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公開番号2024056571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163573
出願日2022-10-11
発明の名称車両用シートのエアサスペンション装置及びその製造方法
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/52 20060101AFI20240416BHJP(車両一般)
要約【課題】エアスプリング固定時の作業性を向上させる。
【解決手段】車両用シートのエアサスペンション装置10は、車体の床部に固定される左右のロアレール12と、左右のロアレール12の上方に配置され、シート本体が連結される左右のアッパレール14と、左右のロアレール12と左右のアッパレール14とをそれぞれ連結し、互いに同期して伸縮することにより左右のアッパレール14を昇降させる左右のXリンク16と、左側のXリンク16が有する一方のリンクアーム18と右側のXリンク16が有する一方のリンクアーム18との間に架け渡されたアッパブラケット36と、左右のロアレール12の各下面12Aに締結固定され、各下面12A間に架け渡されたロアブラケット40と、アッパブラケット36に上端が固定され、ロアブラケット40に下端が固定されたエアスプリング54と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体の床部に固定される左右のロアレールと、
前記左右のロアレールの上方に配置され、シート本体が連結される左右のアッパレールと、
前記左右のロアレールと前記左右のアッパレールとをそれぞれ連結し、互いに同期して伸縮することにより前記左右のアッパレールを昇降させる左右のXリンクと、
左側の前記Xリンクが有する一対のリンクアームの一方と右側の前記Xリンクが有する一対のリンクアームの一方との間に架け渡された第1ブラケットと、
前記左右のアッパレールの各上面又は前記左右のロアレールの各下面に締結固定され、前記各上面間又は前記各下面間に架け渡された第2ブラケットと、
前記第1ブラケットに一端が固定され、前記第2ブラケットに他端が固定された空気ばねと、
を備えた車両用シートのエアサスペンション装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記第2ブラケットには、前記左右のアッパレール及び前記左右のロアレールの長手方向を長手とする左右の長孔が形成されており、前記左右の長孔に挿通された左右のボルトを用いて前記第2ブラケットが前記各上面又は前記各下面に締結固定されている請求項1に記載の車両用シートのエアサスペンション装置。
【請求項3】
前記第2ブラケットにおける前記左右の長孔の縁部には、前記長手方向に並んだ目盛りが設けられている請求項2に記載の車両用シートのエアサスペンション装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の車両用シートのエアサスペンション装置の製造方法であって、
前記左右のロアレールと前記左右のアッパレールとが前記左右のXリンクによってそれぞれ連結され、左側の前記Xリンクが有する一対のリンクアームの一方と右側の前記Xリンクが有する一対のリンクアームの一方との間に前記第1ブラケットが架け渡され、前記第1ブラケットに前記空気ばねの一端が固定された状態で、前記左右のアッパレールの各上面又は前記左右のロアレールの各下面に前記第2ブラケットを締結固定し、前記第2ブラケットに前記空気ばねの他端を固定する車両用シートのエアサスペンション装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートのエアサスペンション装置及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示されたシートのサスペンション装置では、一対の内方リンクアーム、外方リンクアームからなる伸縮自在の略X形状のリンクを介して、シートの載置された上枠を下枠に対して昇降可能に取付け、リンクの伸縮に連動した圧縮空気の供給、排気のもとで調整された偏倚力をサスペンション力として付与する空気ばね(エアスプリング)によって、シートを懸架、支持する。一対の内方リンクアームには、エアスプリングが載置、固定される下側のブラケットが一体に設けられている。上枠が有する左右の側壁の下面には、上側のブラケットがボルト締結固定されており、当該上側のブラケットの下面にエアスプリングの上端がボルト締結されている。これにより、エアスプリングの圧縮空気の反発力がサスペンション力としてシートに付与される構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-112171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のサスペンション装置を製造する際には、上枠が有する左右の側壁の下面に上側のブラケットをボルト締結した後、上下のブラケットの間にエアスプリングを挿入し、上下のブラケットにエアスプリングを固定する。エアスプリングは質量が大きいため、上下のブラケットの間にエアスプリングを挿入する際の作業性が悪いという問題がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、エアスプリング固定時の作業性が向上する車両用シートのエアサスペンション装置及びその製造方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートのエアサスペンション装置は、車体の床部に固定される左右のロアレールと、前記左右のロアレールの上方に配置され、シート本体が連結される左右のアッパレールと、前記左右のロアレールと前記左右のアッパレールとをそれぞれ連結し、互いに同期して伸縮することにより前記左右のアッパレールを昇降させる左右のXリンクと、左側の前記Xリンクが有する一対のリンクアームの一方と右側の前記Xリンクが有する一対のリンクアームの一方との間に架け渡された第1ブラケットと、前記左右のアッパレールの各上面又は前記左右のロアレールの各下面に締結固定され、前記各上面間又は前記各下面間に架け渡された第2ブラケットと、前記第1ブラケットに一端が固定され、前記第2ブラケットに他端が固定されたエアスプリングと、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両用シートのエアサスペンション装置では、車体の床部に固定される左右のロアレールの上方に左右のアッパレールが配置され、左右のアッパレールにシート本体が連結される。左右のロアレールと左右のアッパレールとは、左右のXリンクによってそれぞれ連結され、左右のXリンクが互いに同期して伸縮することにより左右のアッパレールがシート本体と一緒に昇降する。左側のXリンクが有する一対のリンクアームの一方と、右側のXリンクが有する一対のリンクアームの一方との間には、第1ブラケットが架け渡されている。左右のアッパレールの各上面又は左右のロアレールの各下面には、第2ブラケットが締結固定され、上記各上面間又は上記各下面間に第2ブラケットが架け渡されている。第1ブラケットには、エアスプリングの一端が固定され、第2ブラケットには、エアスプリングの他端が固定されている。
【0008】
このエアサスペンション装置を製造する際には、第1ブラケットにエアスプリングの一端を固定した後に、第2ブラケットを左右のアッパレールの各上面又は左右のロアレールの各下面に締結固定し、第2ブラケットにエアスプリングの他端を固定すればよい。これにより、前記各ブラケットの間にエアスプリングを挿入する作業が不要になるため、エアスプリング固定時の作業性が向上する。
【0009】
第2の態様の車両用シートのエアサスペンション装置は、第1の態様において、前記第2ブラケットには、前記左右のアッパレール及び前記左右のロアレールの長手方向を長手とする左右の長孔が形成されており、前記左右の長孔に挿通された左右のボルトを用いて前記第2ブラケットが前記各上面又は前記各下面に締結固定されている。
【0010】
第2の態様の車両用シートのエアサスペンション装置では、第2ブラケットに形成された左右の長孔に挿通された左右のボルトを用いて第2ブラケットが左右のアッパレールの各上面又は左右のロアレールの各下面に締結固定されるので、左右のアッパレール又は左右のロアレールに対する第2ブラケットの固定位置を、左右の長孔の長手方向に変更することができる。この変更により、エアスプリングの取付角度すなわちエアスプリングの反力発生方向を調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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