TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023112861
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-15
出願番号2022014839
出願日2022-02-02
発明の名称水中翼船
出願人川崎重工業株式会社
代理人個人
主分類B63B 59/00 20060101AFI20230807BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】着水時の船体への衝撃を緩和する。
【解決手段】水中翼船100は、船体2と、船体2に前部ストラット31を介して設けられた前部フォイル3と、前部フォイル3よりも後部において船体2に後部ストラット41を介して設けられた後部フォイル4と、船体2の船底21よりも下方に配置された緩衝部5とを備えている。緩衝部5は、船底21が水面Wよりも上方に位置する翼走時には水面Wよりも上方に位置し、船体2が翼走状態から着水する時には着水して、船体2が水面Wから受ける衝撃を緩衝する。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
船体と、
上記船体に前部ストラットを介して設けられた前部フォイルと、
上記前部フォイルよりも後部において上記船体に後部ストラットを介して設けられた後部フォイルと、
上記船体の船底よりも下方に配置された緩衝部とを備え、
上記緩衝部は、
上記船底が水面よりも上方に位置する翼走時には水面よりも上方に位置し、
上記船体が翼走状態から着水する時には着水して、上記船体が水面から受ける衝撃を緩衝する水中翼船。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1に記載の水中翼船において、
上記船体に設けられ、上記緩衝部を支持する支持部をさらに備える水中翼船。
【請求項3】
請求項2に記載の水中翼船において、
上記支持部は、上記前部ストラット及び上記後部ストラットから独立して上記船体に設けられている水中翼船。
【請求項4】
請求項3に記載の水中翼船において、
上記後部ストラットは、上記後部フォイルを揚力を発生する第1位置に位置させる第1状態と、上記後部フォイルを上記第1位置よりも上方の第2位置に位置させる第2状態との間で切り替え可能に構成されている水中翼船。
【請求項5】
請求項4に記載の水中翼船において、
上記緩衝部は、上記船体を前後方向に2等分した場合の後半分に配置されている水中翼船。
【請求項6】
請求項3乃至5の何れか1つに記載の水中翼船において、
上記後部ストラットは、上記船体の幅方向に並んで配置された少なくとも2本の後部ストラットを含み、
上記緩衝部は、上記少なくとも2本の後部ストラットの間に配置されている水中翼船。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れか1つに記載の水中翼船において、
上記緩衝部は、艇走時には水面よりも下方に位置する水中翼船。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか1つに記載の水中翼船において、
上記緩衝部は、翼形状を有している水中翼船。
【請求項9】
請求項1乃至8の何れか1つに記載の水中翼船において、
上記緩衝部は、上記船底のうちの最下部よりも上方に配置されている水中翼船。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願に開示の技術は、水中翼船に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、船体と水中翼とを備えた水中翼船が開示されている。水中翼船は、船の重量が水中翼の揚力で支持される翼走と、船の重量が船体の浮力で支持される艇走とを切り替え可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実全平3-15291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、翼走から艇走に切り替わる際には、船体が水面から離れた状態から着水するため、着水による衝撃が船体に作用する。
【0005】
本願に開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、着水時の船体への衝撃を緩和することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に開示の水中翼船は、船体と、上記船体に前部ストラットを介して設けられた前部フォイルと、上記前部フォイルよりも後部において上記船体に後部ストラットを介して設けられた後部フォイルと、上記船体の船底よりも下方に配置された緩衝部とを備え、上記緩衝部は、上記船底が水面よりも上方に位置する翼走時には水面よりも上方に位置し、上記船体が翼走状態から着水する時には着水して、上記船体が水面から受ける衝撃を緩衝する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の水中翼船によれば、着水時の船体への衝撃を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、右前方から視た水中翼船の斜視図である。
図2は、左後方から視た水中翼船の斜視図である。
図3は、前部ストラット及び後部ストラットが第1状態の水中翼船を右側方から視た側面図である。
図4は、前部ストラット及び後部ストラットが第2状態の水中翼船を右側方から視た側面図である。
図5は、水中翼船の正面図である。
図6は、左斜め下方から視た水中翼船の後部の部分的な斜視図である。
図7は、水中翼船の前後のストラット及びフォイルの斜視図である。
図8は、緩衝部の横断面を示す図である。
図9は、左斜め下方から視た、変形例1に係る水中翼船の後部の部分的な斜視図である。
図10は、前後方向と直交する平面で切断した緩衝部の端面図である。
図11は、左斜め下方から視た、変形例2に係る水中翼船の後部の部分的な斜視図である。
図12は、左斜め下方から視た、変形例3に係る水中翼船の後部の部分的な斜視図である。
図13は、変形例3に係る水中翼船の部分的な背面図である。
図14は、左斜め下方から視た、変形例4に係る水中翼船の後部の部分的な斜視図である。
図15は、変形例4に係る水中翼船の部分的な背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、右前方から視た水中翼船100の斜視図である。図2は、左後方から視た水中翼船100の斜視図である。
【0010】
水中翼船100は、図1,2に示すように、船体2と、船体2に前部ストラット31を介して設けられた前部フォイル3と、前部フォイル3よりも後部において船体2に後部ストラット41を介して設けられた後部フォイル4と、緩衝部5とを備えている。前部フォイル3及び後部フォイル4は、水中翼であり、水中において揚力を発生させる。水中翼船100は、船の重量が船体2の浮力で支持される艇走状態と、前部フォイル3及び後部フォイル4による揚力によって船体2が水面よりも上に浮上した状態で航行する翼走状態とに切り替え可能となっている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
浮遊人工島
7か月前
個人
水難救命スーツ
3か月前
個人
船舶用プロペラ
2か月前
個人
船首波活用装置
11か月前
個人
水素製造船
7か月前
個人
係留装置 調理器具
8か月前
個人
流体抵抗低減省エネ船
27日前
個人
風力自在航行システム
10か月前
個人
太陽光発電装置
10か月前
公立大学法人大阪
船舶
10か月前
個人
簡易型ライフジャケット
2か月前
個人
海流発電用三胴船
5か月前
個人
浮体式洋上風力発電方式
4か月前
株式会社 ASC
船舶舵
11か月前
個人
船舶推進装置
3か月前
株式会社未来予測研究所
滑空船
11か月前
個人
魚雷防御装置及び魚雷防御方法
10か月前
川崎重工業株式会社
水中翼船
8か月前
株式会社新製品開発研究所
水陸両用船
11か月前
個人
水難救助信号発信機
10か月前
石田造船株式会社
三胴型旅客船
7か月前
株式会社アビヨン・プロ
救命胴衣
8か月前
個人
船舶の制動装置
7か月前
ヤマハ発動機株式会社
船舶
4か月前
株式会社ユニオンジャパン
ボート
8か月前
個人
船舶
10か月前
スズキ株式会社
船外機
9か月前
個人
海洋「いかだ」上の風力発電システム
1か月前
個人
浮体式足場のブイ組立体
3か月前
スズキ株式会社
船外機
12か月前
個人
航走体及び航走体の粘性抵抗低減方法
11か月前
ヤマハ発動機株式会社
救難艇
3か月前
スズキ株式会社
船外機
9か月前
株式会社豊田自動織機
船外機のチルト装置
12か月前
スズキ株式会社
船外機
9か月前
横堀カーショップ合同会社
開閉装置
9か月前
続きを見る