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公開番号2024043071
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148055
出願日2022-09-16
発明の名称車両用ブレーキ装置
出願人株式会社デンソー,株式会社SOKEN
代理人弁理士法人服部国際特許事務所
主分類F16D 65/16 20060101AFI20240322BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】放熱性を向上させる車両用ブレーキ装置を提供する。
【解決手段】車両用ブレーキ装置10は、車輪2とともに回転可能なディスク3にパッド4を押し付けることで車輪の回転を規制可能であり、モータ20、減速機30、直動変換部40、電子回路60を備える。モータ20は、外周壁がモータハウジング21で構成され、通電により回転する。減速機30は、モータ20からの回転を減速して出力する。直動変換部40は、減速機30からの回転を直動に変換し、パッド4をディスク3に押し付け可能である。制御回路部60は、モータ20の回転、減速機30及び直動変換部40の作動を制御可能な電子回路が回路ハウジング61に収容されている。モータハウジング21又は回路ハウジング61の少なくともいずれか一方に、熱伝導性材料で形成され、特定の流通方向に空気が流れるように導くことで放熱を促進する放熱促進部211、611が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車輪(2)とともに回転可能なディスク(3)にパッド(4)を押し付けることで前記車輪の回転を規制可能な車両用ブレーキ装置であって、
外周壁がモータハウジング(21)で構成され、通電により回転するモータ(20)と、
前記モータの回転を減速して出力する減速機(30)と、
前記減速機からの回転を直動に変換し、前記パッドを前記ディスクに押し付け可能な直動変換部(40)と、
前記モータの回転、前記減速機及び前記直動変換部の作動を制御可能な電子回路が回路ハウジング(61)に収容された制御回路部(60)と、
を備え、
前記モータハウジング又は前記回路ハウジングの少なくともいずれか一方に、熱伝導性材料で形成され、特定の流通方向に空気が流れるように導くことで放熱を促進する放熱促進部(211、611)が設けられている車両用ブレーキ装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
車両に組付けられたとき、前記放熱促進部の流通方向が天地方向を向くように形成されている請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。
【請求項3】
前記モータハウジング及び前記回路ハウジングの両方に前記放熱促進部が設けられており、各前記放熱促進部は前記流通方向が同一方向を向くように形成されている請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。
【請求項4】
車両走行時に前記車両用ブレーキ装置の取付位置に向かって外気を導く導風板(G)が設けられた車両に搭載される請求項1-3のいずれか一項に記載の車両用ブレーキ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ブレーキ装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、減速機により減速されたモータからの回転を直動に変換し、パッドを車輪のディスクに押し付ける電動の車両用ブレーキ装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1の電動ブレーキ装置は、ブレーキバイワイヤ装置において各車輪に搭載され、モータと減速機と直動変換部とモータの回転を制御可能な電子回路とを一体に備えている。
【0004】
制動時、パッドとディスクは摩擦熱で高温に達する。モータも発熱し、出力制御装置の電子回路のパワーモジュールも発熱する。これにより、装置内部の電子部品の耐熱限界に至って故障する可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-103562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、制動時摩擦熱については、金属より熱伝導率が低い樹脂材料を用いた断熱部材を、パワーモジュールと、減速機、モータ、直動変換部の間に配置することで、熱伝導を抑制する。一方、パワーモジュール発熱については、電子回路を金属板に固定し、これに対向する別の金属板を配置することで、金属の熱伝導率の高さを利用して放熱性の向上を図っている。
【0007】
しかし、特許文献1の電動ブレーキ装置では、減速機、モータ、直動変換部が、同じハウジング内にごく近接配置されている。このため、断熱部材を中間に配置するだけでは、パワーモジュールと、減速機、モータ、直動変換部との熱伝導の抑制効果が十分でなく、直動変換部を介して制動時摩擦熱がモータ、減速機に伝わるおそれがある。また、金属であることによる放熱効果のみでは、電子回路発熱の放出が不十分となるおそれがある。さらに、モータ発熱に関しては、何ら考慮されていない。
【0008】
本発明の目的は、上記の熱的課題に鑑み、放熱性を向上させる車両用ブレーキ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、車輪(2)とともに回転可能なディスク(3)にパッド(4)を押し付けることで車輪の回転を規制可能な車両用ブレーキ装置であって、モータ(20)と、減速機(30)と、直動変換部(40)と、制御回路部(60)とを備える。
【0010】
モータは、外周壁がモータハウジング(21)で構成され、通電により回転する。減速機は、モータからの回転を減速して出力する。直動変換部は、減速機からの回転を直動に変換し、パッドをディスクに押し付け可能である。制御回路部は、モータの回転、減速機及び直動変換部の作動を制御可能な電子回路が回路ハウジングに収容されている。
(【0011】以降は省略されています)

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