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公開番号2024008754
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-19
出願番号2022120003
出願日2022-07-08
発明の名称スタッド溶接用プラグ
出願人一文機工株式会社
代理人
主分類B23K 9/20 20060101AFI20240112BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】溶接ピンを磁気吸着する吸着力を大きくできるスタッド溶接用プラグを提供する。
【解決手段】スタッド溶接用プラグ10は、溶接電流が通電される円柱状の電極11と、電極11の外周側に電極11と同心状に設けられた環状の永久磁石21と、永久磁石21の一方の磁気吸着面22に電極11と同心状に設けられた環状のフロントヨーク31と、永久磁石21の他方の磁気吸着面23に設けられた円盤状のバックヨーク41と、バックヨーク41と一体に形成され、永久磁石21の外周面24及びフロントヨーク31の外周面34を覆う円筒状の外周ヨーク51とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
溶接ガンの先端部に取り付けられ、ワッシャー部と前記ワッシャー部に立設したピン部とを有する溶接ピンを磁気吸着しつつ、前記溶接ピンと前記溶接ガンとを電気的に接続して溶接電流を通電するためのスタッド溶接用プラグであって、
前記溶接電流が通電される円柱状の電極と、
前記電極の外周側に前記電極と同心状に設けられた環状の磁石と、
前記磁石の一方の磁気吸着面に前記電極と同心状に設けられた環状のフロントヨークと、
前記磁石の他方の磁気吸着面に設けられた円盤状のバックヨークと、
前記バックヨークと一体に形成され、前記磁石の外周面及び前記フロントヨークの外周面を覆う円筒状の外周ヨークと、
を備えたことを特徴とするスタッド溶接用プラグ。
続きを表示(約 97 文字)【請求項2】
前記フロントヨークの内周面に形成された縮径段部が、前記電極の先端部の外周面に形成された拡径段部に係合していることを特徴とする請求項1に記載のスタッド溶接用プラグ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、溶接ガンの先端部に取り付けられ、ワッシャーを有する溶接ピンを磁気吸着しつつ、この溶接ピンと溶接ガンとを電気的に接続するためのスタッド溶接用プラグに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ダクトやパネル材等の母材に断熱材や防音材等の被覆材を固定するために、母材に仮保持した被覆材にワッシャーを有する溶接ピンを挿通した後、この溶接ピンの先端部を母材にスタッド溶接(コンデンサ放電(CD)型スタッド溶接)で溶着するものが知られている。
【0003】
上述したスタッド溶接においては、溶接ピンの保持と溶接電流の通電のため、溶接ガンの先端部にスタッド溶接用プラグを取り付けて使用する。
このようなスタッド溶接用プラグとして、実開昭49-63131号公報(特許文献1)の図2には、溶接電流を通電する円柱状の電極の外周側に複数の磁石を環状に設け、この磁石の磁気吸着力で溶接ピンのワッシャーを吸着して保持するものが記載されている。
【0004】
また、他のスタッド溶接用プラグとして、特開2021-87965号公報(特許文献2)の図5には、円柱状の電極の外周側に環状に設けた磁石をキャップ状のヨークで覆い、ヨークの先端面で溶接ピンのワッシャーを磁気吸着するものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭49-63131号公報
特開2021-87965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のスタッド溶接用プラグにあっては、当該プラグに磁気吸着して保持した溶接ピンを被覆材に挿通しようとする際に、当該プラグの磁気吸着面上で溶接ピンの吸着位置がずれてしまうことがあるといった課題があり、溶接ピンを磁気吸着する吸着力を大きくできるスタッド溶接用プラグの出現が望まれていた。
【0007】
そこで、本発明は、上記課題を解決するために案出されたものであり、溶接ピンを磁気吸着する吸着力を大きくできるスタッド溶接用プラグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明のスタッド溶接用プラグは、溶接ガンの先端部に取り付けられ、ワッシャー部と前記ワッシャー部に立設したピン部とを有する溶接ピンを磁気吸着しつつ、前記溶接ピンと前記溶接ガンとを電気的に接続して溶接電流を通電するためのスタッド溶接用プラグであって、
前記溶接電流が通電される円柱状の電極と、
前記電極の外周側に前記電極と同心状に設けられた環状の磁石と、
前記磁石の一方の磁気吸着面に前記電極と同心状に設けられた環状のフロントヨークと、
前記磁石の他方の磁気吸着面に設けられた円盤状のバックヨークと、
前記バックヨークと一体に形成され、前記磁石の外周面及び前記フロントヨークの外周面を覆う円筒状の外周ヨークと、を備えている。
【0009】
本発明のスタッド溶接用プラグにおいては、磁石の溶接ピンを吸着する側の磁気吸着面にフロントヨークを設けた。これにより、磁石の一方の磁気吸着面(例えばN極)→フロントヨーク→溶接ピンのワッシャー部→外周ヨーク→バックヨーク→磁石の他方の磁気吸着面(例えばS極)からなる磁気回路が形成されるため、溶接ピンを磁気吸着する吸着力が大きくなる。
【0010】
本発明のスタッド溶接用プラグにあっては、前記フロントヨークの内周面に形成された縮径段部が、前記電極の先端部の外周面に形成された拡径段部に係合していることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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