TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024040559
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022144980
出願日2022-09-13
発明の名称ナット挿入装置
出願人SUS株式会社
代理人個人,個人
主分類B23P 19/06 20060101AFI20240318BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】構造材の溝にナットを挿入する作業の省力化を効果的に図ることを可能にするナット挿入装置を提供する。
【解決手段】装置本体(3)と、装置本体(3)に設けられ長手方向に沿って溝が形成された構造材を保持する構造材保持手段(11)と、装置本体(3)に設けられ複数個のナットを保持するナット保持手段(31)と、装置本体(3)に設けられナット保持手段(31)に保持されているナットを構造材保持手段(11)側に案内するナット案内手段と、装置本体(3)に設けられナット案内手段に案内されたナットを把持して構造材保持手段(11)に保持されている構造材の溝内の所定位置まで搬送するナット搬送手段(121)と、を具備した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
装置本体と、
上記装置本体に設けられ長手方向に沿って溝が形成された構造材を保持する構造材保持手段と、
上記装置本体に設けられ複数個のナットを保持するナット保持手段と、
上記装置本体に設けられ上記ナット保持手段に保持されているナットを上記構造材保持手段側に案内するナット案内手段と、
上記装置本体に設けられ上記ナット案内手段に案内されたナットを把持して上記構造材保持手段に保持されている構造材の上記溝内の所定位置まで搬送するナット搬送手段と、
を具備したことを特徴とするナット挿入装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
請求項1記載のナット挿入装置において、
上記構造材保持手段は複数本の構造材をY2軸方向に並べて保持可能に構成されていることを特徴とするナット挿入装置。
【請求項3】
請求項1記載のナット挿入装置において、
上記ナット保持手段は複数個のナットを一列に保持するスティックをマガジン内に着脱可能に挿し込んだ構成になっていることを特徴とするナット挿入装置。
【請求項4】
請求項3記載のナット挿入装置において、
複数個の上記マガジンがY1軸方向に横並びに設けられていて、サイズが異なるナットを保持した上記スティックが上記複数個のマガジンに挿し込まれていることを特徴とするナット挿入装置。
【請求項5】
請求項3記載のナット挿入装置において、
上記マガジンの下端にはナットの落下を規制するストッパが出没可能に設けられていることを特徴とするナット挿入装置。
【請求項6】
請求項4記載のナット挿入装置において、
上記ナット案内手段は上記ナット保持手段に保持されているナットを上記構造材保持手段側にナットの自重を利用して落下・案内する滑り台機構を備えていることを特徴とするナット挿入装置。
【請求項7】
請求項6記載のナット挿入装置において、
上記滑り台機構はY1軸方向に移動可能に構成されていることを特徴とするナット挿入装置。
【請求項8】
請求項7記載のナット挿入装置において、
上記滑り台機構は上記ナットのサイズにそれぞれ対応する複数個の滑り台を備えているものであることを特徴とするナット挿入装置。
【請求項9】
請求項8記載のナット挿入装置において、
上記滑り台には上記落下・案内されるナットを所定位置に停止させる位置決めピンが出没可能に設けられていることを特徴とするナット挿入装置。
【請求項10】
請求項9記載のナット挿入装置において、
上記滑り台の一部がZ1軸方向に移動することにより上記位置決めピンによる位置決めを解除するよう構成されていることを特徴とするナット挿入装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、構造材の溝内にナットを挿入するナット挿入装置に係り、特に、ナットを構造材の溝内の所定位置に効率良く挿入することができるように工夫したものに関する。
続きを表示(約 4,900 文字)【背景技術】
【0002】
アルミニウム製の構造材は、例えば、次のような構成をなしている。まず、構造材はその横断面形状が略正方形をなしている。正方形の四辺のそれぞれにはT溝が形成されている。このT溝内にTナットを挿入する。一方、T溝の外側に別部材を設置し、そこにボルトを通して上記Tナットに螺合させる。それによって、上記別部材を構造材に固定する。
【0003】
上記構造材は長尺であり、上記Tナットは上記T溝の長手方向の任意の場所に設置される。通常、Tナットの上記T溝内への挿入作業は作業員の手作業に委ねられている。
【0004】
又、ナットを所定の場所に供給する或いは挿入するナット供給装置或いはナット挿入装置として様々な構成のものが提案されている。例えば、特許文献1、特許文献2に示すようなものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平4-45635号公報
特開2020-037125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記構成によると次のような問題があった。上記したように、様々な構成のナット供給装置或いはナット挿入装置が提案されているが、何れも構造材の溝にナットを挿入する作業を省力化できるようなものではなかった。
