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公開番号2024047492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022153145
出願日2022-09-26
発明の名称乗物用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/70 20060101AFI20240329BHJP(車両一般)
要約【課題】より簡単な構成で異音の発生を防ぐことができる乗物用シートを提供する。
【解決手段】乗物用シート10は、挿通孔30が形成された左右一対のサイドフレーム24と、左右一対のサイドフレーム24の挿通孔30に左右のフック部58が各々挿通されて左右一対のサイドフレーム24に支持されたシートスプリング40と、シート表皮に覆われ、左右一対のサイドフレーム24を含むシートバックフレーム16に取り付けられるシートバックパッドと、シートスプリング40におけるスプリング支持部材44に設けられ、シートバックパッドと干渉してシートスプリング40をシート後方側へ押し下げる干渉部60と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
挿通孔が形成された左右一対のサイドフレームと、
該左右一対のサイドフレームの前記挿通孔に左右のフック部が各々挿通されて前記左右一対のサイドフレームに支持されたシートスプリングと、
シート表皮に覆われ、前記左右一対のサイドフレームを含むシートバックフレームに取り付けられるシートバックパッドと、
前記シートスプリングにおけるスプリング支持部材に設けられ、前記シートバックパッドと干渉して前記シートスプリングをシート後方側へ押し下げる干渉部と、
を備えた乗物用シート。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記干渉部は、前記スプリング支持部材に設けられた凸部により構成されている請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項3】
前記シートスプリングは、
前記スプリング支持部材の一部を構成し、シート上下方向に延在して、シート幅方向の両側部に各々配置される左右一対のサイドワイヤと、
該左右一対のサイドワイヤ間に架設され、シート上下方向に所定間隔で配設された複数のメインワイヤと、
シート幅方向の両側部に各々配置され、一端が前記サイドワイヤに接続され、他端に前記フック部が設けられて前記サイドフレームに接続される固定用フックワイヤと、を有し、
前記干渉部が、前記左右一対のサイドワイヤに各々形成されている請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項4】
前記固定用フックワイヤは、シート幅方向の両側部において各々、シート上下方向に複数設けられており、
前記干渉部は、シート下方側の2つの前記固定用フックワイヤの間に設けられている請求項3に記載の乗物用シート。
【請求項5】
前記干渉部は、前記サイドワイヤと一体的に形成されている請求項3に記載の乗物用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
図5に示されるように、従来の乗物用シート100では、骨格を形成するシートフレーム120とシートスプリング140との組付け時に、サイドフレーム124に設けられた挿通孔130に、シートスプリング140の略U形状のフック部158が引っ掛けられている。しかしながら、従来の乗物用シート100においては、挿通孔130にフック部158を挿通させた際に、挿通孔130の内径と、フック部158の外径との間に隙間が生じるため、異径差によるガタが生じてしまう。そのため、例えば乗員がシートに着座した際に、乗員がシートバックにもたれ掛かると、フック部158が動くことにより異音(メタル同士の軋み音)が発生する場合がある。下記特許文献1には、挿通孔130に樹脂製ブッシュを嵌着して、フック部158と挿通孔130の縁部とが直接摺接するのを防止することにより異音の発生を防止した乗物用シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-132447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1においては異音の発生を防止するために、樹脂製ブッシュを使用しており、樹脂製ブッシュは複雑な構造を要するため、生産性の点において改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、より簡単な構成で異音の発生を防ぐことができる乗物用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様の乗物用シートは、挿通孔が形成された左右一対のサイドフレームと、該左右一対のサイドフレームの前記挿通孔に左右のフック部が各々挿通されて前記左右一対のサイドフレームに支持されたシートスプリングと、シート表皮に覆われ、前記左右一対のサイドフレームを含むシートバックフレームに取り付けられるシートバックパッドと、前記シートスプリングにおけるスプリング支持部材に設けられ、前記シートバックパッドと干渉して前記シートスプリングをシート後方側へ押し下げる干渉部と、を備える。
【0007】
本発明の第1の態様の乗物用シートによれば、左右一対のサイドフレームには挿通孔が形成されており、この挿通孔には、シートスプリングの左右のフック部が各々挿通されている。これにより、シートスプリングが左右一対のサイドフレームに支持されている。このシートスプリングのスプリング支持部材には、シートバックパッドと干渉してシートスプリングをシート後方側へ押し下げる干渉部が設けられている。そのため、シートバックフレームにシートバックパッドが取り付けられると、干渉部がシートバックパッドと干渉してシートスプリングがシート後方側へ押し下げられるので、フック部もシート後方側へ押し下げられる。これにより、フック部は常にシート後方側へ押し下げられてテンションが掛かった状態となるため、挿通孔とフック部との間に生じるガタが抑制されて、異音の発生を防ぐことができる。
【0008】
また、干渉部は、複雑な構造でなくてもシートバックパッドと干渉可能な構成であれば良いため、比較的簡単な構成とすることができる。これらにより、本発明の第1の態様の乗物用シートは、より簡単な構成で異音の発生を防ぐことができる。
【0009】
本発明の第2の態様の乗物用シートは、第1の態様において、前記干渉部が、前記スプリング支持部材に設けられた凸部により構成されている。
【0010】
本発明の第2の態様の乗物用シートによれば、干渉部がスプリング支持部材に設けられた凸部により構成されているので、この凸部にシートバックパッドを当接させることにより、スプリング支持部材を含むシートスプリングを押し下げることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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