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公開番号2024032147
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2022135643
出願日2022-08-29
発明の名称溶接方法
出願人アズビル株式会社
代理人個人
主分類B23K 26/21 20140101AFI20240305BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】シールドガスを排出する上記導出管を用いずに、スパッタの被溶接部材への付着を抑制する。
【解決手段】圧力センサ20のフランジ21Eと、ブラケット40の張り出し部42とが重なった部分にレーザ光Lを照射して両者をレーザ溶接する際に、第1スパッタ除け部材92及び第2スパッタ除け部材93により圧力センサ20及びブラケット40を覆う。これにより、レーザ溶接時に発生するスパッタが圧力センサ20及びブラケット40に付着することを、シールドガスを排出する上記導出管を用いずに抑制できる。その結果、ブラケット40の外観不良、圧力センサ20とヒータ30との接合不良などが発生難くなる。第1スパッタ除け部材92は、上側部材92A及び下側部材92Bを備える。これにより、スパッタの付着量の多い下側部材92Bを単独で交換することができる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
フランジを備える第1部材と、前記第1部材の前記フランジよりも上側の部位を囲む筒状部、及び、当該筒状部の下端部から前記第1部材側に張り出し、上方から見て前記フランジと重なる張り出し部を備える第2部材と、を溶接する溶接方法であって、
カップ状又は筒状の第1スパッタ除け部材で前記第1部材の前記部位を覆い、筒状の第2スパッタ除け部材で前記第2部材の前記筒状部を内側から覆う第1ステップと、
前記第1ステップのあと、前記フランジと前記張り出し部とが重なった部分にレーザ光を上方から照射して前記フランジと前記張り出し部とをレーザ溶接する第2ステップと、
を備える溶接方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の溶接方法を第1部材と第2部材との複数の組合せそれぞれに対して行う溶接方法であり、
前記第1スパッタ除け部材は、前記第1部材の前記部位の上側部分を覆う上側部材と、前記第1部材の前記部位の下側部分を覆う下側部材と、を備え、
前記下側部材は、前記上側部材よりも交換頻度が高い、
溶接方法。
【請求項3】
前記上側部材は、上側に向かって先細り形状となっている、
請求項2に記載の溶接方法。
【請求項4】
前記張り出し部は、前記フランジよりも上側に配置され、
前記第2ステップでは、前記第2スパッタ除け部材を下方に押圧することで前記張り出し部を前記フランジに押し付けながら前記レーザ光を照射する、
請求項1に記載の溶接方法。
【請求項5】
前記第1部材は、真空計の圧力センサであり、
前記第2部材は、前記真空計のブラケットである、
請求項1から4のいずれか1項に記載の溶接方法。
【請求項6】
フランジを備える第1部材と、前記第1部材の前記フランジよりも上側の部位を囲む筒状部、及び、当該筒状部の下端部から前記第1部材側に張り出し、上方から見て前記フランジと重なる張り出し部を備える第2部材と、を溶接する溶接方法であって、
カップ状又は筒状の第1スパッタ除け部材で前記第1部材の前記部位を覆う第1ステップと、
前記第1ステップのあと、前記フランジと前記張り出し部とが重なった部分にレーザ光を上方から照射して前記フランジと前記張り出し部とをレーザ溶接する第2ステップと、
を備える溶接方法。
【請求項7】
フランジを備える第1部材と、前記第1部材の前記フランジよりも上側の部位を囲む筒状部、及び、当該筒状部の下端部から前記第1部材側に張り出し、上方から見て前記フランジと重なる張り出し部を備える第2部材と、を溶接する溶接方法であって、
筒状の第2スパッタ除け部材で前記第2部材の前記筒状部を内側から覆う第1ステップと、
前記第1ステップのあと、前記フランジと前記張り出し部とが重なった部分にレーザ光を上方から照射して前記フランジと前記張り出し部とをレーザ溶接する第2ステップと、
を備える溶接方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、溶接方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
レーザ溶接で生じるスパッタが溶接対象の部材に付着することを抑制するため、溶接部位に吹き付けるシールドガスを溶接部位の側方に配置した導出管から排出する技術が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-197034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術は、フランジを備える第1部材(例えば、下記の圧力センサ20)と、第1部材のフランジよりも上側の部位を囲む筒状部、及び、この筒状部の下端から内側に張り出して前記フランジと重なる張り出し部を備える第2部材(例えば、下記のブラケット40)とを、フランジ及び張り出し部が重なった部位への上方からのレーザ照射により溶接する際には適用できない。筒状部があることで、前記の導出管を配置できないからである。また、上記技術は、シールドガスの吹き付けを前提としているので、シールドガスを吹き付けずに溶接を行う場合にも、上記技術の適用はできない。
【0005】
本発明は、第1部材と第2部材との少なくとも一方へのスパッタの付着を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る溶接方法は、フランジを備える第1部材と、前記第1部材の前記フランジよりも上側の部位を囲む筒状部、及び、当該筒状部の下端部から前記第1部材側に張り出し、上方から見て前記フランジと重なる張り出し部を備える第2部材と、を溶接する溶接方法であって、カップ状又は筒状の第1スパッタ除け部材で前記第1部材の前記部位を覆い、筒状の第2スパッタ除け部材で前記第2部材の前記筒状部を内側から覆う第1ステップと、前記第1ステップのあと、前記フランジと前記張り出し部とが重なった部分にレーザ光を上方から照射して前記フランジと前記張り出し部とをレーザ溶接する第2ステップと、を備える。
【0007】
一例として、上記溶接方法を第1部材と第2部材との複数の組合せそれぞれに対して行ってもよく、前記第1スパッタ除け部材は、前記第1部材の前記部位の上側部分を覆う上側部材と、前記第1部材の前記部位の下側部分を覆う下側部材と、を備え、前記下側部材は、前記上側部材よりも交換頻度が高い。
【0008】
一例として、前記上側部材は、上側に向かって先細り形状となっている。
【0009】
一例として、前記張り出し部は、前記フランジよりも上側に配置され、前記第2ステップでは、前記第2スパッタ除け部材を下方に押圧することで前記張り出し部を前記フランジに押し付けながら前記レーザ光を照射する。
【0010】
一例として、前記第1部材は、真空計の圧力センサであり、前記第2部材は、前記真空計のブラケットである。
(【0011】以降は省略されています)

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