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公開番号2024043149
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148171
出願日2022-09-16
発明の名称画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類G06T 11/60 20060101AFI20240322BHJP(計算;計数)
要約【課題】候補画像群からドキュメントに配置する背景画像を選択する際に、重畳される文字オブジェクトの視認性が低下しない背景画像を選択する。
【解決手段】画像処理装置において文字オブジェクトが重畳された画像を含むドキュメントデータを編集するためのプログラムであって、前記画像処理装置のコンピュータを、前記ドキュメントデータに配置する画像の候補となる候補画像を取得する候補画像群取得手段と、前記ドキュメントデータに前記候補画像を配置した際に、重畳される文字オブジェクトの背景となる領域を背景領域として前記候補画像毎に算出する背景領域算出手段と、前記背景領域における前記候補画像のエッジを検出し、検出されたエッジに基づいてエッジ強度の評価値を算出する評価値算出手段と、前記背景領域の前記エッジ強度の評価値が所定の閾値未満の候補画像を選定画像として選定する画像選定手段として機能させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
画像処理装置において文字オブジェクトが重畳された画像を含むドキュメントデータを編集するためのプログラムであって、
前記画像処理装置のコンピュータを、
前記ドキュメントデータに配置する画像の候補となる候補画像を取得する候補画像群取得手段と、
前記ドキュメントデータに前記候補画像を配置した際に、重畳される文字オブジェクトの背景となる領域を背景領域として前記候補画像毎に算出する背景領域算出手段と、
前記背景領域における前記候補画像のエッジを検出し、検出されたエッジに基づいてエッジ強度の評価値を算出する評価値算出手段と、
前記背景領域の前記エッジ強度の評価値が所定の閾値未満の候補画像を選定画像として選定する画像選定手段として、
機能させるためのプログラム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記所定の閾値は、前記重畳される文字オブジェクトのエッジ強度の評価値未満であることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記所定の閾値は複数の閾値を含み、前記文字オブジェクトのサイズに応じて切り替えられることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記所定の閾値は複数の閾値を含み、前記文字オブジェクトの属性に応じて切り替えられることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記コンピュータを、
前記ドキュメントデータに配置する画像の領域と前記文字オブジェクトとの間に透明度が設定されたオブジェクトが存在する場合、前記候補画像に前記透明度が設定されたオブジェクトを重畳したレンダリング画像を取得するレンダリング画像取得手段としてさらに機能させ、
前記評価値算出手段は、前記レンダリング画像における背景領域のエッジ強度の評価値を算出することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記コンピュータを、
前記ドキュメントデータに前記候補画像を配置した際に、前記重畳される文字オブジェクトとともにレンダリングしたレンダリング画像を取得するレンダリング画像取得手段としてさらに機能させ、
前記評価値算出手段は、前記レンダリング画像における背景領域のエッジ強度の評価値を第2の評価値として算出し、
前記画像選定手段は、前記所定の閾値を前記第2の評価値として選定画像を選定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記レンダリング画像取得手段は、前記重畳される文字オブジェクトに装飾が施されている場合、当該装飾を含めてレンダリングすることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記コンピュータを、
基準となるドキュメントデータに配置されている基準画像を取得する基準画像取得手段としてさらに機能させ、
前記背景領域算出手段は、前記ドキュメントデータに前記基準画像を配置した際に、前記重畳される文字オブジェクトの背景となる領域を第2の背景領域として算出し、
前記評価値算出手段は、前記第2の背景領域における前記基準画像のエッジを検出し、検出されたエッジに基づいて基準評価値を算出し、
前記画像選定手段は、前記所定の閾値を前記基準評価値として選定画像を選定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項9】
前記背景領域算出手段は、前記ドキュメントデータに配置する画像の領域の高さまたは幅と一致するように、前記候補画像の高さまたは幅を加工処理して配置することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
