204に穴が開けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-173143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、図7のような治具を埋設管内の状況確認のために用いると、ケーブルが設置されていない場合は何の問題も生じないが、ケーブルが設置されている配管の場合、ケーブルを損傷する恐れがある。
【0007】
そこで、本発明では、ケーブルを損傷することなく埋設管の側面に窓を開ける埋設管窓開け工具を提供すること目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の埋設管窓開け工具は、埋設管の側面に窓を開けるための埋設管窓開け工具であって、前記側面の管厚の中途深さまで環状に切削形成された切削溝内に嵌入可能な筒状部と、前記筒状部の嵌入側とは逆側に延設された把持部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の埋設管窓開け工具は、上記構成に加えて、前記筒状部の開口端よりも奥側に、前記切削溝の内側のコア部分の進入を阻止する進入阻止構造を有していることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の埋設管窓開け工具は、上記構成に加えて、前記筒状部の径方向に切断した断面形状は、円形の内壁と、一部に切欠きが形成された外壁とにより形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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