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公開番号2024044298
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022149741
出願日2022-09-21
発明の名称周期信号補正器、および、制御回路
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類H04L 7/00 20060101AFI20240326BHJP(電気通信技術)
要約【課題】周期信号が遅延などによって乱れることを抑制できる周期信号補正器を提供する。
【解決手段】周期信号補正器A1は、タイミングを示す周期信号を入力される信号入力部11と、入力された周期信号を補正後周期信号に補正する補正部14と、補正後周期信号が示すタイミングと設定周期Tとに基づいて、基準タイミングを設定する基準設定部12と、基準タイミングに基づいて誤差範囲を設定する誤差範囲設定部13と、補正後周期信号を出力する信号出力部15と、を備える。補正部14は、周期信号が示すタイミングが前回の補正後周期信号に基づく誤差範囲にある場合は、周期信号を補正後周期信号とし、周期信号が示すタイミングが誤差範囲にない場合は、周期信号が示すタイミングを誤差範囲内に補正して補正後周期信号とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
タイミングを示す周期信号を入力される信号入力部と、
入力された前記周期信号を補正後周期信号に補正する補正部と、
前記補正後周期信号が示すタイミングと設定周期とに基づいて、基準タイミングを設定する基準設定部と、
前記基準タイミングに基づいて誤差範囲を設定する誤差範囲設定部と、
前記補正後周期信号を出力する信号出力部と、
を備え、
前記補正部は、前記周期信号が示すタイミングが前回の補正後周期信号に基づく前記誤差範囲にある場合は、前記周期信号を前記補正後周期信号とし、前記周期信号が示すタイミングが前記誤差範囲にない場合は、前記周期信号が示すタイミングを前記誤差範囲内に補正して前記補正後周期信号とする、
周期信号補正器。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記補正部は、前記周期信号が示すタイミングが前記誤差範囲より後にある場合は、前記周期信号が示すタイミングを前記誤差範囲内の最後のタイミングに補正する、
請求項1に記載の周期信号補正器。
【請求項3】
前記補正部は、前記周期信号が示すタイミングが前記誤差範囲より前にある場合は、前記周期信号が示すタイミングを前記誤差範囲内の最先のタイミングに補正する、
請求項1に記載の周期信号補正器。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載の周期信号補正器と、
前記周期信号として同期信号を生成して、前記信号入力部に入力する同期信号生成器と、
を備え、
前記同期信号生成器は、
内部値を生成する内部値生成部と、
少なくとも1つの他の同期信号生成器と通信を行う通信部と、
収束後の前記内部値に基づいて前記同期信号を生成する同期信号生成部と、
を備え、
前記通信部は、前記内部値生成部が生成した内部値を、前記他の同期信号生成器の少なくとも1つに送信し、
前記内部値生成部は、前記生成した内部値と、前記通信部が前記他の同期信号生成器の少なくとも1つより受信した内部値とに基づく演算結果を用いて、前記内部値を生成する、
制御回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイミングを示す周期信号を補正する周期信号補正器、および、当該周波数補正器を備えた制御回路に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えばインバータ装置などの内部位相を同期することで、複数台の分散電源を電圧源として並列させる技術は、停電時の事業継続計画(Business Continuity Planning)やマイクログリッド構築において非常に重要な技術である。内部位相を同期する方法として、管理装置が同期信号を各装置に送信して同期させる技術や、特定の装置が他の装置に同期信号を送信して同期させる技術が一般的に知られている。また、複数の装置の内部位相を、管理装置や特定の装置が一致させるのではなく、各装置同士が通信によって内部位相を送受信することで一致させる方法が開発されている。特許文献1には、複数の分散電源がそれぞれ内部位相を少なくとも1つの他の分散電源に送受信して、生成した内部位相と受信した内部位相とに基づく演算結果を用いて内部位相を生成することにより、各分散電源の内部位相を同期させる技術が開示されている。
【0003】
特許文献1に記載の技術により同期させた内部位相に基づいて、同期パルスを生成することで、他の装置と同期するためのタイミングを示す同期信号を生成できる。各装置は、互いに同期させた内部位相に基づく同期信号を利用することで、位相の同期を実現できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015‐027155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、各装置において、内部位相に基づいて同期信号を生成する際に、割込み処理等を要因とするランダムで非常に大きな遅延が発生してしまうリスクが存在する。演算処理により内部位相の同期を高精度で実現できたとしても、同期信号生成時に突発的に遅延が発生すると、各装置の同期が乱れてしまう。
【0006】
本発明は上述した事情のもとで考え出されたものであって、周期信号が遅延などによって乱れることを抑制できる周期信号補正器を提供することをその目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0008】
本発明の第1の側面によって提供される周期信号補正器は、タイミングを示す周期信号を入力される信号入力部と、入力された前記周期信号を補正後周期信号に補正する補正部と、前記補正後周期信号が示すタイミングと設定周期とに基づいて、基準タイミングを設定する基準設定部と、前記基準タイミングに基づいて誤差範囲を設定する誤差範囲設定部と、前記補正後周期信号を出力する信号出力部と、を備え、前記補正部は、前記周期信号が示すタイミングが前回の補正後周期信号に基づく前記誤差範囲にある場合は、前記周期信号を前記補正後周期信号とし、前記周期信号が示すタイミングが前記誤差範囲にない場合は、前記周期信号が示すタイミングを前記誤差範囲内に補正して前記補正後周期信号とする。
【0009】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記補正部は、前記周期信号が示すタイミングが前記誤差範囲より後にある場合は、前記周期信号が示すタイミングを前記誤差範囲内の最後のタイミングに補正する。
【0010】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記補正部は、前記周期信号が示すタイミングが前記誤差範囲より前にある場合は、前記周期信号が示すタイミングを前記誤差範囲内の最先のタイミングに補正する。
(【0011】以降は省略されています)

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