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公開番号2024042243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022146825
出願日2022-09-15
発明の名称部品実装装置および部品実装方法
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01R 43/00 20060101AFI20240321BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高コスト化を抑制しつつ、端子と基板の孔部との位置関係が正常であるか否かを判定することができる部品実装装置および部品実装方法を提供する。
【解決手段】部品実装装置は、保持部と、支持部と、押圧部と、コントローラとを備える。保持部は、端子を挿入可能な孔部を備えた基板を保持する。支持部は、基板の孔部と対応する位置で端子を支持する。押圧部は、基板と対向するように配置され、基板を押圧して孔部に端子を挿入可能に構成される。コントローラは、基板と押圧部とが接近または離間するように保持部および押圧部の少なくともいずれかを移動制御する。コントローラは、保持部が押圧部に対して予め設定された基準位置になるまで基板と押圧部とを接近させ、保持部が基準位置にあるときに基板が押圧部に作用する荷重を測定し、荷重が規定値以下である場合、支持部に支持された端子と基板の孔部との位置関係が正常であると判定する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
端子を挿入可能な孔部を備えた基板を保持する保持部と、
前記保持部に保持された前記基板の前記孔部と対応する位置で前記端子を支持する支持部と、
前記保持部に保持された前記基板と対向するように配置され、前記基板を押圧して前記孔部に前記端子を挿入可能な押圧部と、
前記基板と前記押圧部とが接近または離間するように前記保持部および前記押圧部の少なくともいずれかを移動制御するコントローラと
を備え、
前記コントローラは、
前記基板を保持する前記保持部が前記押圧部に対して予め設定された基準位置になるまで前記基板と前記押圧部とを接近させ、前記基板を保持する前記保持部が前記基準位置にあるときに前記基板が前記押圧部に作用する荷重を測定し、
測定した前記荷重が予め設定された規定値以下である場合、前記支持部に支持された前記端子と前記基板の前記孔部との位置関係が正常であると判定する、
部品実装装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記位置関係が正常であると判定された場合、前記基板と前記押圧部とを離間させた後に、前記保持部および前記押圧部の少なくともいずれかの移動を停止させ、
前記保持部に保持された前記基板を前記押圧部を用いて押圧して、前記孔部に前記端子を挿入する、
請求項1に記載の部品実装装置。
【請求項3】
前記保持部に保持された前記基板が前記押圧部によって押圧されるときに前記保持部と当接して、前記押圧部からの押圧力を受ける押圧受け部
を備える請求項2に記載の部品実装装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記荷重が前記規定値を超えた場合、前記位置関係が異常であると判定する、
請求項1に記載の部品実装装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記位置関係が異常であると判定された場合、前記基板と前記押圧部とを離間させる、
請求項4に記載の部品実装装置。
【請求項6】
弾性部材を含み、当該弾性部材の弾性力を用いて前記保持部および前記押圧部の少なくともいずれかを移動させることで前記基板と前記押圧部とを離間させる移動部
を備える請求項5に記載の部品実装装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記押圧部が停止した状態のときに、前記押圧部に作用する前記荷重を測定する、
請求項1に記載の部品実装装置。
【請求項8】
前記端子および前記孔部は、それぞれ複数である、
請求項1に記載の部品実装装置。
【請求項9】
前記端子は、
前記孔部への圧入により弾性変形し、前記弾性変形の復元力により前記孔部と接触するプレスフィット端子である、
請求項1に記載の部品実装装置。
【請求項10】
端子を挿入可能な孔部を備えた基板を保持部を用いて保持し、
前記保持部に保持された前記基板の前記孔部と対応する位置であって、前記孔部に仮挿入される位置で前記端子を支持部を用いて支持し、
前記基板を押圧して前記孔部に前記端子を挿入可能な押圧部を、前記保持部に保持された前記基板と対向するように配置し、
前記基板と前記押圧部とが接近または離間するように前記保持部および前記押圧部の少なくともいずれかを移動制御して、前記基板を保持する前記保持部が前記押圧部に対して予め設定された基準位置になるまで前記基板と前記押圧部とを接近させ、前記基板を保持する前記保持部が前記基準位置にあるときに前記基板が前記押圧部に作用する荷重を測定し、
測定した前記荷重が予め設定された規定値以下である場合、前記支持部に支持された前記端子と前記基板の前記孔部との仮挿入における位置関係が正常であると判定する、
部品実装方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部品実装装置および部品実装方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えばスルーホールなど基板の孔部に、コネクタなどの端子を挿入して実装させる装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、従来技術では、端子が孔部に正常に挿入されているか否かを判定する処理が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-038692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記した端子が例えばプレスフィット端子であり、基板の孔部に端子が圧入される場合、端子の圧入が行われる前に、端子の先端が孔部に仮挿入される。この仮挿入が正常に行われていないと、端子の圧入も正常に行われないことから、圧入前に端子と基板の孔部との位置関係が正常であるか否かを判定する処理が実行される。従来技術においては、かかる判定処理が、カメラによって撮像された画像を解析することで行われているため、カメラ等を設ける分、部品数が増え、部品実装装置の高コスト化を招いていた。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高コスト化を抑制しつつ、端子と基板の孔部との位置関係が正常であるか否かを判定することができる部品実装装置および部品実装方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、部品実装装置において、保持部と、支持部と、押圧部と、コントローラとを備える。保持部は、端子を挿入可能な孔部を備えた基板を保持する。支持部は、前記保持部に保持された前記基板の前記孔部と対応する位置で前記端子を支持する。押圧部は、前記保持部に保持された前記基板と対向するように配置され、前記基板を押圧して前記孔部に前記端子を挿入可能に構成される。コントローラは、前記基板と前記押圧部とが接近または離間するように前記保持部および前記押圧部の少なくともいずれかを移動制御する。前記コントローラは、前記基板を保持する保持部が前記押圧部に対して予め設定された基準位置になるまで前記基板と前記押圧部とを接近させ、前記基板を保持する保持部が前記基準位置にあるときに前記基板が前記押圧部に作用する荷重を測定する。また、前記コントローラは、測定した前記荷重が予め設定された規定値以下である場合、前記支持部に支持された前記端子と前記基板の前記孔部との位置関係が正常であると判定する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、押圧部に作用する荷重を測定する際に、端子の圧入処理で使用する既存の荷重センサを用いることが可能になるため、カメラ等を設けるような高コスト化を抑制しつつ、端子と基板の孔部との位置関係が正常であるか否かを判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る部品実装装置の斜視図である。
図2は、図1のII-II線断面図である。
図3は、基板および端子等の拡大斜視図である。
図4Aは、端子の仮挿入を説明するための断面図である。
図4Bは、端子の仮挿入を説明するための断面図である。
図5は、制御装置などの構成例を示すブロック図である。
図6は、圧入前の端子と基板の孔部との位置関係が正常であるときの各処理を説明するための図である。
図7は、圧入前の端子と基板の孔部との位置関係が異常であるときの各処理を説明するための図である。
図8は、部品実装装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本願の開示する部品実装装置および部品実装方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態に係る部品実装装置の斜視図である。図2は、図1のII-II線断面図である。なお、図1,2および後述する図3~図4B、図6,7は、いずれも模式図である。また、図1,2においては、説明の便宜のために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向で規定される3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後述の説明に用いる他の図面でも示す場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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