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公開番号2024047953
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153738
出願日2022-09-27
発明の名称制御装置および制御方法
出願人アズビル株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F24F 11/63 20180101AFI20240401BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】空調制御の不必要な切り替えを抑制し、即時対応性を維持しつつも、快適性を低下させずに安定した空調制御を行うことができる制御装置および制御方法を提供する。
【解決手段】実施形態に係る制御装置は、判定部と、決定部と、算出部と、制御部とを有する。判定部は、所定エリアに存在する人の着衣量を周期的に判定する。決定部は、判定部によって判定される着衣量の変化に応じて、所定エリアのCLO値を変化させる変化量を決定し、着衣量の増減が反転した場合には、変化量を0にしてCLO値を決定する。算出部は、決定部によって決定されるCLO値に基づいて所定エリアのPMV(Predicted Mean Vote)を算出する。制御部は、算出部によって算出されるPMVに応じて空調機器を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定エリアに存在する人の着衣量を周期的に判定する判定部と、
前記判定部によって判定される前記着衣量の変化に応じて、前記所定エリアのCLO値を変化させる変化量を決定し、前記着衣量の増減が反転した場合には、前記変化量を0にして前記CLO値を決定する決定部と、
前記決定部によって決定される前記CLO値に基づいて前記所定エリアのPMV(Predicted Mean Vote)を算出する算出部と、
前記算出部によって算出される前記PMVに応じて空調機器を制御する制御部と
を有することを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記判定部は、
前記所定エリアを撮像するイメージセンサから入力される画像データをAI(Artificial Intelligence)によって画像認識して前記着衣量を判定する
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記決定部は、
前記判定部による前回の判定と今回の判定とにおいて前記着衣量の増減が反転しておらず、且つ、今回の判定において前回の判定から前記着衣量が増加した場合に、前回決定した前記CLO値に所定値を加算した値を今回の前記CLO値として決定する
請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記決定部は、
前記判定部による前回の判定と今回の判定とにおいて前記着衣量の増減が反転しておらず、且つ、今回の判定において前回の判定から前記着衣量が減少した場合に、前回決定した前記CLO値から所定値を減算した値を今回の前記CLO値として決定する
請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記決定部は、
予め定められる上限から下限までの間で前記CLO値を決定する
請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記判定部は、
前記所定エリアに存在する人数を判定し、前記所定エリアに複数の人が存在する場合には、全員の着衣状態に基づいて、前記所定エリアにおける前記着衣量を判定する
請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記決定部は、
前記判定部によって前記所定エリアに存在する人が認識されなくなった場合には、前回決定した前記CLO値を今回の前記CLO値として決定する
請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
制御装置が実行する制御方法であって、
所定エリアに存在する人の着衣量を周期的に判定する判定工程と、
前記判定工程によって判定される前記着衣量の変化に応じて、前記所定エリアのCLO値を変化させる変化量を決定し、前記着衣量の増減が反転した場合には、前記変化量を0にして前記CLO値を決定する決定工程と、
前記決定工程によって決定される前記CLO値に基づいて前記所定エリアのPMV(Predicted Mean Vote)を算出する算出工程と、
前記算出工程によって算出される前記PMVに応じて空調機器を制御する制御工程と
を含む制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、制御装置および制御方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車室内に設けられる赤外線センサによって乗員の温度を検出し、所定時間内における乗員の温度の変化量が閾値を超えた場合に、乗員の着衣量が変化したと判定し、着衣量の変化に応じて車両の空調機器を制御する空調制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6650583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、着衣量の変化に応じて空調機器を制御する空調制御は、人位置の移動がほとんどなく、座席数が決まっている車室内の温度調整には適しているが、利用する人数や人位置が変動するオフィスなどの大空間では、人の着衣状態を示す情報が頻繁に変化して制御状態が不安定になるため適さない。
【0005】
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、空調制御の不必要な切り替えを抑制し、即時対応性を維持しつつも、快適性を低下させずに安定した空調制御を行うことができる制御装置および制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る制御装置は、判定部と、決定部と、算出部と、制御部とを有する。判定部は、所定エリアに存在する人の着衣量を周期的に判定する。決定部は、前記判定部によって判定される前記着衣量の変化に応じて、前記所定エリアのCLO値を変化させる変化量を決定し、前記着衣量の増減が反転した場合には、前記変化量を0にして前記CLO値を決定する。算出部は、前記決定部によって決定される前記CLO値に基づいて前記所定エリアのPMV(Predicted Mean Vote)を算出する。制御部は、前記算出部によって算出される前記PMVに応じて空調機器を制御する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様に係る制御装置および制御方法は、空調制御の不必要な切り替えを抑制し、即時対応性を維持しつつも、快適性を低下させずに安定した空調制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る制御システムの構成例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る制御装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図3は、実施形態に係る制御装置の動作例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、制御装置および制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[1.制御装置および制御方法が属する技術分野]
まず、実施形態に係る制御装置および制御方法が属する技術分野について説明する。一般的に、在室者の着衣状態は空調制御を決定する上で重要なパラメータとなる。例えば、着衣量はCLO(クロー)値としてPMV(Predicted Mean Vote)の構成要素の一つとして扱われており、人の温冷感を推定する上で欠かせない要素である。
(【0011】以降は省略されています)

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