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公開番号
2024041479
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-03-27
出願番号
2022146316
出願日
2022-09-14
発明の名称
ドリル
出願人
株式会社不二越
代理人
個人
,
個人
主分類
B23B
51/00 20060101AFI20240319BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】ドリルの剛性を下げることなく、切りくず排出性を向上し、低剛性の加工装置においても安定した穴加工のできるドリルを提供することを課題とする。
【解決手段】
本発明のドリル10は、中心軸O1から外方へ延びる二以上の切れ刃1,1、これらの切れ刃1,1に連なる逃げ面3,3と、を有して、逃げ面3,3の後方側に複数のギャッシュによるシンニング加工を施して、このギャッシュは中心軸O1側に設けた第1ギャッシュ7,7および第1ギャッシュ7,7よりも外方側に設けた第2ギャッシュ8,8から形成する。中心軸O1と外周コーナ2,2を結ぶ直線L1をドリル10の反回転方向側へ45度傾けた直線を基準にした場合、第1ギャッシュ7,7のR加工部の先端を通過する直線と平行になる2本の直線L3、L4の間隔w1がドリルの直径D0の0.020~0.025%の範囲とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、中心軸から外方へ延びる二以上の切れ刃と、前記切れ刃に連なる逃げ面と、を有するドリルにおいて、前記逃げ面の後方側には複数のギャッシュによるシンニング加工を施されており、前記ギャッシュは、前記中心軸側に設けられた第1ギャッシュと、前記第1ギャッシュよりも外方側に設けられた第2ギャッシュと、から形成されていて、前記中心軸と外周コーナを結ぶ直線L1を前記ドリルの反回転方向側へ45度傾けた直線を基準にした場合に、前記第1ギャッシュのR加工部の先端を通過して前記直線と平行になる2本の直線L3、L4の間隔w1が前記ドリルの直径の0.020~0.025%の範囲であることを特徴とするドリル。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記第1ギャッシュおよび第2ギャッシュは、所定の曲率半径を伴うR加工が施されていることを特徴とする請求項1に記載のドリル。
【請求項3】
前記第1ギャッシュの所定の曲率半径は前記ドリルの直径の0.05~0.10%の範囲であり、前記第2ギャッシュの所定の曲率半径は前記ドリルの直径の0.25~0.35%の範囲であることを特徴とする請求項2に記載のドリル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、穴あけ加工時の求心性を高めると同時に切削抵抗を低減したドリルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、ドリルを用いた穴加工において被削材への挿入時に発生する切削抵抗を低くして、安定した加工ができるようにドリルのチゼルエッジ周辺に所定の曲率半径を有するギャッシュを伴うシンニング加工が施されている(特許文献1参照)。
【0003】
例えば、従来のドリル100の中心軸O11付近の拡大図を図5に示す。従来のドリル100は、中心軸O11から外方へ延びるチゼルエッジ16とこのチゼルエッジ16に連なるギャッシュ17,17が形成されている場合、中心軸O11を通り互いに直行する2本の直線L13,L14の中間の直線(直線L13をドリル100の反回転方向側へ45度傾けた直線)を基準にした場合に、2つのギャッシュ17,17の先端部分を通過して互いに平行になる2本の直線L13、L14の間隔w11(シンニングの芯ずれ量)が意図的に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6588625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、シンニングの芯ずれ量が小さい場合には、チゼルエッジ周辺の面積が変化しないので穴加工時の切削抵抗は下がらない。一方、芯ずれ量が大きい場合には、切削抵抗を下げることはできるが、却ってドリル自体の剛性が低下するという問題があった。
【0006】
そこで、本発明はドリルの剛性を下げることなく、切りくず排出性を向上し、低剛性の加工装置においても安定した穴加工のできるドリルを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した課題を解決するために、本発明のドリルは、中心軸から外方へ延びる二以上の切れ刃、切れ刃に連なる逃げ面、を有しており、これらの逃げ面の後方側に複数のギャッシュによるシンニング加工を施して、これらのギャッシュは中心軸側に設けられた第1ギャッシュおよび当該第1ギャッシュよりも外方側に設けた第2ギャッシュから形成する。
【0008】
中心軸と外周コーナを結ぶ直線をドリルの反回転方向側へ45度傾けた直線を基準にして、第1ギャッシュのR加工部の先端を通過して直線と平行になる2本の直線L3、L4の間隔がドリルの直径の0.020~0.025%の範囲とする。第1ギャッシュおよび第2ギャッシュにおいて、所定の曲率半径を伴うR加工を施す場合には、第1ギャッシュの所定の曲率半径をドリルの直径の0.05~0.10%の範囲、第2ギャッシュの所定の曲率半径をドリルの直径の0.25~0.35%の範囲とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明のドリルは剛性を下げることなく、切りくず排出性を向上し、低剛性の加工装置においても安定した穴加工のできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明のドリル10の正面図である。
図1に示すドリル10の中心軸O1付近の拡大図である。
実施例にて発明品を使用した試験結果である。
実施例にて従来品を使用した試験結果である。
従来のドリル100の中心軸O11付近の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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