前記背景領域算出手段は、前記候補画像の主被写体を検出し、前記主被写体が前記ドキュメントデータに配置する画像の領域の中心に位置するように加工処理して配置することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関し、より詳細には、画像上に文字オブジェクトを重畳可能なドキュメントデータを編集することができる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
フォトブックなど、コンテンツを重ね合わせたレイアウトが規定されたテンプレートを用いてドキュメントデータを作成する際に、候補画像群からコンテンツの重なりを考慮した背景画像を選択する画像選択法が知られている。例えば、特許文献1には、候補画像からフォトブックのテーマに合ったオブジェクトを検出し、そのオブジェクトの画質に関わる評価値と設定された評価基準とに基づいて背景画像を選択することが開示されている。このようにして、フォトブックの背景画像として最適な画像が選択される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-45621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、背景画像上に文字オブジェクトが重畳されていた場合、文字オブジェクトの視認性は考慮されていなかった。文字オブジェクトの背景となる画像領域のエッジ強度の違いによって、文字オブジェクトの視認性が低下する場合があり、画質に関わる評価基準のみでは、最適に背景画像を選択することができなかった。
【0005】
本開示は上記課題を鑑みてなされたものであり、候補画像群からドキュメントに配置する背景画像を選択する際に、重畳される文字オブジェクトの視認性が低下しない背景画像を選択することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施態様は、画像処理装置において文字オブジェクトが重畳された画像を含むドキュメントデータを編集するためのプログラムであって、前記画像処理装置のコンピュータを、前記ドキュメントデータに配置する画像の候補となる候補画像を取得する候補画像群取得手段と、前記ドキュメントデータに前記候補画像を配置した際に、重畳される文字オブジェクトの背景となる領域を背景領域として前記候補画像毎に算出する背景領域算出手段と、前記背景領域における前記候補画像のエッジを検出し、検出されたエッジに基づいてエッジ強度の評価値を算出する評価値算出手段と、前記背景領域の前記エッジ強度の評価値が所定の閾値未満の候補画像を選定画像として選定する画像選定手段として機能させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、候補画像群からドキュメントに配置する背景画像を選択する際に、重畳される文字オブジェクトの視認性が低下しない背景画像を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
エッジによる文字オブジェクトの視認性低下を説明するための図である。
本開示の第1実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る画像処理装置のソフトウェアブロックを示す図である。
第1実施形態に係る画像処理装置のユーザインタフェースの一例を示す図である。
第1実施形態に係る画像処理のフローチャートである。
第1実施形態に係るドキュメントデータの一例を示す図である。
背景領域を抽出する方法を説明するための図である。
候補画像を対象領域に配置する方法を説明するための図である。
背景領域の算出方法を説明するための図である。
本開示の第2実施形態に係る画像処理装置のソフトウェアブロックを示す図である。
第2実施形態に係る画像処理のフローチャートである。
第2実施形態に係るドキュメントデータの一例と、レンダリング画像の一例とを示す図である。
本開示の第3実施形態に係る画像処理のフローチャートである。
本開示の第4実施形態に係る画像処理装置のソフトウェアブロックを示す図である。
第4実施形態に係る画像処理のフローチャートである。
本開示の第5実施形態に係る画像処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。
【0010】
[第1実施形態]
第1実施形態では、ドキュメントデータに配置する候補画像群の中から、文字オブジェクトの背景となる画像領域において検出されたエッジに基づく評価値が小さい画像のみを選定し、選定結果をユーザに表示する例を説明する。第1実施形態に係る画像処理装置は、編集中のドキュメントデータと、このドキュメントデータに配置する際の候補となる候補画像群を取得する。次に、取得した候補画像群の候補画像をドキュメントデータに配置した際に、文字オブジェクトの背景となる画像領域を算出する。さらに、背景となる画像領域のエッジを検出し、後述する検出されたエッジに基づく評価値を用いて、重畳される文字オブジェクトの視認性が低下しない候補画像を選定する。最後に、選定された画像をアプリケーション上の出力領域に出力する。ここで、文字オブジェクトとは、文字として識別可能なオブジェクト全般を指す。これは、テキスト、フォントデータに限らず、アウトライン化、または、ラスタライズされた図形データでも構わない。
(【0011】以降は省略されています)

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