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公開番号2024047215
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152721
出願日2022-09-26
発明の名称制御装置
出願人株式会社デンソー
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類G05B 9/02 20060101AFI20240329BHJP(制御;調整)
要約【課題】制御部の過熱状態での動作を抑制可能な制御装置を提供する。
【解決手段】ECU1において、マイコン3の起動と動作停止を制御する電源IC5は、温度センサ8により検出されるマイコン3の温度に関する閾値として、第1閾値と、第1閾値よりも大きい第2閾値とを有する。そして、電源IC5は、マイコン3の起動は、温度センサ8による温度検出値が第1閾値を超えていないことを条件にして実施し、マイコン3を起動した後のマイコン3の動作停止は、温度検出値が第2閾値を超えたことを条件にして実施する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の処理を行うように構成された制御部(3)と、
前記制御部の温度を検出するための温度センサ(8,9)と、
前記温度センサにより検出される前記温度に基づいて前記制御部の起動と動作停止を制御するように構成された監視部(5)と、を備え、
前記監視部は、前記温度センサにより検出される前記温度に関する閾値として、第1閾値(Th1)と、前記第1閾値よりも大きい第2閾値(Th2)とを有し、前記制御部の起動は、前記温度センサにより検出された前記温度の値である温度検出値が前記第1閾値を超えていないことを条件にして実施し、前記制御部を起動した後の前記制御部の動作停止は、前記温度検出値が前記第2閾値を超えたことを条件にして実施するように構成されている、
制御装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
請求項1に記載の制御装置であって、
前記監視部は、少なくとも前記制御部に電源電圧を供給することにより、前記制御部を起動し、少なくとも前記制御部への前記電源電圧の供給を停止することにより、前記制御部の動作を停止させるように構成されている、
制御装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の制御装置であって、
前記温度センサは、前記制御部の外部に設けられている、
制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の制御装置であって、
前記温度センサ(8)は、前記監視部に内蔵されている、
制御装置。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の制御装置であって、
前記温度センサ(9)は、前記制御部と前記監視部との両方の外部に設けられている、
制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、スイッチング電源のICにおいて、温度に関する閾値として、第1閾値と第2閾値を設け、監視対象温度が第1閾値に達した場合と、監視対象温度が第2閾値に達した場合とで、異なる内容のフェールセーフを行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-82036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者の詳細な検討の結果、以下の課題が見出された。
制御装置において、マイコン等の制御部の温度を温度センサによって検出し、検出された温度の値である温度検出値が過熱防止用の閾値を超えたなら制御部の動作を停止させ、温度検出値が前記閾値以下に低下したなら制御部を起動する、という構成が考えられる。
【0005】
この構成の場合、温度検出値が閾値を一旦超えると、「制御部の停止→温度検出値が閾値以下になる→制御部の起動→温度検出値が閾値を超える→制御部の停止→温度検出値が閾値以下になる→制御部の起動→…」という状態が比較的短い時間で繰り返される。
【0006】
すると、制御部内の実際の温度が閾値を超えている累積時間が長くなり、制御部内の実際の温度が閾値を超え続けてしまう可能性がある。例えば、制御部における発熱部位と温度センサとの間の熱伝導経路の特性や、温度の検出遅れにより、制御部内の実際の温度と温度検出値とには、ずれが生じる。このため、制御部の動作が停止させられた後、制御部内の実際の温度が閾値より高い状態のままで、温度検出値が閾値以下となり、制御部が起動される可能性があるからである。
【0007】
よって、制御部が過熱状態で起動して、制御部の動作が不定となり、その結果、制御装置の動作として不定な動作を招く可能性が生じる。このような課題は、上記特許文献1に記載の技術では解決することができない。尚、上記閾値を十分に小さい値に設定しておくことも考えられるが、制御部の動作に関して温度マージンが過剰となり、制御部のリソースを有効に活用することが難しくなる。
【0008】
本開示の1つの局面は、制御部の過熱状態での動作を抑制可能な制御装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の1つの態様による制御装置は、所定の処理を行うように構成された制御部(3)と、制御部の温度を検出するための温度センサ(8,9)と、温度センサにより検出される温度に基づいて制御部の起動と動作停止を制御する監視部(5)と、を備える。
【0010】
監視部は、温度センサにより検出される温度に関する閾値として、第1閾値(Th1)と、第1閾値よりも大きい第2閾値(Th2)とを有する。そして、監視部は、制御部の起動は、温度センサにより検出された温度の値である温度検出値が第1閾値を超えていないことを条件にして実施し、制御部を起動した後の制御部の動作停止は、温度検出値が第2閾値を超えたことを条件にして実施する。
(【0011】以降は省略されています)

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