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公開番号2024017485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120144
出願日2022-07-28
発明の名称金属洗浄剤
出願人株式会社ベル・トレーディング
代理人個人,個人
主分類C23G 1/19 20060101AFI20240201BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約【課題】常温でも十分な洗浄力を発揮するとともに、安全性が高い水系金属洗浄剤を提供することを目的としている。
【解決手段】D体、L体あるいはラセミ体のリモネンと、HLBが9~16のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテルなどの界面活性剤と、炭素数4以下のモノアルコールと水を含み、水が全体の70重量%~85重量%を占めることを特徴とする。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
リモネンと、界面活性剤と、アルコールと。水を含み、水が全体の70重量%を占めることを特徴とする水系金属洗浄剤。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記界面活性剤のHLBが、9~16である請求項1に記載の水系金属洗浄剤。
【請求項3】
前記アルコールが、炭素数4以下のモノアルコールである請求項1または請求項2に記載の水系金属洗浄剤。
【請求項4】
アルカリ性材料を含む請求項1または請求項2に記載の水系金属洗浄剤。
【請求項5】
アルカリ性材料がトリエタノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムからなる群より選ばれた少なくともいずれか1種である請求項4に記載の水系金属洗浄剤。
【請求項6】
前記界面活性剤とリモネンの配合比が、重量比で、界面活性剤:リモネン=7:0.8~2.0である請求項1または請求項2に記載の水系金属洗浄剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属の冷間加工時や焼き入れ時等に付着する潤滑油や焼き入れ油などの油分や防錆のために塗布される防錆油などを金属材料表面から洗浄除去する場合に用いる水系の金属洗浄剤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
現状使用されている工業用(金属)の水系の金属洗浄剤は主に界面活性剤、アルカリ剤、水で構成されていて、50~70℃程度に加温した状態で使用されるようになっている(たとえば、特許文献1,2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許4824656号公報
特許7073655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の洗浄剤の場合、洗浄力を発揮させるに
は、50~70℃程度に加温しなければならないため、エネルギーコストがかかる上、CO
2
の削減が叫ばれる昨今の情勢では好ましくない。
一方、常温で使用できる洗浄剤としてはシンナー、灯油、ガソリン等があるが、有機溶媒則や危険物にかかるため、使用場所や使用方法が限定され、機械工業用では使用しにくくなっている。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて、常温でも十分な洗浄力を発揮するとともに、安全性が高い水系金属洗浄剤を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明にかかる水系金属洗浄剤は、リリモネンと、界面活性剤と、アルコールと、水を含み、かつ、水の配合割合が全体の70重量%であることを特徴とする水系金属洗浄剤ことを特徴としている。
【0007】
水の配合割合の上限は、洗浄能力が確保できれば、安全性できるだけ多い方が好ましいが、貯蔵スペースを考慮すると水を85重量%以下とすることが好ましい。
また、本発明の水系金属洗浄剤は、洗浄対象などに応じてさらに現場において水でされに希釈して用いられてもよい。
【0008】
本発明において、上記リモネンとしては、D体、L体、ラセミ体のいずれでも構わない。
なお、上記水の配合割合は、水系金属洗浄剤として使用時においての配合割合であって、濃縮原液を作製しておき、この濃縮原液を水で希釈して使用状態の水系金属洗浄剤とすることもできる。
【0009】
本発明において、上記界面活性剤としては、HLBが、9~16の者を用いることが好ましい。
すなわち、HLBが9未満では、洗浄効果が不十分となる恐れがあり、HLBが16を超えると、リモネンがうまく溶けない恐れがある。
また、上記界面活性剤としては、特に限定されないが、たとえば、ノニオン系ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンスチレン化フェニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキレン酸エステルなどのノニオン系界面活性剤が挙げられる。
【0010】
本発明において、上記アルコールとしては、炭素数4以下であるものが好ましく、3以下の物がより好ましい。
すなわち、アルコールの炭素数が大きくなると、リモネンが溶けにくくなる恐れがある。
また、上記アルコールとしては、イソプロピルアルコール、メチルアルコール、エチルアルコール、n-ブチルアルコールが挙げられ、これらが単独で、あるいは、複合して用いられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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