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公開番号
2024136534
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023047678
出願日
2023-03-24
発明の名称
情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20240927BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 本発明の目的は、編集対象となる画像データにおける、属性に対応する文字列を表示し、表示される文字列をマスキングの対象として選択するか否かの指定をユーザから受け付ける仕組みを提供することである。
【解決手段】 画像データと、文字列の種類を示す複数の項目と、が含まれる画面を提供し、前記画面を介したユーザの指定に基づく、マスキングに係る指示を受け付け、前記画面では、前記画像データに含まれる、各項目で示す種類の1以上の文字列が対応付けて表示され、前記ユーザの指定は、前記複数の項目および前記各項目に対応付けて表示される複数の文字列のいずれかを選択または選択解除するための指定であり、選択するための指定がされた場合には選択された文字列がマスキングされ、選択解除するための指定がされた場合には選択解除された文字列がマスキングなしに表示される。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置であって、
編集対象となる画像データと、文字列の種類を示す複数の項目と、が含まれる画面を提供する提供手段と、
前記画面を介したユーザの指定に基づく、前記画像データにおけるマスキングに係る指示を受け付ける受付手段と、を有し、
前記画面では、複数の項目のそれぞれについて、前記画像データに含まれる、各項目で示す種類の1以上の文字列が対応付けて表示され、
前記ユーザの指定は、前記複数の項目および前記各項目に対応付けて表示される複数の文字列のいずれかを選択または選択解除するための指定であり、
前記ユーザの指定により1つの項目が選択された場合には該項目に対応付けて表示される複数の文字列のすべてが、1つの文字列が選択された場合には該文字列が、前記画面の前記画像データ上で、マスキングされ、
前記ユーザの指定により1つの項目が選択解除された場合には該項目に対応付けて表示される複数の文字列のすべてが、1つの文字列が選択解除された場合には該文字列が、前記画面の前記画像データ上で、マスキングなしに表示される、
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記画像データに含まれる、前記各項目で示す種類の1以上の文字列は、前記画像データから文字認識処理により抽出された複数の文字列に含まれ、
前記画像データから文字認識処理により抽出された複数の文字列が、前記複数の項目に自動で分類されることにより、前記画像データに含まれる、前記各項目で示す種類の1以上の文字列が、当該各項目と対応付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提供手段により提供される、前記ユーザの指定を受け付ける前の前記画面において、前記複数の項目のうち、予め選択された項目に対応付けられた1以上の文字列がマスキングされて表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記複数の項目のうちマスキングの対象とする項目を、前記画像データの種類と対応付けて記憶する記憶手段をさらに有し、
前記提供手段により提供される、前記ユーザの指定を受け付ける前の前記画面において、前記予め選択された項目として、ユーザにより選択された前記画像データの種類と対応付けて前記記憶手段に記憶されている前記マスキングの対象とする項目に対応付けられた1以上の文字列が、マスキングされて表示されることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記ユーザの指定により1つの項目が選択された場合には、前記記憶手段に記憶された前記マスキングの対象とする項目に加えて当該1つの項目も、前記画像データの種類と対応付けて前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記情報処理装置を利用するユーザの情報を取得する取得手段と、
前記情報が所定の権限を有するユーザの情報でない場合、前記記憶手段に記憶された前記マスキングの対象とする項目に対応付けられた1以上の文字列の選択解除するための指定に基づく前記指示を受け付けないように制御する制御手段と、
を有する請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記画面において選択されている文字列のマスキングを透過させるか否かの選択を受け付ける第2受付手段をさらに有し、
前記第2受付手段で前記選択されている文字列のマスキングを透過させる選択がされている場合は、前記画面において選択されている文字列が、当該文字列が見えるように透過してマスキングされ、
前記第2受付手段で前記選択されている文字列のマスキングを透過させない選択がされている場合は、前記画面において選択されている文字列が、当該文字列が見えないように透過せずにマスキングされて表示される、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記画像データから文字認識処理により抽出された複数の文字列の中から、項目名となる文字列と、当該項目名となる文字列に対応する文字列と、を検出する検出手段をさらに有し、
前記複数の項目は、当該項目名の項目を含み、
前記画面では、当該項目が前記画面内の上部に表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
スキャナを備え、
