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公開番号2024059274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022166860
出願日2022-10-18
発明の名称加工装置
出願人岩田工機株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類G05B 19/4093 20060101AFI20240423BHJP(制御;調整)
要約【課題】ワークのバリ取りや面取りを行う際の作業負荷を低減する。
【解決手段】加工装置は、加工部と、設定部と、制御部と、を備える。加工部は、載置面に沿ったX軸方向及びY軸方向と、Z軸方向とに加工具を移動させるよう構成される。設定部は、カメラ及びレーザ照射器を用いた光切断法により、載置面に固定されたワークの外面における加工面の縁部を認識すると共に、縁部に沿った加工経路を設定する。制御部は、加工部を制御し、加工経路に沿って加工具を移動させることで、ワークにおける加工面の縁部のバリ取り又は面取りを行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
載置面に固定されたワークの加工を行うよう構成される加工装置であって、
前記載置面に沿ったX軸方向と、前記載置面に沿っており、且つ、前記X軸方向と直交するY軸方向と、前記X軸方向及び前記Y軸方向に直交するZ軸方向とに加工具を移動させるよう構成された加工部と、
カメラ及びレーザ照射器を用いた光切断法により、前記ワークの外面における加工面の縁部を認識すると共に、前記縁部に沿った加工経路を設定するよう構成された設定部と、
前記加工部を制御し、前記加工経路に沿って前記加工具を移動させることで、前記ワークにおける前記加工面の前記縁部のバリ取り又は面取りを行うよう構成された制御部と、
を備える加工装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
請求項1に記載の加工装置であって、
前記加工面の前記縁部は、異なる方向に直線状に延びる第1及び第2区間と、これらの区間の交点とを含んでおり、
前記第1区間は、前記交点に向かって第1方向に延び、
前記第2区間は、前記交点に向かって第2方向に延び、
前記第1区間を前記第1方向に延長した線の端を、第1転換点とし、
前記第2区間を前記第2方向に延長した線の端を、第2転換点とし、
前記第1及び第2区間に沿った前記加工経路は、前記交点から前記第1転換点まで延びる区間と、前記第1転換点から前記第2転換点まで延びる区間と、前記第2転換点から前記交点まで延びる区間とを含む
加工装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の加工装置であって、
前記光切断法により前記ワークの高さを計測すると共に、前記ワークの高さに基づき、前記カメラ及び前記レーザ照射器の前記Z軸方向の位置であるZ軸測定位置を定める調整部をさらに備え、
前記設定部は、前記カメラ及び前記レーザ照射器を前記Z軸測定位置に移動させ、前記Z軸測定位置に位置する前記カメラ及び前記レーザ照射器により、前記加工面の前記縁部を認識すると共に、前記加工経路を設定する
加工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、加工装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
多関節のロボットやNC加工装置により、ワークのバリ取りを行う技術が知られている(例えば、特許文献1)。ロボットによりバリ取りを行う場合には、ロボット対しティーチングを行い、バリ取りを行う箇所や、加工具を移動させる加工経路をロボットに認識させる必要がある。また、NC加工装置によりバリ取りを行う場合には、ワークの3DモデルやCAMデータに基づきNCプログラムを事前に準備する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-104829号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このため、形状の異なる多数のワークのバリ取りを行う場合には、各ワークに対応してティーチング作業を行ったり、NCプログラムを準備したりする必要があり、作業負荷が大きかった。
【0005】
本開示の一態様では、ワークのバリ取りや面取りを行う際の作業負荷を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、載置面に固定されたワークの加工を行うよう構成される加工装置であって、加工部と、設定部と、制御部と、を備える。加工部は、載置面に沿ったX軸方向と、載置面に沿っており、且つ、X軸方向と直交するY軸方向と、X軸方向及びY軸方向に直交するZ軸方向とに加工具を移動させるよう構成される。設定部は、カメラ及びレーザ照射器を用いた光切断法により、ワークの外面における加工面の縁部を認識すると共に、縁部に沿った加工経路を設定するよう構成される。制御部は、加工部を制御し、加工経路に沿って加工具を移動させることで、ワークにおける加工面の縁部のバリ取り又は面取りを行うよう構成される。
【0007】
上記構成によれば、ワークの加工面の縁部に沿った加工経路を自動的に設定し、該加工経路に沿って加工具を移動させることで、ワークのバリ取り又は面取りが行われる。このため、ワークのバリ取りや面取りを行う際の作業負荷を低減できる。
【0008】
本開示の一態様では、加工面の縁部は、異なる方向に直線状に延びる第1及び第2区間と、これらの区間の交点とを含んでいてもよい。第1区間は、交点に向かって第1方向に延びてもよい。第2区間は、交点に向かって第2方向に延びてもよい。第1区間を第1方向に延長した線の端を、第1転換点としてもよい。第2区間を第2方向に延長した線の端を、第2転換点としてもよい。第1及び第2区間に沿った加工経路は、交点から第1転換点まで延びる区間と、第1転換点から第2転換点まで延びる区間と、第2転換点から交点まで延びる区間とを含んでもよい。
【0009】
上記構成によれば、加工面の縁部における第1及び第2区間の交点周辺(換言すれば、角部周辺)におけるバリ取り又は面取りを、円滑に行うことができる。
本開示の一態様は、光切断法によりワークの高さを計測すると共に、ワークの高さに基づき、カメラ及びレーザ照射器のZ軸方向の位置であるZ軸測定位置を定める調整部をさらに備えてもよい。設定部は、カメラ及びレーザ照射器をZ軸測定位置に移動させ、Z軸測定位置に位置するカメラ及びレーザ照射器により、加工面の縁部を認識すると共に、加工経路を設定してもよい。
【0010】
上記構成によれば、加工面の縁部を認識する際の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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