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公開番号2024056568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163570
出願日2022-10-11
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社,株式会社SUBARU
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20240416BHJP(車両一般)
要約【課題】車両衝突時にシートベルト等からヒンジカバーに入力される荷重によってリクライナのロックが解除されることを防止する。
【解決手段】車両用シート10は、シートクッション12の側部に配置され、シートクッション12とシートバック16との間に設けられたリクライナ46のリクライナ軸50が貫通した開口70を有するヒンジカバー68と、ヒンジカバー68に対してシート幅方向外側に配置され、リクライナ軸50回りに回転されることでリクライナ46のロックを解除するリクラレバーと、を備えている。ヒンジカバー68の開口70の縁部の一部には、当該縁部の他の部位よりもリクライナ軸50側へ張り出し、リクライナ軸50に対して近接して対向した対向部70A、70Bが設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シートクッションの側部に配置され、前記シートクッションとシートバックとの間に設けられたリクライナの軸が貫通した開口を有するヒンジカバーと、
前記ヒンジカバーに対してシート幅方向外側に配置され、前記軸回りに回転されることで前記リクライナのロックを解除するリクラレバーと、
を備え、
前記開口の縁部の一部には、前記縁部の他の部位よりも前記軸側へ張り出し、前記軸に対して近接して対向した対向部が設けられている車両用シート。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記対向部と前記軸とが互いに面で対向している請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記対向部は、前記軸に対して少なくともシート上方側及びシート後方側から対向している請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載された車両用シートは、回転操作されることでリクライニング装置(リクライナ)のロックを解除するリクライニングレバー(リクラレバー)と、リクライニングレバーに対して車両内側でシートクッションの側部に設けられたリクライニングカバー(ヒンジカバー)と、乗員が装着したときにリクラレバーに当接する位置に配置されるシートベルトと、リクラレバーから車両内側に突出した凸部と、ヒンジカバーの車両外側の面に形成された凹部と、を備えている。車両が衝突した際には、リクラレバーに対してシートベルトから荷重が入力されることにより、リクラレバーの凸部がヒンジカバーの凹部に係合し、リクラレバーの回転が規制される。これにより、リクライナのロックが不用意に解除されてしまうことを防止するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6916232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の先行技術では、車両衝突時にシートベルト等からヒンジカバーに入力される荷重によって、リクライナのロックが解除されることについては考慮されていない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両衝突時にシートベルト等からヒンジカバーに入力される荷重によってリクライナのロックが解除されることを防止できる車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、シートクッションの側部に配置され、前記シートクッションとシートバックとの間に設けられたリクライナの軸が貫通した開口を有するヒンジカバーと、前記ヒンジカバーに対してシート幅方向外側に配置され、前記軸回りに回転されることで前記リクライナのロックを解除するリクラレバーと、を備え、前記開口の縁部の一部には、前記縁部の他の部位よりも前記軸側へ張り出し、前記軸に対して近接して対向した対向部が設けられている。
【0007】
第1の態様の車両用シートによれば、シートクッションの側部に配置されたヒンジカバーは、シートクッションとシートバックとの間に設けられたリクライナの軸が貫通した開口を有している。ヒンジカバーに対してシート幅方向外側に配置されたリクラレバーは、リクライナの軸回りに回転されることでリクライナのロックを解除する。上記開口の縁部の一部には、当該縁部の他の部位よりもリクライナの軸側へ張り出し、当該軸に対して近接して対向した対向部が設けられている。この車両用シートでは、車両衝突時にシートベルト等からヒンジカバーに荷重が入力され、ヒンジカバーがリクライナ軸に対して径方向に変位した場合に、上記対向部が上記軸と接触するように構成することができる。この接触によりヒンジカバーの変位を制限することができるので、ヒンジカバーの変位によってリクライナのロックが不用意に解除されることを防止可能となる。
【0008】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様において、前記対向部と前記軸とが互いに面で対向している。
【0009】
第2の態様の車両用シートでは、ヒンジカバーの開口の縁部の一部に設けられた対向部とリクライナの軸とが互いに面で対向している。このため、ヒンジカバーがリクライナの軸に対して径方向に変位した場合、上記対向部と上記軸とを互いに面で接触させることができる。これにより、ヒンジカバーの変位を良好に制限することが可能となる。
【0010】
第3の態様の車両用シートは、第1の態様又は第2の態様において、前記対向部は、前記軸に対して少なくともシート上方側及びシート後方側から対向している。
(【0011】以降は省略されています)

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