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公開番号2024039173
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022143517
出願日2022-09-09
発明の名称節度感付加装置
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人
主分類G05G 5/03 20080401AFI20240314BHJP(制御;調整)
要約【課題】組み付けが容易であるとともに、良好な節度感を付加できる節度感付加装置を提供する。
【解決手段】ベース部17は、所定方向の一方側と他方側とに動作可能である。接触部43は、スプリング42に取り付けられ、ベース部17と接触可能である。保持部48は、スプリング42を保持する。壁部47aは、接触部43に対し所定方向に対向し、ベース部17の動作による接触部43とベース部17との接触状態の変化に伴いスプリング42の付勢力によって移動した接触部43との衝突により節度感となる音を生じさせる。制限部は、接触部43の可動域を所定方向に沿う範囲に制限する。保持部48は、スプリング42の位置を少なくとも所定方向に規制する。接触部43と壁部47aとのクリアランスCLは、所定方向の一方側と他方側とで略等しい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定方向の一方側と他方側とに動作可能な動作部と、
スプリングと、
このスプリングに取り付けられ、前記動作部と接触可能な接触部と、
前記スプリングを保持する保持部と、
前記接触部に対し前記所定方向に対向し、前記動作部の動作による前記接触部と前記動作部との接触状態の変化に伴い前記スプリングの付勢力によって移動した前記接触部との衝突により節度感となる音を生じさせる壁部と、
前記接触部の可動域を前記所定方向に沿う範囲に制限する制限部と、を備え、
前記保持部は、前記スプリングの位置を少なくとも前記所定方向に規制し、
前記接触部と前記壁部とのクリアランスは、前記所定方向の一方側と他方側とで略等しい
ことを特徴とする節度感付加装置。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
壁部は、スプリング及び接触部が配置される穴部の側壁の一部であり、
保持部は、前記スプリングを前記穴部の略中央部に保持する
ことを特徴とする請求項1記載の節度感付加装置。
【請求項3】
保持部は、スプリングの端部が挿入される凹部である
ことを特徴とする請求項1または2記載の節度感付加装置。
【請求項4】
凹部は、開口側が壁部側に向かいテーパ状に拡開されている
ことを特徴とする請求項3記載の節度感付加装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、節度感を付加する節度感付加装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両に用いられる空調装置の風向を調整する風向調整装置の動作を設定するための操作ダイヤルが設けられることがある。操作ダイヤルを風向調整装置の動作を指示する所定の箇所に操作したときに、節度感すなわちクリック感が付加することで、操作フィーリングを向上させることが可能である。
【0003】
このような操作ダイヤルに節度感を付加する節度感付加装置として、操作ダイヤルの回転の直径方向に配置されるスプリングとそのスプリングの先端に配置されるピンとを有するプランジャを備えたものが知られている。この装置では、操作ダイヤルを所定の箇所に操作したときに、操作ダイヤルを支持する支持部材に形成された溝部に対してピンが整合することで、ピンがスプリングの付勢力により支持部材を打撃して、打撃音、すなわち節度音(クリック音)を生じさせるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-35306号公報 (第3-4頁、図1-5)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の節度感付加装置では、操作ダイヤルを回動させたときにピンと支持部材との摺接によってスプリングが横ずれしないように支持するために、プランジャの保持穴とプランジャとのクリアランスを小さくしている。そのため、プランジャの保持穴径が小さく、プランジャを保持穴に差し込みにくいなど、組み付けが容易でない。
【0006】
また、組み付け性を考慮して保持穴の径寸法をプランジャ外形よりも大きめに設定すると、操作ダイヤルの操作時に意図しない方向(操作ダイヤルの摺動方向に対して交差する方向側の穴部の内壁面側)へとスプリングがよじれてしまい、付勢が不十分となって、想定する打撃音が得られないことがある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、組み付けが容易であるとともに、良好な節度感を付加できる節度感付加装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の節度感付加装置は、所定方向の一方側と他方側とに動作可能な動作部と、スプリングと、このスプリングに取り付けられ、前記動作部と接触可能な接触部と、前記スプリングを保持する保持部と、前記接触部に対し前記所定方向に対向し、前記動作部の動作による前記接触部と前記動作部との接触状態の変化に伴い前記スプリングの付勢力によって移動した前記接触部との衝突により節度感となる音を生じさせる壁部と、前記接触部の可動域を前記所定方向に沿う範囲に制限する制限部と、を備え、前記保持部は、前記スプリングの位置を少なくとも前記所定方向に規制し、前記接触部と前記壁部とのクリアランスは、前記所定方向の一方側と他方側とで略等しいものである。
【0009】
請求項2記載の節度感付加装置は、請求項1記載の節度感付加装置において、壁部は、スプリング及び接触部が配置される穴部の側壁の一部であり、保持部は、前記スプリングを前記穴部の略中央部に保持するものである。
【0010】
請求項3記載の節度感付加装置は、請求項1または2記載の節度感付加装置において、保持部は、スプリングの端部が挿入される凹部であるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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