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公開番号2023089982
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-29
出願番号2021201555
出願日2021-12-13
発明の名称作業台船
出願人村田油圧機械株式会社
代理人個人,個人
主分類B63B 77/00 20200101AFI20230622BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】海洋設置物を運搬して設置する作業台船を提供する。
【解決手段】合わせ面に沿って2分割可能である、海洋設置物の支柱を挿通するための第1支持穴と、一側ベースおよび他側ベースとを有するベースと、ベースの上であり且つ第1支持穴の周囲に配設されて、合わせ面に沿って2分割可能な一側第1クランプおよび他側第1クランプを有する第1クランプと、第1クランプの上に配設されて、合わせ面に沿って2分割可能である、第2支持穴と一側第2クランプおよび他側第2クランプとを有する第2クランプと、第2クランプを昇降可能に支持する支柱昇降装置とを備え、第1クランプにおけるクランプおよびクランプ解除と、第2クランプにおけるクランプおよびクランプ解除とを組み合わせることによって、支柱のクランプおよびクランプ解除と、支柱の昇降とを行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
合わせ面に沿って2分割可能である、海洋設置物の支柱を挿通するための第1支持穴と、一側ベースおよび他側ベースとを有するベースと、
前記ベースの上であり且つ前記第1支持穴の周囲に配設されて、前記合わせ面に沿って2分割可能な一側第1クランプおよび他側第1クランプを有する第1クランプと、
前記第1クランプの上に配設されて、前記合わせ面に沿って2分割可能である、第2支持穴と一側第2クランプおよび他側第2クランプとを有する第2クランプと、
前記第2クランプを昇降可能に支持する支柱昇降装置とを備え、
前記第1クランプにおけるクランプおよびクランプ解除と、前記第2クランプにおけるクランプおよびクランプ解除とを組み合わせることによって、前記支柱のクランプおよびクランプ解除と、前記支柱の昇降とを行うことを特徴とする、作業台船。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記一側ベースおよび前記他側ベースは、前記合わせ面の外側に設けられるヒンジレグを中心に回動することによって、平面視でV字状に開いて分割されることを特徴とする、請求項1に記載の作業台船。
【請求項3】
前記支柱は、前記支柱の長手方向の中央部においてフランジ部を有し、
前記第2クランプは、前記フランジ部を支持することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の作業台船。
【請求項4】
上位置にある前記支柱を前記第1クランプおよび前記第2クランプでクランプすることによって前記海洋設置物を運搬することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の作業台船。
【請求項5】
前記第2クランプによる前記支柱のクランプと前記第1クランプによる前記支柱のクランプ解除とを行うとともに前記支柱昇降装置による前記第2クランプの下降を行うことによって、前記海洋設置物を海洋に設置することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の作業台船。
【請求項6】
前記第2クランプによる前記支柱のクランプ解除を行うことによって、前記海洋設置物を前記作業台船から切り離すことを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の作業台船。
【請求項7】
前記海洋設置物を海洋に設置したあと前記ベースを前記一側ベースおよび前記他側ベースに分割することによって、前記海洋設置物から離れるように移動することを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の作業台船。
【請求項8】
前記一側ベースおよび前記他側ベースを合体することによって、海洋移動することを特徴とする、請求項7に記載の作業台船。
【請求項9】
前記第1クランプおよび前記第2クランプは、支柱ロック部と支柱被ロック部とを有する支柱クランプ装置をそれぞれ備え、
前記支柱ロック部は、支柱被ロック部と係合可能である支柱係合部と、前記支柱被ロック部に対する前記支柱係合部の係合・係合解除を切り替える係合切替部と、前記支柱係合部を駆動する第1駆動シリンダとを有し、
前記支柱被ロック部に対する前記支柱係合部の係合により、前記第1クランプおよび前記第2クランプのそれぞれによる前記支柱のクランプが行われ、
前記支柱被ロック部に対する前記支柱係合部の係合解除により、前記第1クランプおよび前記第2クランプのそれぞれによる前記支柱のクランプの解除が行われることを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の作業台船。
【請求項10】
前記係合切替部は、
前記第1駆動シリンダのロッドに対して前記支柱係合部を揺動可能に連結する連結軸と、
前記支柱係合部の基部に設けられるとともに、前記連結軸の下方に位置する回動軸を有する回動部と、
