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公開番号2024050801
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2024015734,2020037176
出願日2024-02-05,2020-03-04
発明の名称駐車装置
出願人日本発條株式会社,株式会社ニッパツパーキングシステムズ
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類E04H 6/18 20060101AFI20240403BHJP(建築物)
要約【課題】パレットが予期しないタイミングで落下することを防止する駐車装置を提供する。
【解決手段】駐車装置は、電力が供給されるときに、駆動電流を出力するインバータと、駆動電流によって、対象物を上下方向又は横方向に移動させるモータと、電力が遮断されているときに、対象物の移動を制限するブレーキと、インバータの内部に設けられた駆動電流の出力値を検知する第1検知部と、第1検知部によって検知された駆動電流の出力値に基づいて、インバータ及びブレーキへの電力の供給を遮断する信号を出力する制御部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
駆動電流の周波数を変換する周波数変換回路を有し、電力が供給されるときに、前記周波数に応じた駆動電流を出力するインバータと、
前記駆動電流によって、対象物を上下方向又は横方向に移動させるモータと、
電力が遮断されているときに、前記対象物の移動を制限するブレーキと、
前記インバータの内部に設けられ、電力が供給されるときに、前記駆動電流の出力値に応じた第1信号を出力する第1検知部と、
第2信号を受信しているときに導通状態となり前記ブレーキへ電力を供給し、前記第2信号を受信していないときに非導通状態となり前記ブレーキへの電力の供給を停止するブレーキ解除リレーと、
前記第1検知部から出力された前記第1信号に基づいて、前記第2信号を出力するかしないかを制御する制御部と、
導通状態のときに前記周波数変換回路及び前記第1検知部へ電力を供給し、非導通状態のときに前記周波数変換回路及び前記第1検知部への電力の供給を遮断する電源遮断部と、を有し、
前記第2信号は、前記ブレーキ解除リレーを導通状態とする信号であり、
前記第1検知部は、前記駆動電流を測定する第1測定部と、前記駆動電流が所定の出力値かどうかを判定する第1判定部と、を有し、
前記第1判定部は、前記第1測定部によって測定された前記駆動電流の所定の出力値に基づいて、前記制御部に異常信号を出力し、
前記制御部は前記異常信号を受信すると、前記電源遮断部を非導通状態とし、
前記第1検知部への電力の供給が遮断されることにより、前記第1検知部が前記第1信号を出力しなくなると、前記制御部は前記第2信号の出力を停止する、駐車装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記第1測定部は、前記インバータから出力される電圧値又は温度を測定し、
前記第1判定部は、前記第1測定部によって測定された前記電圧値又は前記温度に基づいて、前記制御部に前記異常信号を出力する、請求項1に記載の駐車装置。
【請求項3】
前記第1測定部は、測定した前記駆動電流を前記制御部に送信し、
前記制御部は、前記第1検知部によって検知された前記駆動電流の出力値に基づいて、前記第2信号を出力する、請求項1に記載の駐車装置。
【請求項4】
前記第1測定部は、前記インバータから出力される電圧値又は温度を測定し、
前記制御部は、前記第1検知部によって検知された前記電圧値又は前記温度に基づいて、前記第2信号を出力する、請求項3に記載の駐車装置。
【請求項5】
前記インバータと前記モータとの間に流れる前記駆動電流の出力値を検知する第2検知部をさらに有し、
前記制御部は、前記第1検知部又は前記第2検知部によって検知された前記駆動電流の出力値に基づいて、前記第2信号を出力する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の駐車装置。
【請求項6】
前記第2検知部は、前記駆動電流を測定する第2測定部と、前記駆動電流が所定の出力値かどうかを判定する第2判定部と、を有し、
前記第2判定部は、前記第2測定部によって測定された前記駆動電流の所定の出力値に基づいて、前記制御部に異常信号を出力する、請求項5に記載の駐車装置。
【請求項7】
前記第2測定部は、前記インバータから出力される電圧値又は温度を測定し、
前記第2判定部は、前記第2測定部によって測定された前記電圧値又は前記温度に基づいて、前記制御部に前記異常信号を出力する、請求項6に記載の駐車装置。
【請求項8】
前記第2検知部は、前記駆動電流を測定する第2測定部を有し、
前記第2測定部は、測定した前記駆動電流を前記制御部に送信し、
前記制御部は、前記第2検知部によって検知された前記駆動電流の出力値に基づいて、前記第2信号を出力する、請求項5に記載の駐車装置。
【請求項9】
前記第2測定部は、前記インバータから出力される電圧値又は温度を測定し、
前記制御部は、前記第2検知部によって検知された前記電圧値又は前記温度に基づいて、前記第2信号を出力する、請求項8に記載の駐車装置。
【請求項10】
