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公開番号2024048803
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154914
出願日2022-09-28
発明の名称電子写真機器用帯電ロール
出願人住友理工株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/02 20060101AFI20240402BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】通電耐久時の抵抗上昇およびイオン導電剤のブリードが抑えられる電子写真機器用帯電ロールを提供する。
【解決手段】軸体12と、軸体12の外周面上に形成された弾性体層14と、を備え、弾性体層14が、下記の(a)から(c)を含有する電子写真機器用帯電ロール10とする。下記(c)の含有量は、下記(a)100質量部に対し、0.1質量部以上5.0質量部以下が好ましい。下記(b)の含有量は、下記(a)100質量部に対し、0.5質量部以上3.0質量部以下が好ましい。
(a)塩素含有量が14%以上19%以下のヒドリンゴム
(b)イオン導電剤
(c)環状アミジン化合物の塩
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸体と、前記軸体の外周面上に形成された弾性体層と、を備え、
前記弾性体層が、下記の(a)から(c)を含有する、電子写真機器用帯電ロール。
(a)塩素含有量が14%以上19%以下のヒドリンゴム
(b)イオン導電剤
(c)環状アミジン化合物の塩
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記(c)が、環状アミジン化合物のナフトエ酸塩である、請求項1に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項3】
前記(c)の含有量が、前記(a)100質量部に対し、0.1質量部以上5.0質量部以下である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項4】
前記(b)の含有量が、前記(a)100質量部に対し、0.5質量部以上3.0質量部以下である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項5】
前記(b)が、アンモニウム系、ホスホニウム系、または、イミダゾリウム系のイオン導電剤である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項6】
前記(b)が、フッ素原子を有するスルホネートアニオン、フッ素原子を有するビス(スルホニル)イミドアニオン、または、過塩素酸アニオンを含むイオン導電剤である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用帯電ロール。
【請求項7】
前記(b)が、フッ素原子を有するスルホネートアニオン、フッ素原子を有するビス(スルホニル)イミドアニオン、または、過塩素酸アニオンを含む、アンモニウム系、ホスホニウム系、または、イミダゾリウム系のイオン導電剤であり、
前記(c)が、環状アミジン化合物のナフトエ酸塩であり、
前記(b)の含有量が、前記(a)100質量部に対し、0.5質量部以上3.0質量部以下であり、
前記(c)の含有量が、前記(a)100質量部に対し、0.1質量部以上5.0質量部以下である、請求項1に記載の電子写真機器用帯電ロール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を採用する複写機、プリンター、ファクシミリなどの電子写真機器において好適に用いられる電子写真機器用帯電ロールに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真機器の帯電ロールには、電気的均一性などのために、イオン導電機構が求められることがある。例えば特許文献1には、帯電ロールの基層に、イオン導電剤を配合することが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-132020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
帯電ロールに通電による電気負荷がかかり続けると、帯電ロールの電気抵抗が上昇し、帯電能力の低下によって画像弊害が起きるおそれがある。これは、帯電ロールに電気負荷がかかると、帯電ロールの基層ゴム中のイオン導電剤が分極し、イオン導電剤の分極が速過ぎることで分極したアニオンおよびカチオンがそれぞれ+電極側および-電極側に過度に偏り、基層ゴムの中心部にイオン導電剤が少なくなって電気抵抗の高い部分ができるためである。基層ゴム中の過度な分極を抑える目的でイオン導電剤を過度に増量すると、イオン導電剤のブリードにつながり、画像弊害が起きるおそれがある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、通電耐久時の抵抗上昇およびイオン導電剤のブリードが抑えられる電子写真機器用帯電ロールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る電子写真機器用帯電ロールは、軸体と、前記軸体の外周面上に形成された弾性体層と、を備え、前記弾性体層が、下記の(a)から(c)を含有する。
(a)塩素含有量が14%以上19%以下のヒドリンゴム
(b)イオン導電剤
(c)環状アミジン化合物の塩
【0007】
前記(c)は、環状アミジン化合物のナフトエ酸塩であるとよい。前記(c)の含有量は、前記(a)100質量部に対し、0.1質量部以上5.0質量部以下であるとよい。前記(b)の含有量は、前記(a)100質量部に対し、0.5質量部以上3.0質量部以下であるとよい。前記(b)は、アンモニウム系、ホスホニウム系、または、イミダゾリウム系のイオン導電剤であるとよい。前記(b)は、フッ素原子を有するスルホネートアニオン、フッ素原子を有するビス(スルホニル)イミドアニオン、または、過塩素酸アニオンを含むイオン導電剤であるとよい。
【0008】
(1)本発明に係る電子写真機器用帯電ロールは、軸体と、前記軸体の外周面上に形成された弾性体層と、を備え、前記弾性体層が、下記の(a)から(c)を含有する。
(a)塩素含有量が14%以上19%以下のヒドリンゴム
(b)イオン導電剤
(c)環状アミジン化合物の塩
【0009】
(2)上記(1)において、前記(c)は、環状アミジン化合物のナフトエ酸塩であるとよい。
【0010】
(3)上記(1)または上記(2)において、前記(c)の含有量は、前記(a)100質量部に対し、0.1質量部以上5.0質量部以下であるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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