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公開番号2024048125
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154005
出願日2022-09-27
発明の名称液体を吐出する装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20240401BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】装置の大型化や機構の複雑化を招くことなく、キャップを介した汚染やキャップ内部の乾燥を防止可能な液体を吐出する装置を提供する。
【解決手段】液体が吐出されるノズル列11をノズル面12に有する液体吐出ヘッド1と、ノズル面12に当接して覆うキャップ部材21とを備え、被吐出媒体101に対して液体を吐出する装置であって、キャップ部材21は、ノズル面12に対し、ノズル列11の全体を覆う第一の位置、及びノズル列11が露出する第二の位置のいずれかで当接し、キャップ部材21が第二の位置に当接した状態で印刷を行う。また、液体が吐出される複数のノズル列を有し、キャップ部材21は、ノズル面12に対し、複数のノズル列11の全体を覆う第一の位置、及び少なくとも一つのノズル列11が露出する第二の位置のいずれかで当接し、キャップ部材21が第二の位置に当接した状態で被吐出媒体101に対して液体を吐出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液体が吐出されるノズル列をノズル面に有する液体吐出ヘッドと、前記ノズル面に当接して覆うキャップ部材とを備え、被吐出媒体に対して前記液体を吐出する装置であって、
前記キャップ部材は、前記ノズル面に対し、前記ノズル列の全体を覆う第一の位置、及び前記ノズル列が露出する第二の位置のいずれかで当接し、
前記キャップ部材が第二の位置に当接した状態で前記被吐出媒体に対して前記液体を吐出することを特徴とする液体を吐出する装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
液体が吐出される複数のノズル列をノズル面に有する液体吐出ヘッドと、前記ノズル面に当接して覆うキャップ部材とを備え、被吐出媒体に対して前記液体を吐出する装置であって、
前記キャップ部材は、前記ノズル面に対し、複数の前記ノズル列の全体を覆う第一の位置、及び少なくとも一つの前記ノズル列が露出する第二の位置のいずれかで当接し、
前記キャップ部材が第二の位置に当接した状態で前記被吐出媒体に対して前記液体を吐出することを特徴とする液体を吐出する装置。
【請求項3】
前記キャップ部材は、第一の位置と第二の位置との間を前記ノズル面に当接したまま移動することを特徴とする請求項1または2に記載の液体を吐出する装置。
【請求項4】
前記液体吐出ヘッドに対して相対移動して前記ノズル面を払拭する払拭部材を備え、
前記キャップ部材が前記ノズル面と当接する第二の位置は、前記払拭部材の払拭方向において第一の位置よりも下流側にあることを特徴とする請求項1または2に記載の液体を吐出する装置。
【請求項5】
前記ノズル面は、少なくとも一部に水平面に対する傾斜を有し、
前記キャップ部材が前記ノズル面と当接する第一の位置は、第二の位置よりも鉛直方向において高い位置であることを特徴とする請求項1または2に記載の液体を吐出する装置。
【請求項6】
前記ノズル面に、前記被吐出媒体に吐出する前記液体とは異なる液体を供給する孔部を有することを特徴とする請求項5に記載の液体を吐出する装置。
【請求項7】
前記ノズル面は、水平面に対して傾斜して配置され、
前記ノズル面に、前記被吐出媒体に吐出する前記液体とは異なる液体を供給する孔部を有し、
前記孔部は、前記キャップ部材が前記ノズル面と当接する第二の位置よりも鉛直方向において高い位置にあることを特徴とする請求項1または2に記載の液体を吐出する装置。
【請求項8】
前記ノズル面に、前記被吐出媒体に吐出する前記液体とは異なる液体を供給する孔部を有し、
前記キャップ部材は、前記ノズル面に対し、前記孔部のみを覆う第三の位置で当接することを特徴とする請求項1または2に記載の液体を吐出する装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を吐出する装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
液体を吐出する装置として、被吐出媒体にインク等の液体を吐出するインクジェット式の装置(例えば、印刷装置等)が知られている。
液体吐出ヘッドを備える液体を吐出する装置では、ヘッドの状態をメンテナンス(維持、回復)するために、ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップ部材や、ヘッドのノズル面を払拭する払拭部材等を有するメンテナンスユニット(維持回復機構)を備えたものが知られている。
【0003】
近年、インクジェット式の装置は、産業機械への展開が進み、インクの吐出(印刷)が長時間にわたることが多くなってきた。一方、様々な被吐出媒体に対応するとともに、環境耐性を向上させるために、吐出されるインクの種類も多様化し、安定した吐出の維持が困難となっている。
【0004】
ノズルの乾燥を防止するためにノズル面を密閉(キャッピング)するキャップ部材は、一般に、印刷中は退避位置にあり、内部が開放された状態となる。そのため、印刷時間が長くなると、内部に付着した液体が乾燥したり、内部に異物が入り込んだりするという問題がある。
この問題に対し、キャップカバーを設ける技術(例えば、特許文献1~3参照)や、キャップ内を湿潤させるための技術(例えば、特許文献4参照)等が提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、キャップを保護するための専用の部材を設けることにより、汚れなどが転写され、当該部材を介したさらなる汚染が広がるおそれがある。また、キャップ内を保湿するための機構を設ける場合は、機構の複雑化や装置の大型化を招くおそれがある。
【0006】
そこで本発明は、装置の大型化や機構の複雑化を招くことなく、キャップを介した汚染やキャップ内部の乾燥を防止可能な液体を吐出する装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の液体を吐出する装置は、液体が吐出されるノズル列をノズル面に有する液体吐出ヘッドと、前記ノズル面に当接して覆うキャップ部材とを備え、被吐出媒体に対して前記液体を吐出する装置であって、前記キャップ部材は、前記ノズル面に対し、前記ノズル列の全体を覆う第一の位置、及び前記ノズル列が露出する第二の位置のいずれかで当接し、前記キャップ部材が第二の位置に当接した状態で前記被吐出媒体に対して前記液体を吐出することを特徴とする。
また、本発明の液体を吐出する装置は、液体が吐出される複数のノズル列をノズル面に有する液体吐出ヘッドと、前記ノズル面に当接して覆うキャップ部材とを備え、被吐出媒体に対して前記液体を吐出する装置であって、前記キャップ部材は、前記ノズル面に対し、複数の前記ノズル列の全体を覆う第一の位置、及び少なくとも一つの前記ノズル列が露出する第二の位置のいずれかで当接し、前記キャップ部材が第二の位置に当接した状態で前記被吐出媒体に対して前記液体を吐出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、装置の大型化や機構の複雑化を招くことなく、キャップを介した汚染やキャップ内部の乾燥を防止可能な液体を吐出する装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る液体を吐出する装置の一例の概略説明図である。
図1の液体付与部のヘッド列を下方から見た説明図である。
第一の実施形態におけるキャップ部材の当接位置を説明する模式図である。
第一の実施形態におけるキャップ部材の当接位置を説明する模式図である。
第二の実施形態におけるキャップ部材の当接位置を説明する模式図である。
第二の実施形態におけるキャップ部材の当接位置を説明する模式図である。
第二及び第三の実施形態におけるキャップ部材の当接位置を説明する模式図である。
第四の実施形態におけるキャップ部材の当接位置を説明する模式図である。
第五の実施形態におけるキャップ部材の当接位置を説明する模式図である。
液体を吐出する装置の一例としての印刷装置の概略説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る液体を吐出する装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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