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公開番号2024065835
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174895
出願日2022-10-31
発明の名称開発装置、開発方法
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類G05B 19/05 20060101AFI20240508BHJP(制御;調整)
要約【課題】ユーザプログラムが特定のハードウェアでのみ実行できるようにする。
【解決手段】PLC(200)の動作を制御するプロジェクトファイル(120)を開発する開発装置であって、PLC(200)に書き換え不能に記録されている固有情報(210)を取得する固有情報取得部(111)と、取得された固有情報を固有情報リスト(124)に複数登録する固有情報登録部(113)と、PLCにおいて、固有情報リストに対応するハードウェアを検出した場合のみユーザプログラム(121)が実行されるように該プロジェクトファイルを設定するプロジェクトファイル設定部(114)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プログラマブルコントローラの動作を制御するプログラムを含むプロジェクトファイルを開発する開発装置であって、
少なくとも1つのハードウェアに書き換え不能に記録されている固有情報を、ユーザからの指示に応じて取得する固有情報取得部と、
前記固有情報取得部によって取得された前記固有情報を前記プロジェクトファイルに複数登録する固有情報登録部と、
前記プログラマブルコントローラにおいて、前記固有情報登録部によって登録された前記固有情報に対応する前記ハードウェアを検出した場合のみ該プロジェクトファイルが実行されるように該プロジェクトファイルを設定するプロジェクトファイル設定部と、を備える開発装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記プロジェクトファイル設定部は、ユーザからの指示に応じて前記固有情報の登録が完了したことを示す登録完了フラグを前記プロジェクトファイルに設定し、
前記固有情報登録部は、前記登録完了フラグが前記プロジェクトファイルに設定されていない場合にのみ、前記固有情報を該プロジェクトファイルに登録する、請求項1に記載の開発装置。
【請求項3】
前記固有情報取得部は、当該開発装置と通信接続された前記ハードウェアから前記固有情報を取得する、請求項1に記載の開発装置。
【請求項4】
前記プロジェクトファイルを前記プログラマブルコントローラに通信によって転送する転送部をさらに備え、
前記転送部は、前記プロジェクトファイルに前記登録完了フラグが設定されている場合にのみ、該プロジェクトファイルを前記プログラマブルコントローラに転送する、請求項2に記載の開発装置。
【請求項5】
前記固有情報が、前記プログラマブルコントローラに書き換え不能に記録されている情報、または、前記プログラマブルコントローラに接続された記録媒体に書き換え不能に記録されている情報である、請求項1に記載の開発装置。
【請求項6】
少なくとも1つのハードウェアに書き換え不能に記録されている固有情報を、ユーザからの指示に応じて取得する固有情報取得ステップと、
前記固有情報取得ステップによって取得された前記固有情報を、プログラマブルコントローラの動作を制御するプログラムを含むプロジェクトファイルに、複数登録する固有情報登録ステップと、
前記プログラマブルコントローラにおいて、前記固有情報登録ステップによって登録された前記固有情報に対応する前記ハードウェアを検出した場合のみ該プロジェクトファイルが実行されるように該プロジェクトファイルを設定するプロジェクトファイル設定ステップと、を含む開発方法。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか一項に記載の開発装置によって作成された前記プロジェクトファイルに含まれる前記プログラムを実行する実行部を備え、
前記実行部は、前記プロジェクトファイルに登録されている前記固有情報に対応する前記ハードウェアを検出した場合のみ該プロジェクトファイルを実行する、プログラマブルコントローラ。
【請求項8】
前記実行部は、当該プログラマブルコントローラに書き換え不能に記録されている情報、または、当該プログラマブルコントローラに接続された記録媒体に書き換え不能に記録されている情報を読み出すことによって、前記プロジェクトファイルに登録されている前記固有情報に対応する前記ハードウェアを検出したか否かを判定する、請求項7に記載のプログラマブルコントローラ。
【請求項9】
前記実行部は、前記プロジェクトファイルに登録されている前記固有情報を、当該プログラマブルコントローラに接続されている記録媒体、または、当該プログラマブルコントローラに通信接続されているサーバから読み出す、請求項7に記載のプログラマブルコントローラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はPLC(プログラマブルコントローラ:Programmable Logic Controller)の開発装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
工場などで装置を制御するためにPLCが広く使われている。PLCを用いた装置は、装置ベンダーによって開発され、エンドユーザに販売されて、エンドユーザが該装置を使用する。PLCのユーザプログラムは、装置を所望の動作をするように作り込まれており、その中にはノウハウが多く含まれている。装置ベンダーが販売する装置には、改変できるPLCのプログラムも含まれている。
【0003】
悪意のあるエンドユーザが装置ベンダーから購入した装置のユーザプログラムを吸い出し、新規購入したPLCに書き込み(インストール)することで、該PLCによって、別の装置を稼働させる事態が発生している。このような事態が発生すると、多数のノウハウを含んだ技術情報が不正に流出していることになり、装置ベンダーは甚大な損害を被ることになる。
【0004】
これら事態に対応するために、特許文献1に示すように、ユーザプログラムが不正に流出した際に、パスワードによって実行を防ぐ仕組みが用意されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-194679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述のような従来技術では、ユーザプログラムと共に、パスワードも流出した際に、ユーザプログラムの不正実行を防ぐことはできない。
【0007】
そこで、本発明の一態様は、ユーザプログラムが特定のハードウェアでのみ実行できるようにする仕組みを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る開発装置は、プログラマブルコントローラの動作を制御するプログラムを含むプロジェクトファイルを開発する開発装置であって、少なくとも1つのハードウェアに書き換え不能に記録されている固有情報を、ユーザからの指示に応じて取得する固有情報取得部と、前記固有情報取得部によって取得された前記固有情報を前記プロジェクトファイルに複数登録する固有情報登録部と、前記プログラマブルコントローラにおいて、前記固有情報登録部によって登録された前記固有情報に対応する前記ハードウェアを検出した場合のみ該プロジェクトファイルが実行されるように該プロジェクトファイルを設定するプロジェクトファイル設定部と、を備える。
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る開発方法は、少なくとも1つのハードウェアに書き換え不能に記録されている固有情報を、ユーザからの指示に応じて取得する固有情報取得ステップと、前記固有情報取得ステップによって取得された前記固有情報を、プログラマブルコントローラの動作を制御するプログラムを含むプロジェクトファイルに、複数登録する固有情報登録ステップと、前記プログラマブルコントローラにおいて、前記固有情報登録ステップによって登録された前記固有情報に対応する前記ハードウェアを検出した場合のみ該プロジェクトファイルが実行されるように該プロジェクトファイルを設定するプロジェクトファイル設定ステップと、を含む。
【0010】
上記の構成によれば、ハードウェアに書き換え不能に記録されている固有情報を複数登録した、固有情報のリストに基づき、該ハードウェアにおけるユーザプログラムの実行を制限することができる。そのため、プロジェクトファイルが不正に流出したとしても、固有情報のリストに登録された該ハードウェアを入手しない限り、プロジェクトファイルのユーザプログラムを実行することができない。
(【0011】以降は省略されています)

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