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公開番号2024051898
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158279
出願日2022-09-30
発明の名称溶接装置
出願人日立造船株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B23K 37/02 20060101AFI20240404BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】狭隘部に対して障害物が設けられる場合等でも、狭隘部内の溶接を適切に行う。
【解決手段】溶接装置は、長尺のブーム2と、溶接トーチ3と、ブーム2の一方の端部21に設けられ、ブーム2の長手方向に垂直な対象方向に溶接トーチ3を変位可能に支持する可動部4と、溶接トーチ3に対して対象方向への力を付与する溶接トーチ移動機構5とを備える。これにより、狭隘部に対して障害物が設けられる場合等でも、狭隘部内の溶接を適切に行うことができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
溶接装置であって、
長尺のブームと、
溶接トーチと、
前記ブームの一方の端部に設けられ、前記ブームの長手方向に垂直な対象方向に前記溶接トーチを変位可能に支持する可動部と、
前記溶接トーチに対して前記対象方向への力を付与する溶接トーチ移動機構と、
を備えることを特徴とする溶接装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
請求項1に記載の溶接装置であって、
前記溶接トーチ移動機構の駆動源が、前記ブームの前記一方の端部よりも他方の端部に近い位置に配置されることを特徴とする溶接装置。
【請求項3】
請求項1に記載の溶接装置であって、
前記溶接トーチ移動機構が、前記溶接トーチに対して間接的または直接的に接続されたワイヤを用いて前記溶接トーチに対して前記対象方向への力を付与することを特徴とする溶接装置。
【請求項4】
請求項1に記載の溶接装置であって、
前記可動部が、前記対象方向に沿って前記溶接トーチを移動可能なスライド部を含むことを特徴とする溶接装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1つに記載の溶接装置であって、
前記溶接トーチおよび前記ブームの前記長手方向への移動を案内する複数のガイドローラをさらに備え、
前記複数のガイドローラが、
前記溶接トーチの近傍に配置されるガイドローラと、
前記ブームの前記一方の端部に取り付けられ、前記ブームに近接した近接位置と、前記ブームから前記対象方向に離隔した離隔位置とに配置可能な可動ガイドローラと、
を含むことを特徴とする溶接装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、溶接装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、キャスク(金属キャスク)が利用されている。キャスクには、原子炉から取り出された使用済燃料集合体(以下、単に「燃料集合体」という。)が収容される。キャスクは、例えば、燃料集合体を収容する胴本体と、胴本体の周囲を囲む外筒と、胴本体と外筒との間において周方向に配列される複数の伝熱フィンとを備える。キャスクの製造では、銅材である伝熱フィンと、鋼材である胴本体および外筒との、銅溶材による長距離異材すみ肉溶接が行われる。例えば、特許文献1では、このような溶接に適した溶接設備が開示されている。当該溶接設備では、溶接線に平行に設けた案内レールに沿って走行台車を走行させることにより、走行台車に取付けたブームが溶接線に平行に移動する。これにより、ブームの先端に設けた溶接トーチが、胴本体と外筒との間の狭隘部に挿入される。また、ブーム等に設けた案内ローラを胴本体等に当接転動させることにより、溶接トーチを溶接線に倣わせることが可能となる。
【0003】
なお、特許文献2では、中間連結管に溶接トーチを接続した溶接装置において、溶接角度に合わせて溶接トーチの形状を湾曲させることが記載されている。また、特許文献3では、溶接トーチが固着された牽引棒の先端部をバネ力により被溶接部に当接させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-257746号公報
実公昭51-40275号公報
実開昭62-146572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1の溶接設備を用いる場合でも、溶接トーチの移動経路上に障害物が存在するときには、溶接トーチを当該経路に沿って移動させることができず、溶接を適切に行うことができない。したがって、狭隘部に対して障害物が設けられる場合等でも、狭隘部内の溶接を適切に行う手法が求められている。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、狭隘部に対して障害物が設けられる場合等でも、狭隘部内の溶接を適切に行うことを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様1は、溶接装置であって、長尺のブームと、溶接トーチと、前記ブームの一方の端部に設けられ、前記ブームの長手方向に垂直な対象方向に前記溶接トーチを変位可能に支持する可動部と、前記溶接トーチに対して前記対象方向への力を付与する溶接トーチ移動機構とを備える。
【0008】
本発明の態様2は、態様1の溶接装置であって、前記溶接トーチ移動機構の駆動源が、前記ブームの前記一方の端部よりも他方の端部に近い位置に配置される。
【0009】
本発明の態様3は、態様1(態様1または2であってもよい。)の溶接装置であって、前記溶接トーチ移動機構が、前記溶接トーチに対して間接的または直接的に接続されたワイヤを用いて前記溶接トーチに対して前記対象方向への力を付与する。
【0010】
本発明の態様4は、態様1(態様1ないし3のいずれか1つであってもよい。)の溶接装置であって、前記可動部が、前記対象方向に沿って前記溶接トーチを移動可能なスライド部を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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