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公開番号2024042947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022147881
出願日2022-09-16
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 21/20 20060101AFI20240322BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 温度検知手段の検知温度がトナーの温度から乖離してしまうことを抑制する。
【解決手段】 現像器204の収容部に設けられた温度センサ55と、定着排熱ファン417と、定着排熱ファン417が回転することで定着器218と現像器204の間の空気を排気するように形成された定着上部ダクト421と、定着排熱ファン417の回転速度を制御するCPU50と、を有し、CPU50は、ジョブに基づくすべての画像形成が終了した後の温度低下制御において温度センサ55の検知温度がしきい温度以下に低下するまで回転速度を第1駆動条件に基づいて制御し、前記しきい温度以下に低下した後は回転速度を前記第1駆動条件より回転速度が遅い第2駆動条件に基づいて制御する。CPU50は、しきい温度をジョブに基づくすべての画像形成が終了したときの検知9温度から所定温度低い温度として決定する。
【選択図】 図11
特許請求の範囲【請求項1】
感光体と、
前記感光体に静電潜像を形成するため、前記感光体を露光する露光手段と、
現像剤を収容する収容部を有し、前記感光体に形成された前記静電潜像を前記収容部内の現像剤を用いて現像する現像手段と、
前記現像手段により現像された画像をシートに転写する転写手段と、
ヒータを有し、該ヒータの熱によって前記シート上の前記画像を定着させる定着手段と、
前記収容部に設けられ、温度を検知する温度検知手段と、
ファンと、
前記ファンが回転することで前記ヒータと前記収容部の間の空気を排気するように形成されたダクトと、
前記ファンの回転速度を駆動条件に基づき制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、ジョブに基づくすべての画像形成が終了した後に前記回転速度を制御する温度低下制御を実行し、
前記制御手段は、前記温度低下制御において、前記温度検知手段の検知温度がしきい温度以下に低下するまで、前記回転速度を第1駆動条件に基づき制御し、
前記制御手段は、前記温度低下制御において、前記温度検知手段の検知温度が前記しきい温度以下に低下した後、前記回転速度を第2駆動条件に基づき制御し、
前記第2駆動条件に基づき制御された前記ファンの回転速度は、前記第1駆動条件に基づき制御された前記ファンの回転速度より遅く、
前記制御手段は、前記ジョブに基づくすべての画像形成が終了したときに前記温度検知手段の検知温度を取得し、前記取得された検知温度よりも所定温度低い温度を前記しきい温度として決定することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記温度低下制御が開始されてから所定時間が経過した場合、前記温度検知手段の検知温度が前記しきい温度より高くても、前記回転速度を前記第2駆動条件に基づき制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記ジョブの最後のシートに画像が定着されるときの前記温度検知手段の検知温度に基づき、前記第1駆動条件を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記ファンは供給される電流に基づいて回転速度が制御され、
前記制御手段は、前記ファンに供給される電圧のデューティー比を制御することで前記ファンに供給される前記電流を制御し、
前記第2駆動条件としての第2デューティー比は前記第1駆動条件としての第1デューティー比より小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成装置は、前記収容部にトナーを補給する補給手段と、前記収容部に収容された現像剤のトナーの割合に応じた信号を出力する出力手段と、をさらに有し、
前記補給手段は、前記出力手段により出力された前記信号と前記温度検知手段の検知温度とに基づいて、前記トナーの補給を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に設けられたファンの回転制御に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、現像剤(トナー)の温度が過剰に上昇した場合、現像剤が溶融して凝集塊が出来てしまう可能性がある。そのため、現像剤を収容する収容部の温度を検知するための温度検知手段を設け、温度検知手段により検知された温度が予め設定した温度より高ければ、検知温度が所定温度まで低下するようにファンを駆動させるファン駆動制御が知られている(特許文献1)。
【0003】
また、現像器内の現像剤が温度に基づいて現像剤が凝集しやすいと環境条件であると判定された場合に、現像器から現像剤を吐き出して新しい現像剤を補給する制御が知られている。この現像剤の吐出タイミングは現像器の収容部に設けられた温度検知手段を用いて環境条件を検知することで判定される。また、現像器に補給されるトナーの量(補給量)を環境条件に基づいて高精度に求めるようにした画像形成装置も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-227557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、温度検知手段の検知温度が実際の現像剤(トナー)の温度と乖離してしまうことがあった。これは、ファンが駆動されることで温度検知手段の検知温度が過剰に低下し、実際のトナーの温度と検知温度とが乖離してしまうからである。温度検知手段の検知温度と実際のトナーの温度が乖離した場合、適切なタイミングで制御を実行できなかったり、制御量を高精度に求めることができないといった問題があった。
【0006】
そこで本発明の目的は、温度検知手段の検知温度がトナーの温度から乖離してしまうことを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、感光体と、前記感光体に静電潜像を形成するため、前記感光体を露光する露光手段と、現像剤を収容する収容部を有し、前記感光体に形成された前記静電潜像を前記収容部内の現像剤を用いて現像する現像手段と、前記現像手段により現像された画像をシートに転写する転写手段と、ヒータを有し、該ヒータの熱によって前記シート上の前記画像を定着させる定着手段と、前記収容部に設けられ、温度を検知する温度検知手段と、ファンと、前記ファンが回転することで前記ヒータと前記収容部の間の空気を排気するように形成されたダクトと、前記ファンの回転速度を駆動条件に基づき制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、ジョブに基づくすべての画像形成が終了した後に前記回転速度を制御する温度低下制御を実行し、前記制御手段は、前記温度低下制御において、前記温度検知手段の検知温度がしきい温度以下に低下するまで、前記回転速度を第1駆動条件に基づき制御し、前記制御手段は、前記温度低下制御において、前記温度検知手段の検知温度が前記しきい温度以下に低下した後、前記回転速度を第2駆動条件に基づき制御し、前記第2駆動条件に基づき制御された前記ファンの回転速度は、前記第1駆動条件に基づき制御された前記ファンの回転速度より遅く、前記制御手段は、前記ジョブに基づくすべての画像形成が終了したときに前記温度検知手段の検知温度を取得し、前記取得された検知温度よりも所定温度低い温度を前記しきい温度として決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、温度検知手段の検知温度がトナーの温度から乖離してしまうことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の概略断面図
画像形成装置に設けられたファンを説明するための図
画像形成装置のエアフローを説明する模式図
画像形成装置の正面図と右側面図
現像器と定着器の周辺を示す要部断面図
現像器の周囲を拡大した要部拡大図
画像形成装置の制御ブロック図
参考例1の温度遷移図
参考例2の温度遷移図
ファン制御を示すフローチャート図
温度低下制御が温度の条件に基づいて終了するときの温度遷移図
温度低下制御が経過時間の条件に基づいて終了するときの温度遷移図
【発明を実施するための形態】
【0010】
(画像形成装置)
図1は画像形成装置101の概略断面図である。画像形成装置101は、プリンタ102とデカーラ103とを有する。プリンタ102は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー画像を形成する複数の画像形成部200Y、200M、200C、及び200Kを備える。なお、以下の説明において、各画像形成部200Y、200M、200C、及び200Kにおける同一又は対応する構成については、いずれの色用の構成であることを示す符号の末尾(Y、M、C、K)を省略して総括的に説明することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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