平坦に延在する平坦部と、前記平坦部に続いて上向きに湾曲して延在する湾曲部とを有するガイド部とを備え、
前記第1駆動シリンダの前記ロッドが、前記支柱被ロック部に向けて前進する場合、前記支柱係合部の先端係合部が上向きに回動することにより、前記支柱被ロック部に対する前記支柱係合部の係合が解除され、
前記第1駆動シリンダの前記ロッドが、前記支柱被ロック部から後退する場合、前記支柱係合部の先端係合部が下向きに回動することにより、前記支柱被ロック部に対する前記支柱係合部の係合が行われることを特徴とする、請求項9に記載の作業台船。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、作業台船に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、風力発電施設を海洋に設置するとき、自己昇降式の作業台船(SEP:Self Elevating Platform:以下、単に作業台船という。)を使用することを開示する。従来、作業台船に搭載された大型クレーンなどの重機を用いることにより、支柱の設置や風力発電施設の組立などの各種作業が、海洋の設置場所で行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-001750号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
海洋での作業は、危険が伴うこと、天候の影響を受けやすいこと、大型クレーンなどの重機が必要になることなどによって、高度な熟練技術が必要になるとともにコストが高くなるなどの問題を有する。
【0005】
そこで、この発明の課題は、海洋での作業を簡便化するとともにコストを低減できる、海洋設置物を運搬して設置する作業台船を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、この発明の一態様に係る作業台船は、
合わせ面に沿って2分割可能である、海洋設置物の支柱を挿通するための第1支持穴と、一側ベースおよび他側ベースとを有するベースと、
前記ベースの上であり且つ前記第1支持穴の周囲に配設されて、前記合わせ面に沿って2分割可能な一側第1クランプおよび他側第1クランプを有する第1クランプと、
前記第1クランプの上に配設されて、前記合わせ面に沿って2分割可能である、第2支持穴と一側第2クランプおよび他側第2クランプとを有する第2クランプと、
前記第2クランプを昇降可能に支持する支柱昇降装置とを備え、
前記第1クランプにおけるクランプおよびクランプ解除と、前記第2クランプにおけるクランプおよびクランプ解除とを組み合わせることによって、前記支柱のクランプおよびクランプ解除と、前記支柱の昇降とを行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、海洋設置物の運搬や、支柱の昇降による海洋設置物の設置が行われるので、海洋での作業を簡便化できるとともにコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る、海洋設置物をベースに搭載した状態での作業台船の模式的側面図である。
図1に示した作業台船におけるベースの模式的側面図である。
図1に示した作業台船による海洋設置物の設置を説明する模式的側面図である。
作業台船のベースが閉じた状態を示す平面図である。
作業台船のベースが開いた状態を示す平面図である。
作業台船のベースが閉じた状態のヒンジレグ昇降装置およびヒンジを示す側面図である。
作業台船のベースが開いた状態のヒンジレグ昇降装置およびヒンジを説明する側面図である。
ヒンジレグ昇降装置を説明する模式的断面図である。
作業台船のベースが閉じた状態のヒンジを示す平面図である。
作業台船のベースが開いた状態のヒンジを示す平面図である。
支柱昇降装置を説明する模式的側面図である。
図11に示した支柱昇降装置における、延伸状態にある第2駆動シリンダを説明する側面図である。
図11に示した支柱昇降装置における、短縮状態にある第2駆動シリンダを説明する側面図である。
図11に示した支柱昇降装置における、第1クランプを説明する平面図である。
図11に示した支柱昇降装置における、第2クランプを説明する平面図である。
図14に示した第1クランプおよび図15に示した第2クランプにおける支柱クランプ装置を説明する平面図である。
図5に示した作業台船におけるベースロック装置の係合解除状態を説明する平面図である。
図4に示した作業台船におけるベースロック装置の係合状態を説明する平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、この発明に係る作業台船1の実施の形態を説明する。
【0010】
〔全体構造〕
図1から図5を参照しながら、作業台船1の全体構造を説明する。図1は、一実施形態に係る、海洋設置物2をベース10に搭載した状態での作業台船1の模式的側面図である。図2は、図1に示した作業台船1におけるベース10の模式的側面図である。図3は、図1に示した作業台船1による海洋設置物2の設置を説明する模式的側面図である。図4は、作業台船1のベース10が閉じた状態を示す平面図である。図5は、作業台船1のベース10が開いた状態を示す平面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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