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公開番号2024037593
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022142528
出願日2022-09-07
発明の名称ペダル装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類G05G 5/03 20080401AFI20240312BHJP(制御;調整)
要約【課題】弾性部材への異物の侵入を抑制するペダル装置を提供する。
【解決手段】ペダル装置1は、操作者の踏込によって回転軸Oを中心に回転するペダル10と、ペダル10が回転するときのペダル10からの力により変形することで、操作者の踏力に対する反力を発生させる反力発生機構60の弾性部材と、ペダルが回転可能にペダルを支持するとともに、弾性部材が収容される空間であるハウジング空間412を形成するハウジング40と、弾性部材を支持する支持部材80と、を備え、ハウジング40は、一方向を向いて開口することによって区画される空間である開口空間420を形成する開口部418を有し、開口空間420は、ハウジング空間412と連通しており、ハウジング40と支持部材80とが接続されていることにより支持部材80が開口空間420を塞いでいることで、弾性部材がハウジング40と支持部材80とで囲まれている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ペダル装置であって、
操作者の踏込によって回転軸(O)を中心に回転するペダル(10)と、
前記ペダルが回転するときの前記ペダルからの力により変形することで、前記操作者の踏力に対する反力を発生させる弾性部材(60、72)と、
前記ペダルが回転可能に前記ペダルを支持するとともに、前記弾性部材が収容される空間であるハウジング空間(412)を形成するハウジング(40)と、
前記弾性部材を支持する支持部材(80)と、
を備え、
前記ハウジングは、一方向を向いて開口することによって区画される空間である開口空間(420)を形成する開口部(418)を有し、
前記開口空間は、前記ハウジング空間と連通しており、
前記ハウジングと前記支持部材とが接続されていることにより前記支持部材が前記開口空間を塞いでいることで、前記弾性部材が前記ハウジングと前記支持部材とで囲まれているペダル装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記弾性部材は、コイルスプリングである請求項1に記載のペダル装置。
【請求項3】
前記ハウジングは、車両(6)の車室の外側(7)と前記車室の内側(8)とを区切る隔壁(200)のうち前記車室側に配置されており、
前記一方向は、前記ハウジングから前記隔壁に向かう方向である請求項1または2に記載のペダル装置。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記開口部から前記一方向に延びている延長部(422、426)と、前記延長部と接続されているとともに前記延長部から前記延長部が延びている方向と交差する方向に延びている爪部(424、428)と、をさらに有し、
前記支持部材は、前記延長部が挿入されている部材空間(821、822)を有し、
前記爪部が前記支持部材と接触していることにより、前記ハウジングと前記支持部材とが係合している請求項1または2に記載のペダル装置。
【請求項5】
前記延長部は、前記爪部が前記部材空間に挿入されるとき、変形する請求項4に記載のペダル装置。
【請求項6】
前記延長部は、第1延長部(422)であって、
前記爪部は、第1爪部(424)であって、
前記ハウジングは、前記開口部から前記一方向に延びている第2延長部(426)と、前記第2延長部と接続されているとともに前記一方向と直交する方向に延びる軸を中心として回転する第2爪部(428)と、をさらに有し、
前記第2爪部が回転するとき、前記ハウジングが前記第2爪部の軸を中心として回転することで前記第1爪部が前記部材空間に挿入される請求項5に記載のペダル装置。
【請求項7】
前記支持部材は、前記弾性部材を支持する支持部(800)と、前記支持部から前記一方向とは反対方向に延びている延長部(841、842)と、前記延長部と接続されているとともに前記延長部から前記延長部が延びている方向と交差する方向に延びている爪部(851、852)と、をさらに有し、
前記ハウジングは、前記延長部が挿入されている第1空間(431、433)と、前記第1空間と連通しているとともに前記爪部が挿入されている第2空間(432、434)と、を有し、
前記爪部が前記ハウジングと接触していることにより、前記ハウジングと前記支持部材とが係合している請求項1または2に記載のペダル装置。
【請求項8】
前記延長部は、前記爪部が前記第1空間に挿入されるとき、変形する請求項7に記載のペダル装置。
【請求項9】
前記延長部は、第1延長部(841)であって、
前記爪部は、第1爪部(851)であって、