【0007】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、構造材の溝にナットを挿入する作業の省力化を効果的に図ることを可能にするナット挿入装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1によるナット挿入装置は、装置本体と、上記装置本体に設けられ長手方向に沿って溝が形成された構造材を保持する構造材保持手段と、上記装置本体に設けられ複数個のナットを保持するナット保持手段と、上記装置本体に設けられ上記ナット保持手段に保持されているナットを上記構造材保持手段側に案内するナット案内手段と、上記装置本体に設けられ上記ナット案内手段に案内されたナットを把持して上記構造材保持手段に保持されている構造材の上記溝内の所定位置まで搬送するナット搬送手段と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2によるナット挿入装置は、請求項1記載のナット挿入装置において、上記構造材保持手段は複数本の構造材をY2軸方向に並べて保持可能に構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるナット挿入装置は、請求項1記載のナット挿入装置において、上記ナット保持手段は複数個のナットを一列に保持するスティックをマガジン内に着脱可能に挿し込んだ構成になっていることを特徴とするものである。
又、請求項4によるナット挿入装置は、請求項3記載のナット挿入装置において、複数個の上記マガジンがY1軸方向に横並びに設けられていて、サイズが異なるナットを保持した上記スティックが上記複数個のマガジンに挿し込まれていることを特徴とするものである。
又、請求項5によるナット挿入装置は、請求項3記載のナット挿入装置において、上記マガジンの下端にはナットの落下を規制するストッパが出没可能に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項6によるナット挿入装置は、請求項4記載のナット挿入装置において、上記ナット案内手段は上記ナット保持手段に保持されているナットを上記構造材保持手段側にナットの自重を利用して落下・案内する滑り台機構を備えていることを特徴とするものである。
又、請求項7によるナット挿入装置は、請求項6記載のナット挿入装置において、上記滑り台機構はY1軸方向に移動可能に構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項8によるナット挿入装置は、請求項7記載のナット挿入装置において、上記滑り台機構は上記ナットのサイズにそれぞれ対応する複数個の滑り台を備えているものであることを特徴とするものである。
又、請求項9によるナット挿入装置は、請求項8記載のナット挿入装置において、上記滑り台には上記落下・案内されるナットを所定位置に停止させる位置決めピンが出没可能に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項10によるナット挿入装置は、請求項9記載のナット挿入装置において、上記滑り台の一部がZ1軸方向に移動することにより上記位置決めピンによる位置決めを解除するよう構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項11によるナット挿入装置は、請求項5記載のナット挿入装置において、上記ナット案内手段には上記ストッパによるナットの落下規制を解除するストッパ駆動機構が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項12によるナット挿入装置は、請求項11記載のナット挿入装置において、上記ストッパ駆動機構は上記ストッパによる落下規制を解除するとともに最下端からの二番目以降のナットの落下を規制するものであることを特徴とするものである。
又、請求項13によるナット挿入装置は、請求項1記載のナット挿入装置において、上記ナット搬送手段は上記ナット案内手段によって所定位置まで案内されたナットをグリッパによって把持し、該グリッパを相互に直交するX2軸・Y2軸・Z2軸方向に移動可能に備えたものであることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
以上述べたように本願発明の請求項1によるナット挿入装置によると、装置本体と、上記装置本体に設けられ長手方向に沿って溝が形成された構造材を保持する構造材保持手段と、上記装置本体に設けられ複数個のナットを保持するナット保持手段と、上記装置本体に設けられ上記ナット保持手段に保持されているナットを上記構造材保持手段側に案内するナット案内手段と、上記装置本体に設けられ上記ナット案内手段に案内されたナットを把持して上記構造材保持手段に保持されている構造材の上記溝内の所定位置まで搬送するナット搬送手段と、を具備した構成になっているので、ナットを構造材の溝内の所定位置に効率良く挿入することができる。
又、請求項2によるナット挿入装置によると、請求項1記載のナット挿入装置において、上記構造材保持手段は複数本の構造材をY2軸方向に並べて保持可能に構成されているので、数本の構造材の溝内の所定位置に効率良く挿入することができる。
又、請求項3によるナット挿入装置によると、請求項1記載のナット挿入装置において、上記ナット保持手段は複数個のナットを一列に保持するスティックをマガジン内に着脱可能に挿し込んだ構成になっているので、予め複数個のナットが保持されたスティックをマガジン内に挿し込むだけでナットのセットが完了する。
又、請求項4によるナット挿入装置によると、請求項3記載のナット挿入装置において、複数個の上記マガジンがY1軸方向に横並びに設けられていて、サイズが異なるナットを保持した上記スティックが上記複数個のマガジンに挿し込まれているので、複数種類のサイズのナットをセットすることができる。
又、請求項5によるナット挿入装置によると、請求項3記載のナット挿入装置において、上記マガジンの下端にはナットの落下を規制するストッパが出没可能に設けられているので、ナットの不用意な落下を防止することができる。
又、請求項6によるナット挿入装置によると、請求項4記載のナット挿入装置において、上記ナット案内手段は上記ナット保持手段に保持されているナットを上記構造材保持手段側にナットの自重を利用して落下・案内する滑り台機構を備えているので、ナット案内手段としての構成も簡単である。
又、請求項7によるナット挿入装置によると、請求項6記載のナット挿入装置において、上記滑り台機構はY1軸方向に移動可能に構成されているので、例えば、マガジンが横方向に複数個設置されている場合には効果的に対応することができる。
