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公開番号2024040969
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022145647
出願日2022-09-13
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20240318BHJP(車両一般)
要約【課題】リフタレバーの意図しない操作を防止することができる車両用シートを得る。
【解決手段】車両用シート12は、乗員が着座するためのシートクッションと、シートクッションの側部に設けられ、シート幅方向を軸周りとする回転操作が可能なリフタレバー60と、リフタレバー60からの回転操作力に基づいて、シートクッションを昇降させるリフタ機構と、リフタレバー60の回転操作を規制するロック機構70と、を有し、ロック機構70は、リフタレバー60に設けられた操作部72と、操作部72への操作により、リフタレバー60の回転操作を不能にするロック位置からリフタレバー60の回転操作を可能にする解除位置へと変位されるロック部と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
乗員が着座するためのシートクッションと、
前記シートクッションの側部に設けられ、シート幅方向を軸周りとする回転操作が可能なリフタレバーと、
前記リフタレバーからの回転操作力に基づいて、前記シートクッションを昇降させるリフタ機構と、
前記リフタレバーの回転操作を規制するロック機構と、を有し、
前記ロック機構は、
前記リフタレバーに設けられた操作部と、
前記操作部への操作により、前記リフタレバーの回転操作を不能にするロック位置から前記リフタレバーの回転操作を可能にする解除位置へと変位されるロック部と、
を有する車両用シート。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記ロック部は、前記ロック位置において、前記リフタレバーからシート幅方向内側に突出し、前記シートクッションの側部に設けられたロック孔に挿入されることにより、前記リフタレバーの回転を規制する、請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記ロック機構は、
前記リフタレバーの下面に設けられた前記操作部と、
前記操作部に軸支された前記ロック部と、
前記ロック部の回転軸を挟んで一方側に設けられ、前記操作部をシート下方側に付勢する弾性部と、
前記ロック部の回転軸を挟んで他方側に設けられ、前記ロック部に当接する当接部と、を有し、
前記ロック部は、前記弾性部の付勢力によって前記操作部に対する回転が規制されることにより前記ロック位置へと配置され、当該付勢力に抗って前記操作部へのプッシュ操作が行われることにより、前記当接部を介して回転力が付与されて、前記解除位置へと変位する、請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記ロック機構は、
前記リフタレバーの前端に設けられた前記操作部と、
前記操作部のシート後方側において、前記操作部との間に変換部を介在させて設けられたロック部と、
前記操作部及び前記ロック部との間に前記変換部を介在させて設けられ、前記操作部をシート前方側へ付勢すると同時に前記ロック部をシート幅方向内側へ付勢する弾性部と、を有し、
前記ロック部は、前記弾性部の付勢力により前記ロック位置へと配置され、当該付勢力に抗って前記操作部へのプッシュ操作が行われることにより、前記解除位置へと変位する、請求項2に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記ロック機構は、
前記リフタレバーの前端に設けられた前記操作部と、
前記操作部のシート後方側において、前記操作部との間に撓み部を介在させて一体に設けられたロック部と、
前記操作部と前記撓み部の間に配置され、前記操作部をシート前方側へ付勢する弾性部と、
前記当該付勢力に抗って前記操作部へのプッシュ操作が行われることにより、前記ロック部に当接する当接部と、を有し、
前記ロック部は、前記弾性部の付勢力によって前記当接部に当接しないことにより前記ロック位置へと配置され、前記当接部に当接することにより、前記撓み部をシート幅方向外側に撓ませて前記解除位置へと変位する、請求項2に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記ロック機構は、
前記リフタレバーの上面に設けられた前記操作部と、
前記前記リフタレバーに対して前記操作部をシート前後方向にスライド可能に支持する支持部と、
前記支持部からシート幅方向内側に突出して設けられたロック部と、
前記支持部のシート後方側に設けられ、前記支持部を介して前記操作部をシート前方側に付勢する弾性部と、を有し、
前記ロック部は、前記弾性部の付勢力によりシート前方側へ移動することで前記ロック位置へと配置され、当該付勢力に抗って前記操作部へのスライド操作が行われることにより、シート後方側へ移動することで前記解除位置へと変位する、請求項2に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関し、特にシートクッションを昇降させるためのリフタ機構を備えた車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された車両用シートでは、リフタレバーの回動ストロークの大きさに応じて、クラッチ部のロックを解除することにより、車両の振動などに起因してリフタレバーに操作力が作用しない状態で座席シートが微小に下がってしまうことを防止するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-046016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、シートクッションの側部にリフタレバーを設けた車両用シートでは、乗降時に、乗員がシートクッションに横向きで着座した姿勢になることで、臀部や大腿部がリフタレバーに干渉し、意図しない操作が行われることがある。従って、リフタレバーの意図しない操作を防止するためには、改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、リフタレバーの意図しない操作を防止することができる車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明に係る車両用シートは、乗員が着座するためのシートクッションと、前記シートクッションの側部に設けられ、シート幅方向を軸周りとする回転操作が可能なリフタレバーと、前記リフタレバーからの回転操作力に基づいて、前記シートクッションを昇降させるリフタ機構と、前記リフタレバーの回転操作を規制するロック機構と、を有し、前記ロック機構は、前記リフタレバーに設けられた操作部と、前記操作部への操作により、前記リフタレバーの回転操作を不能にするロック位置から前記リフタレバーの回転操作を可能にする解除位置へと変位されるロック部と、を有する。
【0007】
請求項1に記載の本発明に係る車両用シートでは、シートクッションの側部に設けたリフタレバーに対してシート幅方向を軸周りとする回転操作が行われることにより、シートクッションを昇降させることができる。ここで、リフタレバーの回転操作は、ロック機構のロック部がロック位置に配置された状態では不能とされ、ロック部がロック位置から解除位置へと変位された場合に可能となる。また、ロック部を解除位置へと変位させるには、リフタレバーに設けられた操作部への操作が必要とされる。従って、乗員が意図して操作部の操作を行わない限り、ロック機構によってリフタレバーの回転が規制される。このため、リフタレバーの意図しない操作を防止することができる。
【0008】
請求項2に記載の本発明に係る車両用シートは、請求項1に記載の構成において、前記ロック部は、前記ロック位置において、前記リフタレバーからシート幅方向内側に突出し、前記シートクッションの側部に設けられたロック孔に挿入されることにより、前記リフタレバーの回転を規制する。
【0009】
請求項2に記載の本発明に係る車両用シートでは、リフタレバーの回転を規制するロック部が、リフタレバーからシート幅方向内側に突出し、シートクッションの側部に設けられたロック孔に挿入される。従って、リフタレバー側にロック部が設けられているため、車種毎にシートフレームが異なる場合においても、設計が容易である。
【0010】
請求項3に記載の本発明に係る車両用シートは、請求項2に記載の構成において、前記ロック機構は、前記リフタレバーの下面に設けられた前記操作部と、前記操作部に軸支された前記ロック部と、前記ロック部の回転軸を挟んで一方側に設けられ、前記操作部をシート下方側に付勢する弾性部と、前記ロック部の回転軸を挟んで他方側に設けられ、前記ロック部に当接する当接部と、を有し、前記ロック部は、前記弾性部の付勢力によって前記操作部に対する回転が規制されることにより前記ロック位置へと配置され、当該付勢力に抗って前記操作部へのプッシュ操作が行われることにより、前記当接部を介して回転力が付与されて、前記解除位置へと変位する。
(【0011】以降は省略されています)

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