前記支持部材は、前記支持部から前記一方向とは反対方向に延びている第2延長部(842)と、前記第2延長部と接続されているとともに前記一方向と直交する方向に延びる軸を中心として回転する第2爪部(852)と、をさらに有し、
前記第2爪部が回転するとき、前記支持部材が前記第2爪部の軸を中心として回転することで前記第1爪部が前記第1空間に挿入される請求項8に記載のペダル装置。
【請求項10】
前記ハウジングは、ハウジング固定穴(490)をさらに有し、
前記支持部材は、前記ハウジング固定穴と連通している部材固定穴(890)をさらに有し、
前記ペダル装置は、前記ハウジング固定穴および前記部材固定穴に挿入されていることにより前記ハウジングと前記支持部材とを固定する固定部材(90)をさらに備える請求項1または2に記載のペダル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ペダル装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、ブレーキペダルと、ペダル用ハウジングと、ペダルシミュレータとを有するペダル装置を備えたブレーキバイワイヤタイプのブレーキシステムが知られている。このペダル装置では、ペダル用ハウジングにブレーキペダルが取り付けられている。ペダルシミュレータは、ペダル用ハウジングの外部に取り付けられている。また、ペダルシミュレータは、弾性部材としてのばねと、ばね用ハウジングとを有する。ばねは、ブレーキペダルが踏まれるときに弾性変形することで反力を発生させる。ばね用ハウジングは、ばねを支持する。さらに、ばねの一部は、ばね用ハウジングの外部に露出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第9079570号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者等の検討によれば、特許文献1に記載されたペダル装置では、ばね用ハウジングがペダル用ハウジングの外部に取り付けられているとともに、ばねの一部がばね用ハウジングの外部に露出している。したがって、ばねがペダル装置の外部に露出している。これにより、埃や水分等の異物がペダル装置の外部からばねに侵入しやすい。このため、ばねの変形が阻害されやすくなる。
【0005】
本開示は、弾性部材への異物の侵入を抑制するペダル装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、ペダル装置であって、操作者の踏込によって回転軸(O)を中心に回転するペダル(10)と、ペダルが回転するときのペダルからの力により変形することで、操作者の踏力に対する反力を発生させる弾性部材(60、72)と、ペダルが回転可能にペダルを支持するとともに、弾性部材が収容される空間であるハウジング空間(412)を形成するハウジング(40)と、弾性部材を支持する支持部材(80)と、を備え、ハウジングは、一方向を向いて開口することによって区画される空間である開口空間(420)を形成する開口部(418)を有し、開口空間は、ハウジング空間と連通しており、ハウジングと支持部材とが接続されていることにより支持部材が開口空間を塞いでいることで、弾性部材がハウジングと支持部材とで囲まれているペダル装置である。
【0007】
これにより、弾性部材がペダル装置の外部に露出することが抑制されるとともに、ペダル装置の外部から弾性部材に向かう異物の侵入が、ハウジングと支持部材とによって防がれる。このため、弾性部材への異物の侵入が抑制される。
【0008】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態のペダル装置が車両に取り付けられたときの図。
ペダル装置が用いられるブレーキバイワイヤシステムの構成図。
ペダル装置の側面図。
ペダル装置の断面図。
図4のV-V線断面図。
図4のVI部拡大図。
図4のVII部拡大図。
図4のVIII部拡大図。
ペダル装置の第1ハウジング延長部および第2ハウジング延長部の変形を示す断面図。
第2実施形態のペダル装置の断面図。
第3実施形態のペダル装置の断面図。
ペダル装置のハウジングの回転を示す断面図。
第4実施形態のペダル装置の断面図。
第5実施形態のペダル装置の断面図。
図14のXV-XV線断面図。
第6実施形態のペダル装置の断面図。
第7実施形態のペダル装置の断面図。
第8実施形態のペダル装置の断面図。
ペダル装置の支持部材の回転を示す断面図。
第9実施形態のペダル装置の断面図。
第10実施形態のペダル装置の断面図。
図21のXXII-XXII線断面図。
第11実施形態のペダル装置の断面図。
第12実施形態のペダル装置の断面図。
第13実施形態のペダル装置の断面図。
第14実施形態のペダル装置の断面図。
第15実施形態のペダル装置の断面図。
第16実施形態のペダル装置の断面図。
第17実施形態のペダル装置の断面図。
図29のXXX-XXX線断面図。
第18実施形態のペダル装置の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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