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公開番号2024047458
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022153088
出願日2022-09-26
発明の名称微粒子分散体製造プロセスの設計方法、情報処理装置、及び設計プログラム
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G16C 20/10 20190101AFI20240329BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】所望の特性を有する微粒子分散体の製造プロセスの設計技術を改善する。
【解決手段】情報処理装置10が実行する微粒子分散体製造プロセスの設計方法であって、微粒子分散体に係る実績データを用いて、目的変数に対応した予測モデルを生成するステップと、予測モデルを用いた逆解析により、所望の物性を有する微粒子分散体を探索するステップと、を含み、実績データは、微粒子分散体製造に係る生産条件と、微粒子の物性値とを含み、目的変数は、微粒子分散体の粘度を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置が実行する微粒子分散体製造プロセスの設計方法であって、
微粒子分散体に係る実績データを用いて、目的変数に対応した予測モデルを生成するステップと、
前記予測モデルを用いた逆解析により、所望の物性を有する微粒子分散体の製造プロセスを探索するステップと、
を含み、
前記実績データは、微粒子分散体製造に係る生産条件と、微粒子の物性値とを含み、
前記目的変数は、微粒子分散体の粘度を含む、微粒子分散体製造プロセスの設計方法。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
請求項1に記載の微粒子分散体製造プロセスの設計方法であって、
前記微粒子分散体は、カーボン粒子分散体を含む、微粒子分散体製造プロセスの設計方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の微粒子分散体製造プロセスの設計方法であって、
前記微粒子の物性値は、微粒子のフタル酸ジブチル吸油量を含む、微粒子分散体製造プロセスの設計方法。
【請求項4】
請求項3に記載の微粒子分散体製造プロセスの設計方法であって、
前記微粒子の物性値は、分散剤との濡れ性、及び特定のシェアをかけた際の粒子状態の少なくともいずれかを含む、微粒子分散体製造プロセスの設計方法。
【請求項5】
請求項4に記載の微粒子分散体製造プロセスの設計方法であって、
前記生産条件は、分散時間、分散減圧値、分散速度、分散時液温、混練時水分量、及び真空度の少なくともいずれかを含む。微粒子分散体製造プロセスの設計方法。
【請求項6】
制御部を備え、微粒子分散体製造プロセスを設計する情報処理装置であって、
前記制御部は、
微粒子分散体に係る実績データを用いて、目的変数に対応した予測モデルを生成し、
前記予測モデルを用いた逆解析により、所望の物性を有する微粒子分散体の製造プロセスを探索し、
前記実績データは、微粒子分散体製造に係る生産条件と、微粒子の物性値とを含み、
前記目的変数は、微粒子分散体の粘度を含む、情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータに、
微粒子分散体に係る実績データを用いて、目的変数に対応した予測モデルを生成することと、
前記予測モデルを用いた逆解析により、所望の物性を有する微粒子分散体の製造プロセスを探索することと、を実行させ、
前記実績データは、微粒子分散体製造に係る生産条件と、微粒子の物性値とを含み、
前記目的変数は、微粒子分散体の粘度を含む、微粒子分散体製造プロセスの設計プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、微粒子分散体製造プロセスの設計方法、情報処理装置、及び設計プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、樹脂着色剤、印刷インキ、及び塗料等の用途で、カーボンブラックの水分散体等の微粒子分散体が利用されている。微粒子分散体の製造方法に関して、かかる微粒子分散体の物性を制御するための手法が提案されている(例えば特許文献1、及び非特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第6358487号
Douglas J. Kohls, “Particle Synthesis, Characterization, and Properties of Filled Polymer Systems”, 2006/4/8
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び非特許文献1に記載の製造方法は、カーボンブラックに焦点を当てており、カーボンブラックの凝集特性(粘度)を制御するためにフタル酸ジブチル吸油量(以下、DBP吸油量ともいう。)に着目した手法である。しかしながら、カーボンブラック等の微粒子分散体の粘度は、微粒子のDBP吸油量だけで定まるものではなく、微粒子分散体に係る各種因子、及び生産条件が複雑に関係している。換言すると、従来技術においては、粘度等の所定の物性に影響を与える因子及び生産条件について十分に考慮されているとはいえず、所定の物性を有する微粒子分散体を得るための製造プロセスを設計する技術には改善の余地があった。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、所望の特性を有する微粒子分散体の製造プロセスの設計技術を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の一実施形態に係る微粒子分散体製造プロセスの設計方法は、
情報処理装置が実行する微粒子分散体製造プロセスの設計方法であって、
微粒子分散体に係る実績データを用いて、目的変数に対応した予測モデルを生成するステップと、
前記予測モデルを用いた逆解析により、所望の物性を有する微粒子分散体の製造プロセスを探索するステップと、
を含み、
前記実績データは、微粒子分散体製造に係る生産条件と、微粒子の物性値とを含み、
前記目的変数は、微粒子分散体の粘度を含む。
【0007】
(2)本開示の一実施形態に係る微粒子分散体製造プロセスの設計方法は、(1)に記載の微粒子分散体製造プロセスの設計方法であって、
前記微粒子分散体は、カーボン粒子分散体を含む。
【0008】
(3)本開示の一実施形態に係る微粒子分散体製造プロセスの設計方法は、(1)又は(2)に記載の微粒子分散体製造プロセスの設計方法であって、
前記微粒子の物性値は、微粒子のフタル酸ジブチル吸油量を含む。
【0009】
(4)本開示の一実施形態に係る微粒子分散体製造プロセスの設計方法は、(1)から(3)のいずれか一項に記載の微粒子分散体製造プロセスの設計方法であって、
前記微粒子の物性値は、分散剤との濡れ性、及び特定のシェアをかけた際の粒子状態の少なくともいずれかを含む。
【0010】
(5)本開示の一実施形態に係る微粒子分散体製造プロセスの設計方法は、(1)から(4)のいずれか一項に記載の微粒子分散体製造プロセスの設計方法であって、
前記生産条件は、分散時間、分散減圧値、分散速度、分散時液温、混練時水分量、及び真空度の少なくともいずれかを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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