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公開番号2023111606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-10
出願番号2022013529
出願日2022-01-31
発明の名称ボート
出願人株式会社ユニオンジャパン
代理人個人
主分類B63B 7/08 20200101AFI20230803BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】本発明は、従来にない非常に実用的なボートを提供することを目的とする。
【解決手段】船体前部から後方へ所定長さを有する左右の浮き胴部1,1と、この左右の浮き胴部1,1間に設けられる船底部2と、この船底部2の後端部に設けられるトランサム部3とを有するボートであって、前記船底部2の下面は、前記船首部から後方へ下り傾斜する前方傾斜下面部2Aと、この前方傾斜下面部2Aの後端部に連設される平坦下面部2Bと、この平坦下面部2Bの後端部に連設され前記トランサム部3まで上り傾斜する後方傾斜下面部2Cとで構成されたものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
船体前部から後方へ所定長さを有する左右の浮き胴部と、この左右の浮き胴部間に設けられる船底部と、この船底部の後端部に設けられるトランサム部とを有するボートであって、前記船底部の下面は、前記船首部から後方へ下り傾斜する前方傾斜下面部と、この前方傾斜下面部の後端部に連設される平坦下面部と、この平坦下面部の後端部に連設され前記トランサム部まで上り傾斜する後方傾斜下面部とで構成されていることを特徴とするボート。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
請求項1記載のボートにおいて、前記後方傾斜下面部の上り傾斜角度は25度~35度に設定されていることを特徴とするボート。
【請求項3】
請求項1,2いずれか1項に記載のボートにおいて、前記前方傾斜下面部の長さは前記船底部全長の30~40%、前記後方傾斜下面部の長さは前記船底部全長の10~20%に設定されていることを特徴とするボート。
【請求項4】
請求項1~3いずれか1項に記載のボートにおいて、前記トランサム部は後方倒れ傾斜状態に設けられていることを特徴とするボート。
【請求項5】
請求項4記載のボートにおいて、前記トランサム部の後方倒れ傾斜角度は、鉛直から10度~20度に設定されていることを特徴とするボート。
【請求項6】
請求項1~5いずれか1項に記載のボートにおいて、水上に浮かべた場合、前記トランサム部と前記後方傾斜下面部との境界が水面よりも上となるように浮力が設定されていることを特徴とするボート。
【請求項7】
請求項1~6いずれか1項に記載のボートにおいて、前記船底部の下面には、前記船底部の前端部から後端部まで延設される凹溝部が船体幅方向に間隔を介して複数並設されていることを特徴とするボート。
【請求項8】
請求項7記載のボートにおいて、前記凹溝部は縦断面逆V字状であることを特徴とするボート。
【請求項9】
請求項7,8いずれか1項に記載のボートにおいて、前記凹溝部は、前記左右の浮き胴部と前記船底部との境界部夫々に設けられる外側凹溝部と、この外側凹溝部間に設けられる内側凹溝部とで構成されていることを特徴とするボート。
【請求項10】
請求項9記載のボートにおいて、前記外側凹溝部は前記内側凹溝部より深い凹溝部であることを特徴とするボート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボートに関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、河川や湖沼などで使用される小型船舶として特許文献1に開示されるボート(以下、「従来例」という。)が提案されている。
【0003】
この従来例は、船体前部から後方に所定長さを有する左右の浮き胴部と、この左右の浮き胴部間に設けられる船底部と、この船底部の後端部に設けられるトランサム部とを有する構造(インフレータブルボート)であり、水上安定性に優れ、しかも、船体が軽くて搬送し易く、折り畳んで収納が可能なため保管に便利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平5-76995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来例は、図11に図示したように河川や湖沼などの水上で走行中、船体後方から波に起因して水流を受けた場合、この水流がトランサム部53を押圧することで船体は前方へ押し流されてしまい(特にエッジと言われるトランサム部53の下端縁53’に水流が掛かることで該トランサム部53には沈降方向への力が付与され、船体は強く前方へ押し流されてしまう。)、よって、この船体後方から水流を受けている状況において減速させにくく、また、停止させた状態を保持しにくいなどの問題がある。符号52は船底部である。
【0006】
本発明は、前述した問題点に鑑みなされたもので、従来にない非常に実用的なボートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】
船体前部から後方へ所定長さを有する左右の浮き胴部1,1と、この左右の浮き胴部1,1間に設けられる船底部2と、この船底部2の後端部に設けられるトランサム部3とを有するボートであって、前記船底部2の下面は、前記船首部から後方へ下り傾斜する前方傾斜下面部2Aと、この前方傾斜下面部2Aの後端部に連設される平坦下面部2Bと、この平坦下面部2Bの後端部に連設され前記トランサム部3まで上り傾斜する後方傾斜下面部2Cとで構成されていることを特徴とするボートに係るものである。
【0009】
また、請求項1記載のボートにおいて、前記後方傾斜下面部2Cの上り傾斜角度は25度~35度に設定されていることを特徴とするボートに係るものである。
【0010】
また、請求項1,2いずれか1項に記載のボートにおいて、前記前方傾斜下面部2Aの長さは前記船底部2全長の30~40%、前記後方傾斜下面部2Cの長さは前記船底部2全長の10~20%に設定されていることを特徴とするボートに係るものである。
(【0011】以降は省略されています)

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