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公開番号2024042985
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022147946
出願日2022-09-16
発明の名称船舶
出願人三菱造船株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B63B 29/02 20060101AFI20240322BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】他の乗客による圧迫感及び乗客の体の負担を軽減すると共に、船殻構造物の視認性を向上する。
【解決手段】船舶は、船体と、前記船体内に設けられ、上下に隣り合う二つの甲板と、二つの前記甲板の間に設けられた側壁部とによって区画された居室と、前記居室における前記側壁部から離れた箇所で、下方の前記甲板と上方の前記甲板とにわたって延びる船殻構造物と、前記居室内で前記船殻構造物に固定された背もたれ部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
船体と、
前記船体内に設けられ、上下に隣り合う二つの甲板と、二つの前記甲板の間に設けられた側壁部とによって区画された居室と、
前記居室における前記側壁部から離れた箇所で、下方の前記甲板と上方の前記甲板とにわたって延びる船殻構造物と、
前記居室内で前記船殻構造物に固定された背もたれ部と、
を備える船舶。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記背もたれ部は、前記船殻構造物の上下方向の中央位置よりも下方の前記甲板に近い側にのみ設けられている
請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記背もたれ部は、前記船殻構造物の周囲を囲むように設けられ、前記船殻構造物に固定されている
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項4】
下方の前記甲板上に設けられて前記居室の座席面を形成する座席部を備え、
前記背もたれ部は、前記船殻構造物と前記座席部とに固定されている
請求項3に記載の船舶。
【請求項5】
下方の前記甲板上に設けられて前記居室の座席面を形成する座席部を備え、
前記背もたれ部は、下方の前記甲板に沿って前記船殻構造物から離間する方向に延び、前記船殻構造物と前記座席部とに固定されている
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項6】
前記背もたれ部は、前記座席部に乗客が座った状態で寄り掛かることが可能な高さに設けられている
請求項4に記載の船舶。
【請求項7】
前記背もたれ部は、斜め上方を向く傾斜面を有する
請求項6に記載の船舶。
【請求項8】
前記側壁部の壁面に壁面背もたれ部を更に備える
請求項1又は2に記載の船舶。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、客船、フェリー等の大部屋式の客室構造が開示されている。このような大部屋式の客室では、部屋の座席面全面にマットやカーペットが敷かれており、乗客が靴を脱いで座席面に寝たり座ったりして過ごすことが可能となっている場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-7868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているような大部屋式の客室は、定員を確保するために客室内をセパレートしていない場合が多い。そして、このような大部屋式の客室の中央スペースに他の乗客が居ると、その圧迫感により、後から入室しようとした乗客が客室の利用を躊躇してしまう傾向がある。また、客室の中央スペースに居る乗客は、長時間座り続ける場合、自力で上体を起こしておく必要があるため、体への負担が大きくなってしまう。
さらに、広いスペースを有した大部屋式の客室の中央スペースには、船体の構造上、強度部材として天井と座席面とに渡る柱状の船殻構造物を設ける場合があり、この船殻構造物に気付かない乗客が衝突する可能性が有るという課題がある。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、他の乗客による圧迫感及び乗客の体の負担を軽減すると共に、船殻構造物の視認性を向上することができる船舶を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために以下の構成を採用する。
本開示の第一態様によれば、船舶は、船体と、前記船体内に設けられ、上下に隣り合う二つの甲板と、二つの前記甲板の間に設けられた側壁部とによって区画された居室と、前記居室における前記側壁から離れた箇所で、下方の前記甲板と上方の前記甲板とにわたって延びる船殻構造物と、前記居室内で前記船殻構造物に固定された背もたれ部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る船舶によれば、他の乗客による圧迫感及び乗客の体の負担を軽減すると共に、船殻構造物の視認性を向上することができる船舶を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第一実施形態における船舶の概略構成図である。
本開示の第一実施形態における居室の平面図である。
本開示の第一実施形態における背もたれ部及び壁面背もたれ部の側面図である。
本開示の実施形態における背もたれ部の斜視図である。
本開示の第一実施形態の第一変形例における背もたれ部の斜視図である。
本開示の第一実施形態の第二変形例における背もたれ部の斜視図である。
本開示の第一実施形態の第三変形例における背もたれ部の斜視図である。
本開示の第一実施形態の第四変形例における居室の平面図である。
本開示の第一実施形態の第五変形例における背もたれ部を上方から見た平面図である。
本開示の第二実施形態における居室の平面図である。
本開示の第二実施形態における背もたれ部の斜視図である。
本開示の第二実施形態における背もたれ部を上方から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態に係る船舶を図面に基づき説明する。
(第一実施形態)
図1は、本開示の第一実施形態における船舶の概略構成図である。
本実施形態の船舶1は、乗客を運ぶことが可能な客船や貨客船などである。
図1に示すように、船舶1の船体2は、乗客が使用する居室5を少なくとも備えている。図1では、船体2のうち、上甲板3上に設けられた上部構造4内に居室5が設けられている場合を例示しているが、居室5の配置は、船体2内であれば上部構造4内に限られない。また、居室5を一つだけ示しているが、居室5は、複数設けられていてもよい。
【0010】
図2は、本開示の第一実施形態における居室の平面図である。図3は、本開示の第一実施形態における背もたれ部及び壁面背もたれ部の側面図である。図4は、本開示の実施形態における背もたれ部の斜視図である。
図2に示すように、この第一実施形態で例示する居室5は、いわゆる大部屋式の客室であって、複数の乗客が靴を脱いで入室し、寝たり座ったりすることが可能となっている。第一実施形態の船舶1は、船体2と、居室5と、船殻構造物6と、背もたれ部7と、を少なくとも備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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