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公開番号2024042392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022147076
出願日2022-09-15
発明の名称はんだ線
出願人株式会社小島半田製造所
代理人個人
主分類B23K 35/14 20060101AFI20240321BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】はんだ部の表面に被膜されたフラックス層の粘着性の防止また、衛生、健康を考慮して、被膜されたフラックスの上に樹脂を被膜するものであり、被膜する樹脂は下層のフラックスと常温において浸潤、融合せず粘着性がなく、はんだ付け時にはフラックスの作用を妨げない構造のはんだ線を提供すること。
【解決手段】はんだ合金により構成されるはんだ部2と、はんだ部2の表面に被覆されたフラックス層3と、フラックス層3の表面に被覆された樹脂層4とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
はんだ合金により構成されるはんだ部と、
上記はんだ部の表面に被覆されたフラックス層と、
上記フラックス層の表面に被覆された樹脂層とを備えること
を特徴とするはんだ線。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
上記樹脂層は、アクリル系樹脂であること
を特徴とする請求項1記載のはんだ線。
【請求項3】
上記樹脂層は、任意成分として下記一般式(1)で表されるメタクリル酸エステルに由来する構成単位を67質量%以下、必須成分として下記一般式(2)で表される(メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位を5質量%以上50質量%以下、及び必須成分として一般式(3)で表される(メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位を5質量%以上80質量%以下、含有すること
を特徴とする請求項2記載のはんだ線。
TIFF
2024042392000010.tif
38
169
(式中、R
1
は、水素又は炭素数1~3の直鎖状又は分岐状アルキル基である。)
TIFF
2024042392000011.tif
38
169
(式中、R
2
は水素又はメチル基であり、R
3
は炭素数4~16の直鎖状又は分岐状アルキル基である。)
TIFF
2024042392000012.tif
38
169
(式中、R
4
は水素又はメチル基であり、R
5
は炭素及び水素からなる環状部分を有する官能基である。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、各種電子部品をプリント配線基板に実装するために、フラックスを複合化させたはんだ線に関し、特にフラックスの飛散を防止し安定したはんだ付けを実現する上で好適なはんだ線に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各種電子部品をプリント配線基板に実装するため、はんだが用いられている。こうしたはんだは、錫を主体として様々な金属を添加して溶融、合金化して使用されている。中でもやに入りはんだにはフラックスと呼ばれる樹脂組成物が内包されている。フラックスは、はんだ付け箇所の酸化膜の除去や、はんだ付け箇所や溶融はんだの酸化防止、更には、はんだの濡れ性の向上を図るために用いられる。
【0003】
このようなフラックスを内包したはんだ線は、はんだ合金で構成されるはんだ部の中心部分にフラックスを内包させるやに入りはんだが一般的である。はんだ付けの際には、はんだコテをはんだ部に接触させると、はんだ合金が溶解する前に、中心部分のフラックスが軟化する。
【0004】
次に、軟化し始めたフラックス中に気泡やガスが発生する。その結果、周囲をはんだ部で密閉された中心部分では、発生した気泡やガスに基づいて圧力が高くなる。
【0005】
更に、はんだコテからの熱によりはんだ合金で構成されるはんだ部が溶融するが、このときに中心部分において密閉されているフラックスの圧力が一気に開放される結果、フラックスやはんだを飛散させる。
【0006】
特に最近において非常に短時間においてはんだ付けを完了しなければならない場合には、はんだコテの温度を高くする場合が多いが、これにより中央部分に密閉されるフラックスが急激に膨張する結果、フラックスや、はんだ粒の飛散が顕著になる。この飛散したはんだ粒やフラックス電子部品の誤作動や不良を誘発するという問題点が生じる。また手作業によりはんだ部をはんだ付けする場合、このようなフラックス等が飛散した場合に火傷の危険性もあり、作業の安全性が損なわれるという問題点もある。
【0007】
またフラックスを内包したはんだ線は、フラックスを内包する中心部分の外郭を構成するはんだ部の金属量を制御するためには、その内径と外径の2点を管理する煩雑さもあり、更に表面に直接露出させたはんだ合金が事前に酸化してしまい、性能が低下するという問題点もあった。
【0008】
上記の難点を解決する手段として、はんだ部にコーティングできるフラックスが提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
【0009】
ただし、上述した特許文献1、2の開示技術によれば、フラックスを表面に塗布した状態でこれを手で把持すると、手がベタついてしまい、作業性、衛生面、また健康面に支障をきたし、安全性の問題等がある。これに加えて、フラックスの粘着性によるボビン巻き、ほどきの不具合等の問題点も生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開昭55-54298号公報
特開昭56-6798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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