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公開番号2024041322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146065
出願日2022-09-14
発明の名称装飾体
出願人ヤマックス株式会社
代理人個人,個人
主分類B41M 3/06 20060101AFI20240319BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】
虚像がギザギザの折れ線で出現する装飾体を提供する。
【解決手段】
透明基材上に複数の線状画が印刷された線状画層と、透明基材上に複数の同一の凸レンズ状の集光素が印刷された集光素層とが積層された装飾体であって、前記線状画層は1インチ当たりの線数が20≦線数≦70の縦の紗線で形成される列の1列につき1本の線状画が印刷されており、前記集光素層は、1インチ当たりの線数が縦横各20≦線数≦70の紗線で形成される升目1つにつき1つの集光素が印刷されており、前記線状画層の縦の紗線と前記集光素層の縦又は横のいずれかの紗線とがなす角が45°以下(但し、0°は含まない)、又は、135°以上(但し、180°は含まない)であり、各線状画は、前記縦の紗線で形成される列の幅の2%以上かつ96%以下の太さであって、連続した100本中1本以上が他の線状画と形状が異なる線状画である装飾体。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
透明基材上に複数の線状画が印刷された線状画層と、透明基材上に複数の同一の凸レンズ状の集光素が印刷された集光素層とが積層された装飾体であって、
前記線状画層は1インチ当たりの線数が20≦線数≦70の縦の紗線で形成される列の1列につき1本の線状画が印刷されており、
前記集光素層は、1インチ当たりの線数が縦横各20≦線数≦70の紗線で形成される升目1つにつき1つの集光素が印刷されており、
前記線状画層の縦の紗線と前記集光素層の縦又は横のいずれかの紗線とがなす角が45°以下(但し、0°は含まない)、又は、135°以上(但し、180°は含まない)であり、
各線状画は、前記縦の紗線で形成される列の幅の2%以上かつ96%以下の太さであって、連続した100本中1本以上が他の線状画と形状が異なる線状画である装飾体。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
各線状画は隣の線状画と太さが異なる請求項1記載の装飾体。
【請求項3】
各線状画が、前記紗線で形成される列の幅の2%以上かつ96%以下の範囲で太さが変化する1本の線状画である請求項1記載の装飾体。
【請求項4】
前記線状画層が、徐々に太くなる3本以上の線状画群が繰り返してなることを特徴とする請求項1記載の装飾体。
【請求項5】
前記線状画層が、徐々に太くなって、徐々に細くなる3本以上の線状画群が繰り返してなることを特徴とする請求項1記載の装飾体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は虚像がギザギザの折れ線で出現する装飾体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、装飾体から出現する虚像は球状、円筒状等の丸みを帯びた形状であった。
【0003】
しかし、丸みを帯びた形状であると優しくて、和みのあるデザインには適するが、例えば、トラ、龍、稲妻等のデザインと共に用いると調和が取れず、使用が困難であるという問題がある。
【0004】
そこで、トラ、龍、稲妻等の意匠と共に用いても調和が取れ、激しさや荒々しさが表現できる虚像を出現させる装飾体の開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-120499
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
出願人は、特許文献1に開示される平凸レンズ状集光素の縦横いずれか一方の列と平行に整列するように線状画素を積層した虚像現出装飾体であって、前記集光素と線状画素のずれが外側ほどずれ幅が大きくなる虚像現出装飾体を開発している。
【0007】
しかしながら、特許文献1記載の虚像現出装飾体では、虚像が丸みを帯びた形状で出現するため、激しさや荒々しさを表現できないという問題がある。
【0008】
本発明者らは、前記諸問題点を解決することを技術的課題とし、試行錯誤的な数多くの試作・実験を重ねた結果、透明基材上に複数の線状画が印刷された線状画層と、透明基材上に複数の同一の凸レンズ状の集光素が印刷された集光素層とが積層された装飾体であって、前記線状画層は1インチ当たりの線数が20≦線数≦70の縦の紗線で形成される列の1列につき1本の線状画が印刷されており、前記集光素層は、1インチ当たりの線数が縦横各20≦線数≦70の紗線で形成される升目1つにつき1つの集光素が印刷されており、前記線状画層の縦の紗線と前記集光素層の縦又は横のいずれかの紗線とがなす角が45°以下(但し、0°は含まない)、又は、135°以上(但し、180°は含まない)であり、各線状画は、前記縦の紗線で形成される列の幅の2%以上かつ96%以下の太さであって、連続した100本中1本以上が他の線状画と形状が異なる線状画である装飾体であれば、ギザギザの折れ線の虚像が出現するため、激しさや荒々しさを表現できるようになるという刮目すべき知見を得て、前記技術的課題を達成したものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記技術的課題は、次のとおり本発明によって解決できる。
【0010】
本発明は、透明基材上に複数の線状画が印刷された線状画層と、透明基材上に複数の同一の凸レンズ状の集光素が印刷された集光素層とが積層された装飾体であって、前記線状画層は1インチ当たりの線数が20≦線数≦70の縦の紗線で形成される列の1列につき1本の線状画が印刷されており、前記集光素層は、1インチ当たりの線数が縦横各20≦線数≦70の紗線で形成される升目1つにつき1つの集光素が印刷されており、前記線状画層の縦の紗線と前記集光素層の縦又は横のいずれかの紗線とがなす角が45°以下(但し、0°は含まない)、又は、135°以上(但し、180°は含まない)であり、各線状画は、前記縦の紗線で形成される列の幅の2%以上かつ96%以下の太さであって、連続した100本中1本以上が他の線状画と形状が異なる線状画である装飾体である。
(【0011】以降は省略されています)

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