又、請求項8によるナット挿入装置によると、請求項7記載のナット挿入装置において、上記滑り台機構は上記ナットのサイズにそれぞれ対応する複数個の滑り台を備えているので、様々なサイズのナットに対して容易に対応することができる。
又、請求項9によるナット挿入装置によると、請求項8記載のナット挿入装置において、上記滑り台には上記落下・案内されるナットを所定位置に停止させる位置決めピンが出没可能に設けられているので、ナットを所定位置に正確に位置決めすることができる。
又、請求項10によるナット挿入装置によると、請求項9記載のナット挿入装置において、上記滑り台の一部がZ1軸方向に移動することにより上記位置決めピンによる位置決めを解除するよう構成されているので、位置決めピンによる位置決め機能の解除も容易である。。
又、請求項11によるナット挿入装置によると、請求項5記載のナット挿入装置において、上記ナット案内手段には上記ストッパによるナットの落下規制を解除するストッパ駆動機構が設けられているので、ナットの落下規制解除を容易に行うことができる。
又、請求項12によるナット挿入装置によると、請求項11記載のナット挿入装置において、上記ストッパ駆動機構は上記ストッパによる落下規制を解除するとともに最下端からの二番目以降のナットの落下を規制するものであるので、最下端からの二番目以降のナットの不用意な落下を確実に防止することができる。
又、請求項13によるナット挿入装置によると、請求項1記載のナット挿入装置において、上記ナット搬送手段は上記ナット案内手段によって所定位置まで案内されたナットをグリッパによって把持し、該グリッパを相互に直交するX2軸・Y2軸・Z2軸方向に移動可能に備えたものであるので、ナットを所望の場所に効率良く搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施の形態を示す図で、ナット挿入装置の全体の構成を示す斜視図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、ナット挿入装置の全体の構成を示す正面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、ナット挿入装置の全体の構成を示す平面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、ナット挿入装置の全体の構成を示す側面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、図2のV-V矢視図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、図6(a)はナットマガジンの正面図、図6(b)はナットマガジンの側面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、図2のVII部の拡大図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、図7の一部を抽出して示す図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、図8の一部を抽出して示す図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、図10(a)はナットマガジンの正面図、図10(b)はナットマガジンの先端部の斜視図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、図11(a)はナットマガジンの先端部の側面図、図11(b)はナットマガジンの先端部の正面図、図11(c)は図11(b)のc-c断面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、図12(a)はナットスティックの正面図、図12(b)は図12(a)のb-b断面図である。
本発明の一実施の形態を示す図で、構造材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日東精工株式会社
ねじ締め機
10日前
津田駒工業株式会社
工作機械
1か月前
個人
低周波振動発生出力方法
23日前
日東精工株式会社
着座確認装置
1か月前
個人
パワーデバイスの接合方法
2か月前
日東精工株式会社
ねじ締め装置
2か月前
ウエダ産業株式会社
カッター装置
1か月前
株式会社FUJI
工作機械
25日前
アズビル株式会社
溶接方法
1か月前
株式会社コスメック
クランプ装置
2か月前
株式会社不二越
ドリル
1か月前
株式会社コスメック
着脱装置
3日前
株式会社ダイヘン
くびれ検出制御方法
5日前
株式会社ダイヘン
アーク溶接制御方法
5日前
津田駒工業株式会社
回転テーブル装置
2か月前
株式会社ダイヘン
アーク溶接制御方法
1か月前
株式会社小島半田製造所
はんだ線
1か月前
株式会社不二越
エンドミル
2か月前
株式会社不二越
管用タップ
1か月前
株式会社不二越
複合加工機
3か月前
個人
クーラント装置
1か月前
株式会社不二越
歯車加工装置
20日前
株式会社永木精機
埋設管窓開け工具
18日前
工機ホールディングス株式会社
工具
1か月前
ダイハツ工業株式会社
位置検出装置
1か月前
株式会社不二越
歯車製造装置
1か月前
株式会社ダイヘン
正逆送給アーク溶接方法
2か月前
株式会社FUJI
コレットチャック
2か月前
有限会社 ナプラ
接合材用金属粒子
13日前
SUS株式会社
ナット挿入装置
1か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
1か月前
株式会社ダイヘン
パルスアーク溶接制御方法
1か月前
株式会社FUJI
ワーク加工システム
2か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
1か月前
日立造船株式会社
溶接装置
17日前
清水建設株式会社
溶接装置
25日前
続きを見る