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公開番号2024054701
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022161109
出願日2022-10-05
発明の名称筒状部材の防錆処理方法
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類C23F 11/02 20060101AFI20240410BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約【課題】スタビライザ内部の防錆処理を簡易に施すことができる筒状部材の防錆処理方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る筒状部材の防錆処理方法は、筒状部材の防錆処理方法であって、筒状部材の一端に、該一端を密閉する第1端部を形成する第1端部形成ステップと、飛散抑制材と、該飛散抑制材に覆われた気化性防錆剤と、該気化性防錆剤を保持する保持シートとを有する防錆材を筒状部材内に挿入する防錆材挿入ステップと、防錆材を筒状部材に収容後、筒状部材の第1端部とは反対側の端部に、該端部を密閉する第2端部を形成する第2端部形成ステップと、気化性防錆剤を気化させる防錆剤気化ステップと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状部材の防錆処理方法であって、
前記筒状部材の一端に、該一端を密閉する第1端部を形成する第1端部形成ステップと、
飛散抑制材と、該飛散抑制材に覆われた気化性防錆剤と、該気化性防錆剤を保持する保持シートとを有する防錆材を、筒状部材内に挿入する防錆材挿入ステップと、
前記防錆材を前記筒状部材に収容後、前記筒状部材の前記第1端部とは反対側の端部に、該端部を密閉する第2端部を形成する第2端部形成ステップと、
前記気化性防錆剤を気化させる防錆剤気化ステップと、
を含むことを特徴とする筒状部材の防錆処理方法。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記保持シートは、シート状をなして前記気化性防錆剤および前記飛散抑制材を載置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の筒状部材の防錆処理方法。
【請求項3】
前記保持シートは、袋状をなして前記気化性防錆剤および前記飛散抑制材を包み込んでなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の筒状部材の防錆処理方法。
【請求項4】
前記飛散抑制材は、常温において粘性を有する液体、または固体である、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の筒状部材の防錆処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筒状部材の防錆処理方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
車両等に用いられるスタビライザは、車両に取り付けられて、該車両の姿勢を安定させる。スタビライザは、車両の軽量化のために、中空の筒状部材を変形させたものが知られている。ここで、筒状部材を用いてスタビライザを作製する場合、当該スタビライザの内部に防錆機能をもたせることが求められる。例えば、特許文献1では、スタビライザの内部に気化性粉末防錆剤を封入し、当該気化性防錆剤が気化することによって、スタビライザ内部に防錆膜を形成させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/170787号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、気化性防錆剤は粉末であり、取扱いが難しく、防錆処理が困難な場合があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、筒状部材内部の防錆処理を簡易に施すことができる筒状部材の防錆処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る筒状部材の防錆処理方法は、筒状部材の防錆処理方法であって、前記筒状部材の一端に、該一端を密閉する第1端部を形成する第1端部形成ステップと、飛散抑制材と、該飛散抑制材に覆われた気化性防錆剤と、該気化性防錆剤を保持する保持シートとを有する防錆材を筒状部材内に挿入する防錆材挿入ステップと、前記防錆材を前記筒状部材に収容後、前記筒状部材の前記第1端部とは反対側の端部に、該端部を密閉する第2端部を形成する第2端部形成ステップと、前記気化性防錆剤を気化させる防錆剤気化ステップと、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る筒状部材の防錆処理方法は、上記の発明において、前記保持シートは、シート状をなして前記気化性防錆剤および前記飛散抑制材を載置する、ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る筒状部材の防錆処理方法は、上記の発明において、前記保持シートは、袋状をなして前記気化性防錆剤および前記飛散抑制材を包み込んでなる、ことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る筒状部材の防錆処理方法は、上記の発明において、前記飛散抑制材は、常温において粘性を有する液体、または固体である、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、スタビライザ内部の防錆処理を簡易に施すことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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