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公開番号2024048201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154105
出願日2022-09-27
発明の名称車両用シート及びばね組立体
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/68 20060101AFI20240401BHJP(車両一般)
要約【課題】クッションパッドをシート下方側から支持するカバーがクッションスプリングと一緒に変形することを防止する。
【解決手段】車両用シート10は、クッションフレーム14のフロントパネル18とリヤフレーム20との間に架け渡され、クッションパッドをシート下方側から弾性的に支持した複数のSばね30と、左右のサイドフレーム16と複数のSばね30との間に配置され、フロントパネル18とリヤフレーム20との間に架け渡された左右の支持部材34と、左右のサイドフレーム16と左右の支持部材34との間に架け渡され、クッションパッドをシート下方側から支持した左右のインナカバー50と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
左右のサイドフレームの前部がフロントフレームによってシート左右方向に連結され、前記左右のサイドフレームの後部がリヤフレームによってシート左右方向に連結されたクッションフレームと、
前記クッションフレームに対してシート上方側から取り付けられたクッションパッドと、
前記フロントフレームと前記リヤフレームとの間に架け渡され、前記クッションパッドをシート下方側から弾性的に支持したクッションスプリングと、
前記左右のサイドフレームの少なくとも一方と前記クッションスプリングとの間に配置され、前記フロントフレームと前記リヤフレームとの間に架け渡された少なくとも一つの支持部材と、
前記少なくとも一方のサイドフレームと前記少なくとも一つの支持部材との間に架け渡され、前記クッションパッドをシート下方側から支持した少なくとも一つのカバーと、
を備えた車両用シート。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記支持部材は、ワイヤによって構成されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記クッションスプリングは、互いにシート左右方向に並び且つ各々がシート前後方向に延在する複数のSばねであり、
前記複数のSばね及び前記少なくとも一つの支持部材におけるシート前方側の端部をシート左右方向に連結した第一連結部と、
前記複数のSばね及び前記少なくとも一つの支持部材におけるシート後方側の端部をシート左右方向に連結した第二連結部と、
を備えた請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
互いに並列方向に並び且つ各々が前記並列方向と直交する延在方向に延在し、シートクッションのクッションスプリングを構成する複数のSばねと、
前記複数のSばねに対して前記並列方向の少なくとも一方側に配置され、前記Sばねよりも撓み難く構成された少なくとも一つの支持部材と、
前記複数のSばね及び前記少なくとも一つの支持部材における前記延在方向の一端部を前記並列方向に連結した第一連結部と、
前記複数のSばね及び前記少なくとも一つの支持部材における前記延在方向の他端部を前記並列方向に連結した第二連結部と、
を備えたばね組立体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シート及びばね組立体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された車両用シートでは、シートクッションの骨格を構成するクッションフレームにクッションパッドが取り付けられている。クッションフレームは、左右のサイドフレームと、左右のサイドフレームの前部をシート左右方向に連結したフロントフレームと、左右のサイドフレームの後部をシート左右方向に連結したリヤフレームとを有している。フロントフレームとリヤフレームとの間には、複数のSばねが架け渡されており、複数のSばねによってクッションパッドがシート下方側から弾性的に支持されている。左右のサイドフレームと複数のSばねとの間には、左右の第2支持部材(カバー)が配置されている。左右のカバーは、シート左右方向外側の端部が左右のサイドフレームに連結されており、シート左右方向内側の端部がSばねに連結されている。これら左右のカバーによってクッションパッドが下方側から支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-183493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の先行技術では、左右のカバーがSばねに連結されているため、車両の運転環境によっては左右のカバーがSばねに追従して変形してしまい、クッションパッドに対するシート左右方向の拘束力が低下する虞がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、クッションパッドをシート下方側から支持するカバーがクッションスプリングと一緒に変形することを防止可能な車両用シート及びばね組立体を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、左右のサイドフレームの前部がフロントフレームによってシート左右方向に連結され、前記左右のサイドフレームの後部がリヤフレームによってシート左右方向に連結されたクッションフレームと、前記クッションフレームに対してシート上方側から取り付けられたクッションパッドと、前記フロントフレームと前記リヤフレームとの間に架け渡され、前記クッションパッドをシート下方側から弾性的に支持したクッションスプリングと、前記左右のサイドフレームの少なくとも一方と前記クッションスプリングとの間に配置され、前記フロントフレームと前記リヤフレームとの間に架け渡された少なくとも一つの支持部材と、前記少なくとも一方のサイドフレームと前記少なくとも一つの支持部材との間に架け渡され、前記クッションパッドをシート下方側から支持した少なくとも一つのカバーと、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両用シートでは、クッションフレームに対してシート上方側から取り付けられたクッションパッドが、クッションフレームのフロントフレームとリヤフレームとの間に架け渡されたクッションスプリングによって、シート下方側から弾性的に支持されている。左右のサイドフレームの少なくとも一方とクッションスプリングとの間には、少なくとも一つの支持部材が配置されている。少なくとも一つの支持部材は、フロントフレームとリヤフレームとの間に架け渡されている。そして、少なくとも一方のサイドフレームと少なくとも一つの支持部材との間には、少なくとも一つのカバーが架け渡されており、当該カバーによってクッションパッドがシート下方側から支持されている。この態様では、カバーがクッションスプリングに連結された構成ではないため、カバーがクッションスプリングに追従して変形することを防止できる。
【0008】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様において、前記支持部材は、ワイヤによって構成されている。
【0009】
第2の態様の車両用シートでは、クッションフレームのフロントフレームとリヤフレームとの間に架け渡された支持部材が、ワイヤによって構成されているため、支持部材の構成を簡素化することができる。
【0010】
第3の態様の車両用シートは、第1の態様又は第2の態様において、前記クッションスプリングは、互いにシート左右方向に並び且つ各々がシート前後方向に延在する複数のSばねであり、前記複数のSばね及び前記少なくとも一つの支持部材におけるシート前方側の端部をシート左右方向に連結した第一連結部と、前記複数のSばね及び前記少なくとも一つの支持部材におけるシート後方側の端部をシート左右方向に連結した第二連結部と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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