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公開番号2024057628
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164382
出願日2022-10-13
発明の名称突入電流防止回路
出願人多摩川精機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G05F 1/10 20060101AFI20240418BHJP(制御;調整)
要約【課題】電圧印加対象装置の出力側に接続されることなく設置することができる突入電流防止回路を得る。
【解決手段】この突入電流防止回路は、正極端子111に接続されたNチャンネル型FET2と、Nチャンネル型FET2に並列に接続された制限抵抗3と、Nチャンネル型FET2および制限抵抗3を介して正極端子111に接続された平滑コンデンサ4と、平滑コンデンサ4の電圧の値が予め設定された値V1以上であることを検出する電圧検出部5と、光を発する発光部6と、平滑コンデンサ4の電圧の値が予め設定された値V1以上であることを電圧検出部5が検出した場合に発光部6に光を発せさせる発光スイッチング部7と、発光部6から発せられた光を受けるフォトダイオード8と、を備え、発光部6から発せられた光をフォトダイオード8が受けることによって、フォトダイオード8がNチャンネル型FET2をオンさせる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入力電源装置(11)の正極端子(111)に接続されたNチャンネル型FET(2)と、
前記Nチャンネル型FET(2)に並列に接続された制限抵抗(3)と、
前記Nチャンネル型FET(2)および前記制限抵抗(3)を介して前記正極端子(111)に接続された平滑コンデンサ(4)と、
前記平滑コンデンサ(4)に並列に接続され、前記平滑コンデンサ(4)の電圧の値が予め設定された値以上であることを検出する電圧検出部(5)と、
光を発する発光部(6)と、
前記平滑コンデンサ(4)の電圧の値が前記予め設定された値以上であることを前記電圧検出部(5)が検出した場合に前記発光部(6)に光を発せさせる発光スイッチング部(7)と、
前記発光部(6)から発せられた光を受けるフォトダイオード(8)と、
を備え、
前記発光部(6)から発せられた光を前記フォトダイオード(8)が受けることによって、前記フォトダイオード(8)が前記Nチャンネル型FET(2)をオンさせる突入電流防止回路。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記平滑コンデンサ(4)の電圧の値が前記予め設定された値以上であることを前記電圧検出部(5)が検出することを遅延させる検出遅延部(9)を備えている請求項1に記載の突入電流防止回路。
【請求項3】
前記フォトダイオード(8)は、負電極が前記Nチャンネル型FET(2)および前記制限抵抗(3)を介して前記正極端子(111)に接続され、正電極が前記Nチャンネル型FET(2)のゲートに接続されている請求項1または請求項2に記載の突入電流防止回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、突入電流防止回路に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、入力スイッチ部と、平滑コンデンサと、制限抵抗と、リレースイッチと、を備えた突入電流防止回路が知られている。制限抵抗およびリレースイッチは、互いに並列に接続されている。平滑コンデンサは、入力スイッチ部、制限抵抗およびリレースイッチを介して、入力電源装置に接続されている。入力スイッチ部がオンされた直後に、入力電源装置から制限抵抗を介して平滑コンデンサに電流が流れて、平滑コンデンサが充電される。これにより、入力電源装置から平滑コンデンサに突入電流が流れることが防止される。平滑コンデンサにはスイッチング電源装置が接続されており、平滑コンデンサの電圧がスイッチング電源装置に印加される。スイッチング電源装置に印加された電圧の値が予め設定された値に達した後に、スイッチング電源装置が駆動する。スイッチング電源装置が駆動することによって、リレーコイルに電流が流れて、リレースイッチがオンされる。リレースイッチがオンされることによって、入力電源装置からリレースイッチを介して平滑コンデンサに電流が流れる。これにより、入力電源装置から制限抵抗を介して平滑コンデンサに電流が流れることが抑制される。その結果、突入電流防止回路の消費電力が低減される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-323453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、スイッチング電源装置の出力側にリレーコイルが接続されている。したがって、平滑コンデンサの電圧が印加される電圧印加対象装置の出力側に突入電流防止回路の一部を接続しなければならない。電圧印加対象装置の出力側に突入電流防止回路を接続することができない場合には、突入電流防止回路を設置することができないという問題点があった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電圧印加対象装置の出力側に接続されることなく設置することができる突入電流防止回路を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る突入電流防止回路は、入力電源装置の正極端子に接続されたNチャンネル型FETと、Nチャンネル型FETに並列に接続された制限抵抗と、Nチャンネル型FETおよび制限抵抗を介して正極端子に接続された平滑コンデンサと、平滑コンデンサに並列に接続され、平滑コンデンサの電圧の値が予め設定された値以上であることを検出する電圧検出部と、光を発する発光部と、平滑コンデンサの電圧の値が予め設定された値以上であることを電圧検出部が検出した場合に発光部に光を発せさせる発光スイッチング部と、発光部から発せられた光を受けるフォトダイオードと、を備え、発光部から発せられた光をフォトダイオードが受けることによって、フォトダイオードがNチャンネル型FETをオンさせる。
また、この発明に係る突入電流防止回路は、平滑コンデンサの電圧の値が予め設定された値以上であることを電圧検出部が検出することを遅延させる検出遅延部をさらに備えている。
また、この発明に係る突入電流防止回路では、フォトダイオードは、負電極がNチャンネル型FETおよび制限抵抗を介して正極端子に接続され、正電極がNチャンネル型FETのゲートに接続されている。
【発明の効果】
【0007】
この発明に係る突入電流防止回路によれば、電圧印加対象装置の出力側に突入電流防止回路が接続されることなく突入電流防止回路を設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る突入電流防止回路を示す回路図である。
図1の突入電流防止回路における平滑コンデンサへの電流経路の切り替えを示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る突入電流防止回路を示す回路図である。実施の形態1に係る突入電流防止回路は、入力スイッチ部1と、Nチャンネル型FET2と、制限抵抗3と、平滑コンデンサ4と、電圧検出部5と、発光部6と、発光スイッチング部7と、フォトダイオード8と、検出遅延部9と、保護回路部10と、を備えている。
【0010】
実施の形態1に係る突入電流防止回路は、入力電源装置11と電圧印加対象装置12との間に配置されている。実施の形態1に係る突入電流防止回路を介して、入力電源装置11から電圧印加対象装置12に電流が供給される。実施の形態1に係る突入電流防止回路は、入力電源装置11から電圧印加対象装置12に電流が供給される際に、電圧印加対象装置12に瞬間的な立ち上がりの電圧が印加されることを防止している。
(【0011】以降は省略されています)

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