前記画像データは前記スキャナにより文書をスキャンすることにより得られることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置の制御方法であって、
編集対象となる画像データと、文字列の種類を示す複数の項目と、が含まれる画面を提供する提供工程と、
前記画面を介したユーザの指定に基づく、前記画像データにおけるマスキングに係る指示を受け付ける受付工程と、を有し、
前記画面では、複数の項目のそれぞれについて、前記画像データに含まれる、各項目で示す種類の1以上の文字列が対応付けて表示され、
前記ユーザの指定は、前記複数の項目および前記各項目に対応付けて表示される複数の文字列のいずれかを選択または選択解除するための指定であり、
前記ユーザの指定により1つの項目が選択された場合には該項目に対応付けて表示される複数の文字列のすべてが、1つの文字列が選択された場合には該文字列が、前記画面の前記画像データ上で、マスキングされ、
前記ユーザの指定により1つの項目が選択解除された場合には該項目に対応付けて表示される複数の文字列のすべてが、1つの文字列が選択解除された場合には該文字列が、前記画面の前記画像データ上で、マスキングなしに表示される、
ことを特徴とする制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スキャン画像をマスキングする技術に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
本人確認書類や申請書類、図面など個人情報や機密を含む書類を他者に共有する際、書類内の一部を塗りつぶしてマスクする(「墨消し」、「マスキング」とも言う)場合がある。特許文献1では、予め登録された「氏名」「生年月日」「住所」といった属性に対応する秘匿情報をマスクする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-73172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように属性に対応する秘匿情報をマスクする場合、異なる画像データに対しては、異なる文字列がマスクされると考えられる。そのため、ユーザは、編集対象となる画像データにおける、属性に対応する文字列を確認し、文字列をマスキングの対象として選択するか否かの指定を行いたいケースが考えられる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、編集対象となる画像データにおける、属性に対応する文字列を表示し、表示される文字列をマスキングの対象として選択するか否かの指定をユーザから受け付ける仕組みを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、編集対象となる画像データと、文字列の種類を示す複数の項目と、が含まれる画面を提供する提供手段と、前記画面を介したユーザの指定に基づく、前記画像データにおけるマスキングに係る指示を受け付ける受付手段と、を有し、前記画面では、複数の項目のそれぞれについて、前記画像データに含まれる、各項目で示す種類の1以上の文字列が対応付けて表示され、前記ユーザの指定は、前記複数の項目および前記各項目に対応付けて表示される複数の文字列のいずれかを選択または選択解除するための指定であり、前記ユーザの指定により1つの項目が選択された場合には該項目に対応付けて表示される複数の文字列のすべてが、1つの文字列が選択された場合には該文字列が、前記画面の前記画像データ上で、マスキングされ、前記ユーザの指定により1つの項目が選択解除された場合には該項目に対応付けて表示される複数の文字列のすべてが、1つの文字列が選択解除された場合には該文字列が、前記画面の前記画像データ上で、マスキングなしに表示される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る情報処理装置によれば、編集対象となる画像データにおける、属性に対応する文字列を表示し、表示される文字列をマスキングの対象として選択するか否かの指定をユーザから受け付ける仕組みを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本システムの全体構成を示す図である。
MFPのハードウェア構成図である。
ストレージのハードウェア構成図である。
本システムのソフトウェア構成図である。
本システムにおけるMFPが行う処理の流れを示すフローチャートである
本システムにおけるMFPが行う領域指定処理のフローチャートである
MFPが表示するマスク指定方法選択画面の一例を示す図である。
MFPが表示するプリセット選択画面の一例を示す図である
MFPが表示するスキャン画面の一例を示す図である
MFPが表示するプレビュー画面の一例を示す図である
MFPが表示するプレビュー画面の一例を示す図である
MFPが表示する実行確認画面の一例を示す図である。
MFPが記憶する領域情報の一例を示す図である。
MFPが記憶するプリセット情報の一例を示す図である。
MFPが表示するプリセット名設定画面の一例を示す図である。
MFPが記憶する属性分類されたOCR文字列の一例を示す図である。
MFPが表示する属性を選択する画面の一例を示す図である。
MFPが記憶する属性とOCR文字列と項目名の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0010】
<第1の実施形態>
<全体構成>
図1は、本システムの全体構成を示す図である。図1の画像処理システムは、MFP(Multifunction Peripheral)110、外部ストレージ120を含む。MFP110は、LAN(Local Area Network)経由でインターネット上の各種サービスを提供するサーバーに対して通信可能に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
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