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公開番号2024041212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022145881
出願日2022-09-14
発明の名称非接触給電式のエレベータ
出願人株式会社ダイヘン,フジテック株式会社
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類B66B 1/34 20060101AFI20240319BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】送電部が発生させる磁界によって乗りかごに電力が誘起されてしまうことを抑制できる非接触給電式のエレベータの提供。
【解決手段】走行路2と、前記走行路2内を移動するかごユニット3と、前記走行路2内の前記かごユニット3の移動経路に沿って配置される磁界発生部40であって、電力が供給されることによって磁界を発生させるように構成される磁界発生部40を有する送電部4と、前記磁界の中に位置することによって電力が発生する受電部5であって、前記磁界発生部40に対向可能な状態で前記かごユニット3に取り付けられる受電部5と、を備え、前記かごユニット3は、乗りかご30を有し、前記受電部5は、前記かごユニット3の移動方向における前記乗りかご30の全長に亘って対向するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
走行路と、
前記走行路内を移動するかごユニットと、
前記走行路内の前記かごユニットの移動経路に沿って配置される磁界発生部であって、電力が供給されることによって磁界を発生させるように構成される磁界発生部を有する送電部と、
前記磁界の中に位置することによって電力が発生する受電部であって、前記磁界発生部に対向可能な状態で前記かごユニットに取り付けられる受電部と、を備え、
前記かごユニットは、乗りかごを有し、
前記受電部は、前記かごユニットの移動方向における前記乗りかごの全長に亘って対向するように構成されている、
非接触給電式のエレベータ。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記受電部は、
前記移動経路に沿って並べて配置される複数の受電モジュールを有し、
前記複数の受電モジュールは、前記磁界の中に位置することによって電力が発生するように構成されるとともに、互いに電気的に接続される、
請求項1に記載の非接触給電式のエレベータ。
【請求項3】
前記走行路内に設置される路内構造物であって、磁性を有する路内構造物を備え、
前記走行路内の空間には、
前記かごユニットの背面が面する後方領域と、
前記かごユニットの側面が面する2つの側方領域とが含まれ、
前記路内構造物は、前記後方領域と前記2つの側方領域のうちの何れかの領域に配置され、
前記磁界発生部は、前記後方領域と前記2つの側方領域のうちの前記路内構造物が配置されている領域とは別の領域に配置される、
請求項1又は請求項2に記載の非接触給電式のエレベータ。
【請求項4】
前記路内構造物は、カウンターウェイトである、
請求項3に記載の非接触給電式のエレベータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触給電により乗りかごに電力を供給する非接触給電式のエレベータに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、昇降路内に設置され、且つ電力が供給されることによって磁界を発生させる磁界発生部を有する送電部と、かごに取り付けられる受電部であって、磁界発生部によって発生させた磁界の中に位置することによって電力が生じるように構成される受電部と、を備える非接触給電式のエレベータが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示されているエレベータは、昇降路と、昇降路内を移動するかごと、昇降路内においてかごの移動経路に沿って配線されている給電線であって、電流が流れると磁界を発生させる給電線(送電部の磁界発生部)と、給電線が発生させている磁界の中に位置することによって電力が生じるように構成される磁気コアであって、かごの側面に取り付けられている磁気コア(受電部)と、を備えている。
【0004】
かかる非接触給電式のエレベータでは、給電線が磁界を発生させると、この磁界に磁気コアが入った状態になり、磁気コアに生じた電力がかごに搭載されている負荷に供給されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-68944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、従来のエレベータでは、給電線が発生させる磁界の中に磁性体であるかごも位置するため、かごにおいても電力が誘起されてしまい、発熱等の問題につながることがある。
【0007】
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、磁界発生部が発生させる磁界によって乗りかごに電力が誘起されてしまうことを抑制できる非接触給電式のエレベータの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の非接触給電式のエレベータは、
走行路と、
前記走行路内を移動するかごユニットと、
前記走行路内の前記かごユニットの移動経路に沿って配置される磁界発生部であって、電力が供給されることによって磁界を発生させるように構成される磁界発生部を有する送電部と、
前記磁界の中に位置することによって電力が発生する受電部であって、前記磁界発生部に対向可能な状態で前記かごユニットに取り付けられる受電部と、を備え、
前記かごユニットは、乗りかごを有し、
前記受電部は、前記かごユニットの移動方向における前記乗りかごの全長に亘って対向するように構成されている。
【0009】
このようにすれば、乗りかごと磁界発生部とが横並びになっても、乗りかごと磁界発生部との間が受電部によって遮られるため、磁界発生部が発生させた磁界のエネルギーが乗りかごに到達する前に受電部によって消費される。
【0010】
これにより、前記非接触給電式のエレベータは、磁界発生部が発生させる磁界によって乗りかごに電力が誘起されてしまうことを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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