駆動電流の周波数を変換する周波数変換回路を有し、電力が供給されるときに、前記周波数に応じた駆動電流を出力するインバータと、
前記駆動電流によって、対象物を上下方向又は横方向に移動させるモータと、
電力が遮断されているときに、前記対象物の移動を制限するブレーキと、
電力が供給されるときに、前記インバータと前記モータとの間に流れる前記駆動電流の出力値に応じた第1信号を出力する検知部と、
第2信号を受信しているときに導通状態となり前記ブレーキへ電力を供給し、前記第2信号を受信していないときに非導通状態となり前記ブレーキへの電力の供給を停止するブレーキ解除リレーと、
前記検知部から出力された前記第1信号に基づいて、前記第2信号を出力するかしないかを制御する制御部と、
導通状態のときに前記周波数変換回路及び前記ブレーキへ電力を供給し、非導通状態のときに前記周波数変換回路及び前記ブレーキへの電力の供給を遮断する電源遮断部と、を有し、
前記第2信号は、前記ブレーキ解除リレーを導通状態とする信号であり、
前記検知部は、前記駆動電流を測定する測定部と、前記駆動電流が所定の出力値かどうかを判定する判定部と、を有し、
前記判定部は、前記測定部によって測定された前記駆動電流の所定の出力値に基づいて、前記制御部に異常信号を出力し、
前記制御部は前記異常信号を受信すると、前記電源遮断部を非導通状態とし、
前記周波数変換回路への電力の供給が遮断されることにより、前記検知部が前記第1信号を出力しなくなると、前記制御部は前記第2信号の出力を停止する、駐車装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両などの車両を駐車するための駐車装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【0002】
駐車装置、特に、立体的に車両を駐車する多段式駐車装置には、自動車を載置するパレットと、パレットを昇降させる搬送装置を有している。搬送装置は、ローラ、ローラチェーン、ローラを駆動するためのモータ、モータが停止したときにパレットが自重で落下することを防止する保持用ブレーキを備えている。パレットを上昇させる場合には、インバータによってモータの回転速度を変化させている。
【0003】
インバータは、商用電源を用いて、モータを駆動する駆動電圧の周波数を変化させ、周波数に応じた出力電流をモータに出力する。その際、インバータは、始動電流を抑えるように低周波数から出力し始めるので、モータの発生トルクは一般的に小さい。そのため、パレットを上昇させるための定格トルクが発生するまでは、保持用ブレーキを締めている。特許文献1には、パレットを上昇させる昇降機電動機の上昇開始時に、インバータから出力される周波数が負荷トルク以上の回転トルクを発生させる設定値に上昇した際に、保持用ブレーキを開放する駐車装置が開示されている。インバータから出力される周波数が定格トルクを超える周波数に到達すると、保持用ブレーキが開放されるのでパレットが上昇する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-075666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、インバータの出力端子に異常が生じた場合、インバータの出力周波数に応じた電流を出力することができないことがある。この場合、インバータは、定格トルクを超える出力周波数に達しても、周波数に応じた電流を出力することができない。そのため、インバータの出力周波数が上昇して、ブレーキが開放されていても、定格トルクを超えていないという状態が生じ、パレットが自然落下してしまう虞がある。
【0006】
上記問題に鑑み、本発明の一実施形態では、パレットが予期しないタイミングで落下することを防止する駐車装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る駐車装置は、電力が供給されるときに、駆動電流を出力するインバータと、駆動電流によって、対象物を上下方向又は横方向に移動させるモータと、電力が遮断されているときに、対象物の移動を制限するブレーキと、インバータの内部に設けられた駆動電流の出力値を検知する第1検知部と、第1検知部によって検知された駆動電流の出力値に基づいて、インバータ及びブレーキへの電力の供給を遮断する信号を出力する制御部と、を有する。
【0008】
上記構成において、第1検知部は、駆動電流を測定する第1測定部と、駆動電流が所定の出力値かどうかを判定する第1判定部と、を有し、第1判定部は、第1測定部によって測定された駆動電流の所定の出力値に基づいて、制御部に異常信号を出力する。
【0009】
上記構成において、第1測定部は、インバータから出力される電圧値又は温度を測定し
、第1判定部は、第1測定部によって測定された電圧値又は温度に基づいて、制御部に異常信号を出力する。
【0010】
上記構成において、第1検知部は、駆動電流を測定する第1測定部を有し、第1測定部は、測定した駆動電流を制御部に送信し、制御部は、第1検知部によって検知された駆動電流の出力値に基づいて、インバータ及びブレーキへの電力の供給を遮断する信号を出力する。
(【0011】以降は省略されています)

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