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公開番号2024136639
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047806
出願日2023-03-24
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 3/01 20060101AFI20240927BHJP(計算;計数)
要約【課題】 XR体験中のユーザに現実物との衝突の可能性について没入感をあまり阻害することなく認識させること。
【解決手段】 情報処理装置は、表示装置の位置及び姿勢の情報を取得する第1の取得手段と、現実物の位置の情報を取得する第2の取得手段と、前記表示装置から所定の距離内の領域に前記現実物が存在する場合、ユーザの視線方向に前記現実物が存在するか否かに応じて、前記ユーザへの警告方法を変更する警告手段と、を有する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
表示装置の位置及び姿勢の情報を取得する第1の取得手段と、
現実物の位置の情報を取得する第2の取得手段と、
前記表示装置から所定の距離内の領域に前記現実物が存在する場合、ユーザの視線方向に前記現実物が存在するか否かに応じて、前記ユーザへの警告方法を変更する警告手段と、を有する
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記警告手段は、前記ユーザの視線方向に前記現実物が存在しない場合、前記ユーザの視線方向に前記現実物が存在する場合の警告方法よりも、前記ユーザが認識し易くなるような警告方法で、前記ユーザに警告する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記警告手段は、前記ユーザの視線方向に前記現実物が存在する場合、前記表示装置と前記現実物との間に仮想物体が存在するか否かに応じて、前記ユーザへの警告方法を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記警告手段は、前記表示装置と前記現実物との間に仮想物体が存在する場合、前記表示装置と前記現実物との間に仮想物体が存在しない場合の警告方法よりも、前記ユーザが認識し易くなるような警告方法で、前記ユーザに警告する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示装置の姿勢の情報に基づいて、前記所定の距離の領域を複数の警告領域に分割する分割手段と、
前記複数の警告領域のそれぞれに前記現実物が存在するか否かを判定する判定手段と、を有し、
前記警告手段は、前記複数の警告領域のうちいずれの領域に前記現実物が存在するかに応じて、前記ユーザへの警告方法を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記警告手段は、前記表示装置への表示、音、及び、振動のうち少なくとも1つにより、前記ユーザに警告する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記ユーザの視線方向に前記現実物が存在する場合、前記ユーザに警告せず、
前記ユーザの視線方向に前記現実物が存在しない場合、前記ユーザに警告する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第2の取得手段は、前記現実物の姿勢の情報を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第2の取得手段は、前記現実物の形状の情報を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記現実物は、前記ユーザと共にXR体験を行っている他ユーザである
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラムに関し、特に、XR体験における現実物との衝突を警告するための情報処理に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、仮想世界と現実世界とをリアルタイムに融合し、新たな体験を作り出すXR(Cross Reality)技術が知られている。XRによる映像をユーザに提示する装置として、頭部装着型表示装置(HMD:Head Mount Display)やタブレット、スマートフォンがある。
【0003】
HMDでは、表示装置の表示領域の制限や仮想物体の描画領域など、現実世界の映像を遮る領域が存在し、日常生活と比べてユーザの視野が狭くなる。
【0004】
また、XRにおいては没入感が求められ、タブレットやスマートフォンでXR体験をしている際でも、周辺の現実物への注意が疎かになることがある。
【0005】
これらにより、ユーザが共にXR体験している他のユーザや周辺の現実物へ衝突する危険が高まることになる。そのため、このような危険な状況を的確に把握することが求められている。
【0006】
この課題を解決するために特許文献1では、ユーザの存在する領域を推定し、その領域から他のユーザや現実物が所定の距離内に存在する場合に警告を報知する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-156887号公報
特開2012-155654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
警告の報知を行うと、XR空間への没入感が阻害される。すなわち、ユーザが認識済みの他のユーザや現実物に対して警告の報知を行うことはXR空間への没入を阻害する過剰な警告と言える。
【0009】
特許文献1の技術では、所定の距離内に他のユーザや現実物が存在していればユーザが認識しているか否かによらず警告を報知するため、上記のような過剰な警告をしてしまうという課題があった。
【0010】
そこで特許文献2では、過剰な警告の報知を防止する技術を開示している。この技術では、所定の回数を上回って警告を報知した危険領域や物体に対して警告を報知しない。また、ユーザの行動履歴から同様の行動を行っている場合には警告を報知しない、予め指定した危険領域や物体には警告を報知しない技術である。
(【0011】以降は省略されています)

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